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アニメ『プリティーリズム・オーロラドリーム』全話感想

プリティシリーズは第4作『プリパラ』(2期まで)と第3作『プリティーリズム・レインボーライブ』、あと派生作『キンプリ』映画しか観たことがありませんでしたが、このたび、ニコ生で第1作『プリティーリズム・オーロラドリーム』(2011)の一挙放送があり、この機を逃すわけにはいかないと視聴しました。

といっても一挙放送をリアタイはできなかったのでタイムシフト(録画)視聴していたのですが、公開期限の関係で、第3クールの途中までしか一挙放送では観れませんでした。

続きはいつも通り、dアニメストア ニコニコ支店で視聴しました。





第1クール

24/3/17-18(月)
ニコ生一挙放送のタイムシフト視聴

1~5話
ダンスシーンの3DCGがMMDみたいで時代を感じる
先輩男子アイドル3人衆とのがっつりヘテロ関係やるんだ…… RLと同じで。ただしRLほど男子キャラが個性豊かではない。
JUNさんとかいう男の言動おもしろすぎる
ファッション・ダンス・音楽の3本柱でメインの信号機が構成されているらしい
小学生かと思ったら中2なのか
顔芸やデフォルメ・ギャグ描写が振り切っている。
2人目の「りずむ」ちゃんって、プリティリズムシリーズなのにすごい重要な名前つけてるな……

6話 プリズムの輝きはいつもここに
神回!
親世代の因縁(三者関係)判明&パパ公認の家族ぐるみの寝取られ不倫デートおもしろすぎる
昔はスレンダーだったあいらのママがいま丸くなってるのも良い
CV前島亜美のモブ幼女……
母が失踪したりずむの境遇と心境にめっちゃ泣けるけど、全体的に、性差別的な母性信仰が根底にあることもまた事実。女性は子供を生んだらひとりの女性・人間としてではなく「母」としての役目を背負わされてしまう。男性、「父」とは明らかに非対称。

7話 あいりず喧嘩回
3人目(みおん)きっかけでりずむが嫉妬して喧嘩するのがいい。やっぱり三角関係なんだよな~~~

8話 りずむ補習ギャグ回
振り切ったコメディめっちゃ面白かった。ずっとこういう回でいいよ

9話 濃厚りずむ×ヒビキ回
ド直球の少女マンガ的ラブコメ描写にキュンキュンしちゃう
照れてるりずむちゃんかわいい

10話 あいら×ショウ回
無限ハグここで初登場か!!!!!
あいらはファッションの天才キャラなんだな。それに嫉妬して理不尽な八つ当たりをするショウさん…… DV常習男の片鱗
あいらがショウのくれたTシャツにしたプリティリメイクが「添削」と言われててワロタ 追い打ちw
しれっと初だししたあいらソロの新曲良かった

11話 ティアラカップ予選回
社長バツ1なのか こういうアニメで離婚設定を入れてくるのすごいな
女性(女子)にとってウェディングドレスとは何か、というセンシティブな話題を扱っていた
まだ脅威となる敵キャラがいないのでふたりの独壇場となっている みおんが参戦するのは2クール目からか……

12話 ティアラカップ決勝回
3回もプリズムショーがある豪華回だった
あいらが自分のストーンも盗まれてるのを隠してりずむに譲るのめっちゃ健気で泣けたし、そのあとでりずむがあいらのことを思ってビンタするのも良い
りずむのダンス振り付けけっこう本格的で良かった さすがダンス系統キャラ
あいらの天才強者オーラを演出するのがいつも上手い 私服で優勝しちゃうのは周りの凡才泣かせだけど。
やっとみおん様出てきた!!! いい引き


13話 そなた過去回想回
りずむの母であり社長のライバルだったそなたの在りし日の話…… べあち健気で好き 「こころ」を失くしてしまうオーロラライジング怖すぎワロタ。プリズムショー法的に規制すべきだろこんなん

女性が結婚して子供をつくって「母」として家庭を優先するか、それまでやっていた仕事を優先するか、というかなり踏み込んだ主題を扱っている。そなたのスタイリストをしていたあいらの母は結婚と同時に「引退」してケーキ屋の夫のもとへ……と対比になっている。プリズムスターって要はアイドルなので、アイドルが世間に隠して結婚妊娠出産していたのが発覚して……という後の『推しの子』のようなことを女児アニメでやっている。やはり悪いのは……生殖主義!!! しれっと授かりものとして妊娠出産を描いてるけど、ちゃんと家族計画はしましょう。生まれてから仕事との両立に関して夫婦で揉めるんじゃなくて。(まぁ実際はいろいろ難しいんだろうけど)

親世代でこれだけ結婚や家庭の諸々を描いたうえで、本編で子供世代の現役のヘテロ恋愛ドラマをガッツリやるのはなかなかすごい勇気だな…… そういやRLでも主人公たちと男子キャラとの恋愛要素あったけど、プリパラではほとんど無くなっていた。時代の流れ? プリパラ以降のプリティシリーズでもヘテロ恋愛要素は後景化したままなのかな。

第1クールおわり。ここまでで80点くらいの面白さはある(アニスケ基準)。
みおん様が好みそうなのでここからが楽しみ。あとは男子勢(Callings)とのヘテロ恋愛要素


第2クール

3/20(水)
14話 みおん加入回
高飛車でキツめだけどプロ意識はガチなみおん様  それを否定的に描かずに、あいらやりずむの成長に繋げるのが良いね
にしてもバトポンとかいう商品なんなんだ 販促……
実写パートでは子役たちがダンスレッスンに励むらしい。がっつりストリートダンスの5ジャンルを出してきてびびった

15話 作詞ボイトレ回
みおん様のキャラ立ってるな~ 作詞センスが乙女という秋山澪のような設定に、ただひとりジュンのレトリカルな口調を理解できる設定まで! ジュンには弱いようだし、どういう因縁があるのか
バトポンAGEの展開が続くの苦笑いしちゃう
コーリングスのうち茶髪のワタルだけお相手がいなくて余ってるのワロタ みおん様はワタルとじゃなくてジュンとなのかな。
子役3人ダンスうまくて草 今回はヒップホップ。実写パートまで必見になってしまった……

16話 みおんねこち回
みおん様、古典的なツンデレお嬢様キャラでいい…… 
バトポンに続いて謎の腕時計グッズをも推しまくっている。通販番組か?
実写パートはジャズダンス。これポップもやるってことか。楽しみ~~♪

17話 ケーキ作り回
これまでほぼいいとこなしだったあいらパパがここにきて本職のケーキ作りで風格を見せつけるの良い みおん様もプロには敬意を払う。そして幸せな家族の肖像に…… 
ポッピングだ!!! お~メインジャンルではないだろうにけっこう頑張ってる! このお三方への好感度up↑です

18話 夏祭りトリプルデート回
あ、けっきょくみおん様ワタルと組むんだ 徹底したヘテロロマンティック規範
みおん様のショートパンツ私服よすぎる 出店巡りをひとりで思いきり楽しんでるのも好き
ED曲を本編のプリズムショーでも使うんだ。
ハウスのステップ難しいのにすげ~

19話 デュオ選抜デート回
曇らされ担当のりずむちゃん。りずむに譲りたがっていたあいらを敢えて選んだみおん様の真意とは
「みおんかえる」が定型化してきている。一人称が「みおん」のみおん様ほんとかわいい
デートシーンのコメディキレッキレだった。「ジュリエット!」「田中様!」「アニマル柄の動物」
ロックでダンス5ジャンルは終わった。

20話 関西コンビ登場回
やっぱりみおん様ふたりに譲ったか。しかし本選で負けそうなフラグがすごい みおん様はふたりのプロデューサー的な立ち位置で勝負を挑んでいる。ジュンに対して?

21話 敗北回
デュオ大会だけどまぎれもなく「3人」で負けて、3人の絆がいっとう深まる。やっぱり挫折回はいいなぁ~~~
これでみおんがあいら・りずむと本当の仲間になった。お互いを思いやり過ぎて馴れ合ってしまい、高みを目指すことが疎かになっていた。たほうライバルデュオは本気でぶつかり合いながらショーを作り上げた。プリキュアパロだったけど。
せれのんの曲よかった せれなの衣装きわどすぎる
ジュンさんのまったく頭に入ってこない名言くそワロタ 最高
「低い!」ってこれが元ネタか~~

22話 あいりず誕生日回
いい回だった。ブエノスアイレス生まれのみおん様。南半球だからふたりと半年ずれてスケート座の祝福を受けていたと。
ワタルがいい奴すぎる  ツンデレの「デレ」苦手だと思ってたけどみおん様はふつうに好きだったわ
あいらの「みおん」呼び最高!!! 
MARs結成か~~

23話 芸能界デビューTVバラエティ回
プリズムスターは芸能人じゃないんだ…… 
あいらパパがヤバすぎる 振り切ったコメディ
あいらMARsだと白なのね

24話 修学旅行京都漫才回
嵐山・渡月橋だ! ちょうど数日前に行ったので嬉しくなっちゃった
MARsトリオ漫才おもしろすぎる 京都なのに祇園花月じゃなくてNGKっぽかったな
ヒビキとかのんは兄妹。しってた
てかやっぱりみおん様は中3で1年歳上だったのね。制服の色ちがうもんね

25話 お泊り&重要回
動物着ぐるみでシリアスな話させるの好きだわ~~ 異化というより、そのほうが自然なんだよな。お泊り会で打ち解けたときに大事な話をするっていうのは。
りずむ、失踪した親を追って大技成功を目指すという、少年マンガだったら完全に主人公ポジションなんだけど2番目というのが良い。漫画版やゲーム版では主人公らしいけど……まぁそのほうが話を作りやすいのは確か。
「記憶をなくした人もいるのよ!」ここかぁ~~~
この3人の関係がどんどん尊くなっている。

26話 総集編回
なかなか変わった形式の総集編だ。オーディオコメンタリー……でもなくて、総集編映像を流しながら裏側でキャラが(巨大餃子を作りながら)雑談をしている、ドラマCDみたいなかんじ。
みおん様はワタルとペアになるのか、ジュンなのかどっちだ。
社長のお見合いを邪魔するジュンさん、どういうつもりなんだ……
実写パートが拡大版だった。見覚えのない講師の人とかの回想流れてて草 実写パートもカットしてたのね。


2クール目おわり!
とにかくみおん様がかわいかった そしてMARs 3人の仲が深まっていくさまに感動する
あいらの存在感がちょっと薄かったかな。りずむは母・オーロラライジング関連で常に重要だし。
コーリングス3名とのヘテロカップリングも順調にできてきたが、1クール目のショウのように、彼らの葛藤や成長はあまり見られなかった(ふつうに女子に優しい良い先輩アイドルってかんじ)



第3クール

3/21(木)
27話 水着ロケ回
サイパンでの無人島サバイバル&イルカ探しロケ
以前のTVデビュー回と同じ伊福部さん脚本でトンチキな回だった……
このためだけにイルカのCGプリズムジャンプ演出作ったの凄い!
EDが遂に実写ではなくアニメ絵で完全勝利した

28話 秋葉原カレー屋ロケ回
頑固一徹おじさんかとおもったらみおん様のプリズムショーでころっと落ちてて草

3/22(金)
29話 トリオでジャンプ!Hip Hop Win!
みおりず喧嘩回
アメリカでのみおんの友達ゆりさんめっちゃええ人や……
みおんとりずむの喧嘩を仲裁しようとするあいら良いポジションだ。
ストリートバスケ、あいらまでダンクしてて草 運動音痴だったのでは?
新曲のダンス振り付け良かった。

3/23(土)
30話 ハロウィントリプルデート回
男連中とのデート回に外れなし! 今回は特にみおんとワタルのカップルがメインだった。ジュンさんとの三角関係になるかと思いきや、今話でそれをほぼ断ってきた。ジュンさんはやっぱり社長が本命なのかな
みおん様がとにかく可愛すぎる デフォルメ顔が豊富で最高
みおんだけでなくショウまで暗いところ苦手であいらの後ろに隠れてたのほんとおもろい。あいらちゃんがいちばん器大きい
あと、ここきにてOPが新しくなった! EDの切り替えと数話ズレていたのはなぜだろう
6人目の女子キャラがOP映像に登場している。ラスボスっぽい

31話 ふれあデザイナー回
そういえばあいらはほんらい母親譲りのスタイリスト・デザイナー気質のファッションガチ勢であり、ダンスやショー、芸能活動などのプリズムスターとしての仕事は、自分がいちばん好きでやりたいことではないんだった。仕事疲れからか、服の声も聞こえなくなり鬱の前兆のような状態に。いちおう今話のふれあのデザインコーデでスランプを脱却したようだけれど、ダンスシーンのモーションがひとりだけ僅かに遅れていたり(コメントより)、今後に響きそうな不穏さが…… デレアニの島村卯月みたくなってしまうんだろうか。そういうあいらちゃんもちょっと見てみたいけど。

3/24(日)
32話 せれのん浅草漫才回
せれのんの3人目はお婆さんだったか……

3/25(月)
33話 うるえる誕生日回
あいらお姉ちゃま、毎回闇落ちの3歩手前くらいで踏みとどまっている印象
うるえるかわいすぎ 弟回もほしいな
くりすかなめさん初登場 言語センスが面白そう

34話 あいらショウ回
マーズ武道館ライブとか売れたなぁ……過労がやばそう
ヘテロ恋愛によって女の子は光輝く(物理)という古典的な少女マンガのライン
片手袋の新作コーデすき
ショウはコーリングスである限り恋愛する気はない、と一線を引いている

3/27(水)
35話 武道館ライブ回
プリズムショーとアイドル芸能活動の両立っていうけど、舞台上のパフォーマンスは同じプリズムショーなんだよね? 武道館ライブのためのレッスン風景からも、ほぼ同じことをやっているから両立もなにもないんじゃ……なにを心配したりせれかのから忠告されたりしてるんだ?と腑に落ちなかった。あいら、今回も闇落ちせず! かなめちゃんさんがシリアス要素をもっていそう


ちょっと閑話

プリキュアとの比較

せれのんのプリキュアパロディが露骨なように、プリティシリーズ第1作の本作(シリーズ化をどこまで考えていたのかも分からない)は、雑にいえばプリキュアみたいな感じで成功しよう、という魂胆が透けて見える。ゆえに良くも悪くもストレートに女児アニメっぽいというか保守的というか。ふたりはプリキュアのほうが革新的だと思う。
2011年当時の女児アニメ界隈やアーケード界隈の事情は? プリキュアのほうの事情・歴史は?

RLやプリパラとの比較

観たプリティシリーズでいうと、AD→RL→プリパラという流れにしたがって、次第にリベラルというか革新的になってきているのがわかる。

・古典恋愛少女漫画的ヘテロ二者関係のAD
→昼ドラ的ヘテロ三者関係のRL
→男子プリズムスターや男装キャラ、百合、BL(男子枠初のCGダンス実装からのキンプリ派生)、アンドロイド、主人公が赤ピンク系統ではなく紫(らぁら)、その他いろいろと破天荒なプリパラ……

ADを35話くらいまで見た今のところ、好きな順は
RL > AD > プリパラ
である。
性癖どストレートの昼ドラ三角関係なRLは置いといて、ADとプリパラを比べると、客観的に考えて、革新的で偉大なのは圧倒的にプリパラなんだけど、自分はそれよりもコテコテのADが好きなのでいかに保守的な人間かを感じる。。

女児アニメとして、あるいは現代アニメとして型破りかつ革新的で最前線のことをやっていたんだなぁプリパラは……と、プリティシリーズの原点であるADを観ることで遡及的にしみじみ思えてくる。かといって、自分のなかでプリパラの評価が上がるかといえば、好みとしてはそうではないんだけど……。別の言い方をすれば、ADでいったん保守的で王道な女児アニメをいったんやり切ったからこそ、後継作でその枠をズラして壊していくことができたのかもしれない。序破急

原点を辿ることで、"プリティシリーズ" としての歩み、試行錯誤と偉大さを感じられる。

ニコ生一挙で観ると

AD放送当時には存在しなかった、RLやプリパラ関連のキャラや定型句コメントが大量に流れてくる。べるママ構文とかわかな構文とか……。それがおもしろい。

あと、ニコ生アニメ一挙って、ほんとにテンプレコメが大部分を占めていて、記号的な戯れを地で行っているというか、これぞ動物化したオタク!って感じがして趣深い。じっくり見て感動したりしてる層はコメントしないから、可視化/不可視化の次元の話でもあるんだけど。どんなに固有の内容を持ったアニメでも、脇が映れば「わき」コメントが大量に並ぶし、ローアングルなら「みえ」、花火が上がったら「グラスリップ(最強)」……。
こういうテンプレ文化わりと好きなんだけど(ニコ動、ニコ生一挙が好きなので)、比較的最近できた、母親キャラ/中年女性キャラが映ったときの「まだ産める」はマジで厳しいのでやめてほしい。ただ、まぁそれを言うならこういう文化まるごと反対/禁止するほうが理に適ってはいるんだよな……。

閑話休題


3/28(木)
36話 かなめ覚醒回
だいぶメインストーリーが動いた ロシアのサーカス所属のかなめの「マーマ」は神崎そなた? オーロラライジングを飛んで消えたあと、ロシアでサーカス団員として暮らしていて、そこでかなめを子供として引き取ったのかマジで産んだのか……
天才ラスボスポジション、ロングツインテがち(ファルル)

あいら、ものすごい長尺のいい台詞を語ったあとに、ライバルであるかなめに手の内を曝け出してコピーされてしまったのがショックでどん底へ…… 主人公の鬱展開があるとは思っていたけど、こういう形なのはなんか悪い方に予想外だな。
母親関連でいったらあいらよりもりずむとかなめが絡むべきなのに、主人公属性がズレていることで、今回ようやくりずむと初対面(則、顔舐め)してたし。

あいらの語りは、「最近、じぶんの《夢》が変わってきた」と、夢の具体的な内容というよりも、ひとつメタな次元の、「夢とは何か」という夢観がこれまでのプリズムスター経験で変容してきたことをアツくまっすぐに話していてふつうに良かった。とても教育的。


37話 クリスタルハイヒールカップ回
「プリズムジャンプは心の飛躍」ってここが元ネタなのか。前にも言ってたっけ
落ち込むあいらへのみおん様の励ましの言葉いい~ ほんと丸くなったなぁ…… 孤高のお嬢様キャラが馴れ合い主人公勢に取り込まれる展開、嫌いなこともままある(ニジガク2期etc.)けれど、みおん様はめっちゃ感動するんだよな。退行ではなく成長だと確信できるからか。

「MARSは三角形じゃない。まんまるの輪よ」

"三角関係" 好きには刺さる名言ですわ・・・

俯瞰ショットからの鏡を使ったみおん一人称ショット(自分含め三人を映す)もすばらしい

社長の「私とそなたにも、もうひとりライバルがいてくれたら……あんな関係になれていたのかしら」も個人的にクリティカル。二者関係ではなく三者関係(輪)を志向する者たちの物語

うお~~~こういう展開か…… まさかMARSが優勝するとは。。
かなめの初公式プリズムショーなのにせれのんの既存曲なところは残念 まぁ真の目的がオーロラライジングのための踏み台(せれのんも、この大会自体も)だということから理にかなってはいるか……?

かなめ&せれのんの演技と、りずむ-社長の対話をまさかの同時並行で進める演出。全体的に、これまでの予定調和が通用しなくなって、まさに「時は来たれり」だ。ここからがこのアニメの本番なのか。社長が裏の主人公ではあるのか。りずむ(そなた)をライバルポジションとしたときのあいらに相当する主人公。

ちなみに、りずむがそなたの娘であることを社長がまだ知らない(あいら達は知っているのに)、というのが視聴者側の記憶にあまり残っておらず、えぇ……今さらテディベアで気付いたの……?と、うまく乗れなかったのは明らかに脚本の失敗だろう。「社長はまだ知らない」ってのを印象付ける描写・展開をもっと練って用意しておくべきだった。せっかく本筋が面白くなろうとしているのに、そのかかり出しで微妙に躓いていた。
あ、そういえばジュンさんが社長を「ねえさん」と呼んでいたけど、姉弟なの!? 

かなめがショーで側転して両手を着いたときに、ここぞとばかりに「ブレード以外が接地している!」コメが流れてきて笑った
改めてキンプリおもろすぎる


38話 クリスマス回
前回のことが(あんまり)なかったかのように平然と季節イベント回をやるところが年クール子供向けアニメって感じで趣深いですよね。かなめの存在はどこへ。
とはいえMARS3人でのショーよりもソロに注力する方針転換とか、いろいろと季節の変わり目ではあるようだ。
プリズムジャンプで天候さえも変える。地味にカヅキ先輩のスタジアム創造よりも凄いかもしれん。
回想の幼稚園児あいらくっそかわいい(パパの姫コーデ) と同時に、パパの溺愛=家業のケーキ屋=《父権》からの脱却、を出発点とした物語であることが改めて印象付いた。

単話使い切りゲストキャラのカイトくんの祖父母で沖縄要素。北海道出身のお婆ちゃんが沖縄のお爺ちゃんのもとへ嫁ぐ。雪が降らない地域の代表格としての沖縄。本編で「雪」がプリズムの最初の純粋な輝きのメタファーとして描かれているのを考えると沖縄に対して酷い気がしなくもない・・・か?

 

3/30(土)
39話 第3クール総集編回
こんどはテレビの新春特番という体での総集編。ふたりのアナウンサー役は本業のひとっぽい。紺野あさ美さん、元モー娘。なんだ~

3クール目おわり!!!
第3クールは、第4クールのための準備というか溜めの時期だった印象。そのため第2クールほどの面白さはないが、そのぶんせれのん回やギャグ回などバラエティに富み色々と自由にやってもいた。ラストクールに期待が高まる


第4クール

4/8(月)
40話 現プリズムクイーンvsみおん回
みおんいったん退場!? 最後の方で帰国するのか
あっさり現プリズムクイーンが負けて引退してしまった。結婚を機に。ウェディングコーデといい、こういうところかなり保守的~
オーロラライジングを飛ばないとクイーンになれない、と社長が言い出して、オーロラライジングにも危険なもの安全なもの?色々あるらしい。ようわからん りずむは母と同じくKに弟子入りか。
あいらは主人公としてどう関わって決着をつけるのだろうか……

4/9(火)
41話 K-社長-そなた因縁判明回
Kはあせちきょうこ社長とジュンさんの母だった。(異父姉弟)
母親(K)に「あなたはオーロラライジングを飛べない」と言われたのを見返すために、社長はライバルのそなたを誘導?してオーロラライジングを飛ばせるも、自分は飛べずに引退。自分のせいでそなた(の家族)を壊してしまったことを後悔する社長。そして、かなめに完全なオーロラライジングを飛ばせようとしているそなたと対抗するために、社長はあいらに泣きつく。

「わたしのために、プリズムクイーンカップで、オーロラライジングを飛んでほしいの……」

ここであいらが話に関わってくるのか~~ 一応母がそなたのスタイリストという繫がりはあれど、基本的には部外者であるあいらが、周りの人に「頼まれた」からこそ、慈悲の心をもって、苦手なハズの「競争」に、舞台に身を投じることを決意する。あいらの本質は利他精神だ。英雄の子供、という主人公属性をりずむに譲った、主人公らしくない主人公である春音あいらは、「部外者」だからこその輝きを放つ。

むろんここでのあせち社長の振る舞いは、自分たちの遺恨を無関係な子供に一方的に押し付ける暴力である。しかし、上の台詞からも明らかに、そうした暴力性を自覚したうえであえてやっている。だから、倫理的な危うさを認識しながらも感動してしまう。


4/14(日)
42話 かなめvsりずむ回
りずむ、そなた(母)をかなめに取られる親NTR展開……
そしてオーロラライジングを飛ぶためにKの元へ行き、MARSの友情の証のブレスレットを捧げる決断をする……
りずむ闇落ちみたいな展開。自分もつらいだろうに父ちゃんを励ますりずむがあまりにも「いい子」で痛々しくて可哀想。
マジでそなたはオーロラライジングのために記憶をなくしているのか。

4/19(金)
43話 せれのんvsみおりず回
りずむ、あいらとみおんには会わないのにせれのんやヒビキとは普通に接触するんだ…… みおん様がりずむのために川辺で決闘しているのを知らずに、ヒビキとのヘテロ恋愛ブーストでかのんに勝利するりずむ。川辺の みおんvsせれな の耐久戦は児童向けアニメらしいトンチキさで味わい深かった。これでせれのんの活躍は終わりなのかな。
りずむ-ヒビキ-かのん のベタな三角関係(片方はブラコン) 

4/22(月)
44話 バレンタイン回
りずむとヒビキの秘密の場所(みんな知ってる)
あいらパパとママの関係が、社長との4者面談で逆転するの王道に良いね
りずむはあいらみおんとの同性の友情を断ち切って、ヒビキとの異性関係は続けようとする。レッスンすっぽかしてバレンタインデートを存分に楽しもうとするりずむ可愛い。そのくらいの自由さお気楽さが良いよね しかしそれを許さないK
りずむはついに、異性関係も断ち切ることを決めたが、いっぽうあいらはショウと良い感じで再び発光プリズムショー(チョコ実体化)と順風満帆のご様子。これであいらがりずむに勝ったらおもろい。恋を断ち切る必要はなかったんや!
しかし、さすがにヘテロ恋愛と友情要素がどっちつかずでモヤモヤする。
かなめやそなたは全然出てこなかった。


45話 みおんJUN回
1話まるごとみおん回 そういやスケート座とかあったな みおんは自分の誕生時にもスケート座の祝福を受けていたこと知らなかったんだ。両親の前で甘えるみおん様かわいい
ブエノスアイレスのダイヤモンドダスト 冷静と情熱のあいだ
矛盾する自分らしさに悩み、「どっちも自分なんだ」と開き直る王道の展開 
地味にせれなの初ソロ曲ライブ。曲と衣装とダンス良かった。サッカー×野球

MARS3人の絆に焦点が当たっている感じだが、実際はコーリングスとの恋愛要素も入ってきてるのがノイズなんだよな
最終クールに入ってから、全員が主人公として思惑が交錯する群像劇ではある。


4/24(水)
46話 りずむ闇落ち救済回

劇場版みたいなドラマチックな回だった。
にしても、りずむの闇落ちが唐突すぎるだろう ヒビキに会うのもKに止められてから、なぜあいらを憎むようになったのか描写が無さすぎて、つらい悲しいというより、ついていけない。『ひぐらしのなく頃に』かよってくらい闇落ち顔が振り切れていて、そのまんま3DCGダンスするのはむしろ滑稽で見てられなかった。共感性羞恥みたいなやつ

本質的には闇落ちの原因は幼い頃からの母の喪失と、先日の再会でもすげなく去られてしまいかなめを新たな子供として愛しているようだったショックを抑圧していたこと……だというのは全部喋ってくれたのでいいんだけど、あいらに敵対心を向けるところは納得しがたい。展開のための展開、として見ちゃう。

あいらが天使として覚醒して救いにいくも、失敗──かと思いきや、みおんが加わってハッピーエンド。3人の絆が回復される感動的な回ではあった(めっちゃ泣いた)が、冷静に考えると、べつに3人の絆が崩壊している様子もほぼ描かれていないので茶番感は拭えない。また、そなたとりずむの親子関係が問題の核心なのに、そなた不在でやっているのもチグハグに感じる。これからやるんだろうけど。


4/26(金)
47話 最終予選回

かなめがあっさりオーロラライジング成功させた オーロラライジング用のBGMとても良かった

あのあとかなめは何か変わった(天真爛漫さを失った)のだろうか
せれのんがかませ過ぎて可哀想 そこそこ良いキャラではあると思うんだけど

MARS3人の絆を推しているように、本作は「3人」という単位が重要視されている。MARSやCalliings以外にも、親子(母父子)関係は3人が基本である。そう考えるとあいらのとこはきょうだいが4人いて6人家族なのでちょっと面白い。また、せれのんは二者関係だが、ふたりでの漫才的なやり取りをしたあとに、カメラのこちら側を向いて「どうもありがとうございました~」とお辞儀をする定番ギャグもまた、閉塞的な二者関係に閉じるのではなく、常に演者として第三者の観客(カメラ)を意識しているペアである点が重要だと思った。

山田さんとペンギン先生が、この作品でもっともクィアな(?)関係だと思うのだけれど、あれはなんなんだ。異種間ホモセクシュアル関係ということでいいのだろうか。


4/27(土)
48話 りずむオーロラライジング成功&そなた過去回

そなたの過酷な育ち設定をここでさらっと入れてくるの、うーむ…… 恵まれない環境で育ってきたから、結婚して家庭円満という「幸せ」を素直に享受することができない精神を持っていた、というのも……

そなたがステージ復帰してオーロラライジングを飛んだのは、あせち社長のためだった。女性同士の絆、連帯と、好きな男性と恋愛結婚して「最愛」の子供を作るというヘテロ生殖家族イデオロギーが混在していてモヤる。自分はりずむパパ(そなたの夫)の責任にもっと焦点を当ててほしいのだろうか……一応今回本人が台詞で言ってたけど、それもけっきょく社長とそなたの尊い絆の話にかき消されてしまっているし……。「母の愛」的なものを素朴に称揚したり、や「可哀想な境遇で育った女子が命の恩人の女性のために命を賭ける」という自己責任の尊さみたいな方向を押し出したりと、どうも感動しきることができない。

異性と同性の関係を同時に扱う物語は好みなはずなのに、このアニメではどうも矛盾・失敗だと感じてしまうんだよな。

ウェディングドレス姿でりずむが「ココロ充電」のストリート寄りのダンスを踊るの、明らかに合っていないけどそれが逆にパンクで良かったりもするのだろうか。


49話 りずむそなた親子和解回

りずむがオーロラライジングファイナルを成功させたことで「オーロラドリーム」というタイトル回収

いろいろとツッコミどころが多い。良くも悪くも…… 競技中に会場飛び出してお母さんを追って空港に向かうくだりのスピード感とギャグの入れようは最高。(キンプリでもそうだったけど、破天荒な事態が起こっても淡々と規定に基づいて審議して失格にするプリズムショー審査員だいすき)

ただ、「あのとき失敗したと思っていたオーロラライジングは実は成功してた(のをKは知ってて13年黙っていた)」のはえぇ……と絶句するしかないし、「やっぱりそなたはずっと娘りずむのことを愛していた」という予定調和などんでん返し展開にはあきれてしまう。

「普通よりもっとすごい家族になれるんだよ!!」

感動的な台詞だけど、「家族」そのものの「普通」さ、規範性にはまったく無頓着なのが残念。いや中学生のりずむちゃんにそんなこと言っても仕方ないけど、作品思想のライン引きにおいて。

かなめちゃん、めちゃくちゃいい子だなぁ…… そなたは、自分と同じ孤児のかなめを新たな我が子とすることで、日本に置いてきた最愛の子りずむの「良き母」であれなかった自己を抑圧して乗り越えようとしていたのかなぁ。血の繋がった「本当の家族」の復活をテーマにしたそなた-りずむ親子のプロットにおいて、かなめの存在はなかなか批評的である。
そなたとKの振る舞いはちょっと納得いかない。

りずむが主人公でなくて本当に良かったと思う。もしもりずむが主人公だったら、終盤のこうした「感動」展開にイマイチ乗れないことが、直ちに『プリティーリズム オーロラドリーム』というアニメ自体の低評価に直結してしまっていただろう。しかし、この作品の主人公は春音あいら。りずむが背負っているような "家族" の過剰な「感動ドラマ」からは見事に距離を取ることができている(春音家の家族がフューチャーされるとき、必ずコメディとなることを思い出せ)。ドラマ=物語の「部外者」であることによって本作の主人公たりえているのがあいらである。

あと、家族との再会感動エピがたった1話で済まされるみおんの存在も重要だろう。彼女はオーロラライジングそのものに無関係であり(あいらは社長から身勝手にも期待されているが)、あくまで自己探求と自己表現の場としてプリズムショーに向き合って、あいらやりずむ達との関係を大切にしている。

と、いうわけで、あと2話、みおんとあいらに期待してるぞ!! 頼む! ここまで見てきた自分を失望させないでくれ!!!


4/28(日)
50話 新プリズムクイーン誕生!回

みおん様がサラッと「満点」取っちゃうとこから爆笑したけど、あいらのプリズムショーでは笑いながら泣いて感動できた

りずむと違って、特別で個人的な強いドラマがあるわけではない「普通」の女の子のあいらだからこそ、「みんな」の夢、憧れ、偶像となって、自分だけでなくみんなの夢を叶えるオーロラライジングドリームを成功させることができる。要するに、あいらは視聴者と作品の橋渡し役。そういう意味でまぎれもなくこのアニメの「主人公」だった。

まぁ流石に集団幻覚や宗教っぽさは拭えないが……w あいらは天使というよりも教祖のようだった。まさにアイドル idol。円型のスタジアムそのものが《中心》を希求する構造なので、そこに文句を呈するなら舞台でパフォーマンスをするプリズムスターという設定から否定しなければならない。

あいらの普遍性、無私性が「みんな」をまるごと救済したわけだけれど、ようするに利他奉仕なので、あいら本人の欲望や実存がないがしろにされてないかと不安に思うところはある。ただ、1話から久しぶりの「服の声を聴く」くだりが見られたのはあいらの個性として良かった。服音声って、人ではないが人と共に在るモノとの交感という意味で、もっと掘り下げればかなり面白そうな要素だったとは思うが、まぁ結果的にはそっちよりも、周りの仲間との絆に焦点が当たった形。

得点計測不能(ここで初めて審査員長?が喋り出すのおもろい)となった上で、最後は暫定一位のみおんがあいらの優勝を認める、という形で決着が着くのも良かった。

普段ギャグ役のヤバいパパが、こういう時にめちゃくちゃ普通の良い親として行儀よく振る舞うだけでめっちゃ感動しちゃうのズルいよね。


51話 最終回
ショウとお忍びデートするあいら。そういや、あいらのすっかり鳴りを潜めていたファッション狂の側面はショウとの関係を導くんだった。前話であいらが久々に服の声を聴いたことは、ショウとの関係にひとまずのオチをつけるための前触れであったか。

あせち社長の「婚期逃した」ギャグ描写は、本作のヘテロロマンティックラブ規範を考える上で非常に重要だろう。
あせち社長と一介の「主婦」に戻ったそなたの関係……良すぎる! めっちゃ泣ける。

社長、べつに結婚しなくてもいいと思うんだよなぁ。そういうギャグ描写がされてしまう家族規範の保守性を本作は確かに持っているけれど、一方で、それだからこそ、既婚の同性の「親友」であり「ライバル」と真っ昼間から河原で口論したり、一家団欒のすき焼きに同席したり、という素晴らしい関係を描くこともできる。
そなたにとって京子は、自分の子りずむを自分の代わりに見守って育ててくれていた恩人である。(まぁ児童労働させて搾取していたともいえるが……)
このオーロラドリームという物語の根底にある、このふたりが仲直りするまでの物語の結びに、今はただ浸っていたい。
あせち社長、なんだかんだでめっちゃ好きな立ち位置のキャラだな。そなたとの関係はこのアニメで最も好みかもしれない。
どうか「もう全部、昔のことよ」と流さないでほしい。あなた達の歩みはここで再び合流して、これから新たに始まるのだから。

海外へ新たなスタァを探しに立つジュンさんと別れるみおん。まだ子供であるみおんの好意をちゃんと受け止めた上でいなすジュンさん、めっちゃ大人でかっこいいっす。
かなめちゃんもりずむ家に引き取られたんだ! りずむの妹みたいな感じか。かなめちゃんが幸せそうで良かった。

社長やヒビキ、せれのんまで同席しているここの食卓の光景は象徴的だ。血縁だけでなく大切な人、仲間を増やしていく家族主義のオルタナティブ的な。


おわり

完走!お疲れ様でした!!!

後のプリパラなどでは考えられないほどのヘテロ恋愛(家族主義)推しの保守的な要素は好みだと思うことも多々あれど、同性の友達との絆(シスターフッド)の物語のノイズになっていると感じる場面も多く、ヘテロ要素と百合要素が混在しているものが必ずしも好きなわけではないと分かった。
DMFは知らんけど、3作目のRLではヘテロ要素の多くが固定カップリングではなく「三角関係」になって、その結末が宙吊りにされ続ける(カズキ先輩の二股は象徴的)。そしてシリーズ4作目のプリパラでは遂にヘテロ恋愛要素がほぼ排除される(たしか)。時代の流れもあるだろうけど、単純にシリーズ作品内部の成功/失敗の蓄積によって移り変わっていった面もあるのだろうと、実際に見てみて感じた。まぁDMFはさらに保守的でヤバいらしいんだけど。

親世代からのドラマチックな家族と因縁の物語に回収されないあいらという主人公の部外者性、他者奉仕性にはしばしば感動させられたが、本質的には、そんなあいらの造形こそが究極のアイドル(エンパワメントという形で大衆へ開いていく商業資本主義)性を体現してもいるので、大好きと言い切ることができなくて悲しい。やはりアイドル文化産業は悪。今すぐに廃止すべき…… (プリズミー……)

いちばんお気に入りのキャラはみおん。最終的に好きなペアはそなた-きょうこの関係。

いちばん面白かったのは第2クールかな。みおん加入で3人の初の大きな挫折が描かれる。お泊まり会の回とかすごい良かったなぁ。第4クールはちょっと前評判でハードル上げすぎたというか、そなたやKのオーロラライジング周りのお話にあんまり乗れなかった。かなめちゃんも最終的にはまぁ愛着は持てたけれど、キャラとしてそんなに好みではない。

あと、これはレインボーライブでも思ったことだけど、プリズムショーの基本構成として、音楽ダンスパートからプリズムジャンプへと移行するときに曲がブツ切り/フェードアウトして不連続になるのがとても残念。端的にいえばプリズムジャンプ要素がいらない。元のアーケードゲームの仕様上なくすことは出来ないんだろうけど、ずっとダンスでいい。その点、プリパラではメイキングドラマの後で光輝いた衣装で再びダンスパートで締めるから改良されている。

さて、評判がシリーズで唯一イマイチのDMFに行くか〜




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