新人プログラマの備忘録1_Angularについて2
このコラムでは自分が日々学んできたプログラミング言語や開発のエッセンスをまとめて共有していくことをテーマに発信していきます。
今回は仕事の中でAngularに関する学びがありましたので、いくつか記事をまたぎながらまとめていきます。
今回も引き続きAngularの紹介をしていきます。
Angularの特徴
1.コンポーネント指向
フロントサイドのフレームワークであるAngularの特徴の一つは、画面をコンポーネントという単位ごとに区切り、機能ごとの切り分けを行っている点です。
表示部である「View」、内部の動作を受け持つ「Logic」、コンポーネントの構成を管理する「メタ情報」から構成されており、見やすく管理しやすいコーディング作成を可能にしています。
きちんと切り分けることで、デザイナーとプログラマの作業領域を明確に分けてより高度な分業が可能になるため重要な特徴です。
2.SPA(シングルページアプリケーション)
Webアプリケーションの形式の一つで、1つのWebページで1つのアプリを構築してしまおうというものです。
なぜ1つのページでアプリケーションを作るのが良いのかというと、ユーザーが操作する度に画面の全体を読み込みなおす時間のロスを省いたり、開発時に同じページの部品を再利用できるため、作業量を抑えたり見やすいすっきりしたコードにまとめたりすることで全体の開発工数を節約できることができるメリットがあるためです。
ちなみに、コンポーネント指向によりデータとUIを切り分ける設計思想がこれを可能にしています。
SPAはほかにもReact、Vue.jsのような人気Javascriptフレームワークにも採用されており、覚えておけばいろんな開発現場で役に立つことでしょう。
以上のようにモダンで大規模開発向けの特徴を多く持つAngularですが、これを学ぶ際、ReactやVue.jsのような得意分野が近いフレームワークも選択肢に出てくるかと思います。
これらの中であえてAngularを選ぶメリットとはどのようなことがあげられるでしょうか。Angularを学んだ際の報酬やその後のキャリアなどを踏まえて、次回この観点で書いていこうと思います。