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【イナイレ/ダン戦】子供の頃に観ていたアニメの曲を聴き返す【ベイブレードetc.】


一般にわれわれの人生には様々な段階がある。子供の頃に楽しんでいたアニメの主題歌をふと聴き返して郷愁に浸りたくなる時期もその1つだ。どうやら現在のわたしもこの段階に差し掛かっているようなので、ここを踏み越えていった頃にまた懐かしく思い出せるよう、簡単な現状レポートをまとめておく。



まず大前提として、わたしの幼少期にもっとも大きな影響を及ぼしたのは仮面ライダースーパー戦隊の音楽である。(当時のわたしは今よりリベラルな人間ではなかったので、プリキュアは観ていなかった)

スーパー戦隊でいうと、じぶんはガオレンジャーから入った世代で、そこからゴーバスターズ・キョウリュウジャー辺りまでしか作品は観ていないが、ことオープニング曲に限ればゴレンジャーから全ての歴代OPを知っている。「スーパー戦隊歴代オープニング曲集」のようなCDを聞きまくっていたからだ。これにより、大学生時代には友人と2人カラオケでゴレンジャーから最新作まで順番に歌っていくマラソンを行うことができた。喉が死ぬのでおすすめはしないが、わたしの人生のひとつのピークではあった。

このように、特撮ヒーローソングはわたしの音楽観の根底にある──例えば『ゾンビランドサガ』や『SSSS.GRIDMAN』のOPを聴いて猛烈なノスタルジーを覚えるのはそのひとつの証左だろう──が、今回久し振りに聴き返しているのはこれらではない。幼稚園児の頃から馴染んでいた特撮ではなく、小学校高学年〜中学校時代に観ていたTVアニメの主題歌群である。


具体的な作品名を挙げるのが早い。それは『イナズマイレブン』シリーズである。DSを持っていなかったのでゲームは一切やったことがない(攻略本は買って選手名鑑を熟読していた)。
自分にとってのイナズマイレブンはアニメである。アニメは無印1, 2, 3の円堂時代から、『イナズマイレブンGO クロノ・ストーン』の途中まで観ていた。当時アニメをどこまで観ていて、どこから観ていないかが、OPを順に聴いていけば丸わかりであった。

「初心をKEEP ON!」までの曲は開始1秒で「なっっっっっっっっつ〜〜〜〜〜〜!!!!!!!」と身悶えして絶頂するが、「ライメイ!ブルートレイン」以降を聞いても無反応である。身体は正直


仮面ライダーや戦隊の曲と並んで、T-Pistonz+KMCの楽曲群はわたしの生の深いところに根ざしている。あまりに懐かしすぎたので、居ても立ってもいられずにiTunesストアで一気買いした。

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「ライメイ!ブルートレイン」も聞いてみたらめちゃくちゃ良い曲だったので購入した。

オープニングで流れる用のショートバージョンしか聞いてこなかったので、フル尺では歌い出しやオケのアレンジなどかなり違って正直ピンとこない面もあるが、カラオケで熱唱するためにも、これからフルで聴き込んでいこうと思っている。

何より、当時はそこまで意識していなかった部分──曲の構成・展開のダイナミズムやボーカル・ラップの声質、金管楽器の存在感やファンキーなアレンジなど──の良さをより分節化して汲み取れるようになったのは(良い面だけではないだろうが)歳を重ねて聴き返した甲斐があったと感じる。


どうせなので、好きなイナイレOP曲ベスト3を発表しておく。

T-Pistonzの公式MVをデカく貼りたいが、アニメ映像まで含めてOPなので無断アップロード版を貼ることを許してほしい(もちろん許さなくてもよい)。タイトルのリンクは公式MV



第3位 「マジで感謝!

無印2期、エイリア学園編の前半のオープニング。
ラッパーKMCが加入しての1曲目であるが、正直、この曲が「イナズマイレブンのT-Pistonz+KMC」の1つの頂点であると思う。イナイレの暑っ苦しさをそのまま体現している屈指の名曲。

ちなみに、なぜかこの曲だけは当時からフルver. でも聞いていたので、そちらも非常に耳馴染みがいい。最初に聞いたときはアウトロのラップパートが一生終わらないんじゃないかというくらい長くてビビった覚えがある。聴き込んでいくと、このまま一生終わらないでいてくれ…と思うようになった。



第2位 「つながリーヨ

「マジで感謝!」が名曲すぎて、「もうこれを越える曲はこないやろww」と思っていた次クール、エイリア編後半のオープニングが「つながリーヨ」である。前言フラグをへし折って期待をゆうゆうと越えていく名曲具合にボジョレーヌーヴォーを吹き出したのを覚えている。

当時のわたしの心を掴んだのはやはりKMCのラップパート、そして尺をたっぷりととってグングン盛り上がっていくサビだった。最後の「絶対絶対…絶対絶対ピ~~~ス!」でもうお腹いっぱいなほどアツい。タイトル通り世界中がつながっていく映像もやけに印象に残っている。





第1位 「打ち砕ーくっ!

わたしがイナイレアニメOPでいちばん好きな曲は、『イナズマイレブンGO』第1期の最後(全国大会決勝戦)のたった2話でしか使われていないレアな名曲「打ち砕ーくっ!」である。イナイレ主題歌といえばアツさ・前向きさといったポジティヴな要素が当たり前になっていたなかで、この「ダーク」な曲調に非常に衝撃を受けた。といっても歌詞などにはいつものスポ根的なイナイレらしい要素も詰まっており、王道と邪道のミックス具合が最高だ。

特にBメロ「行く手を阻むのはいつも自分自身の弱さだろ」の部分のメロディライン・歌い方・ベース, 金管等のオケ・リズムすべてがカンペキで、その緊張感のある盛り上がりからサビに抜けるときの解放感までほんとうにたまらない。なぜこんな名曲がこの世に存在するのかいまだにわからない。聞けば聞くほどわからなくなる。



ちなみに「イナズマイレブンGO」は、クロノ・ストーンの途中までしか観ていない身で言えることではないが、かなり好き、というか思い入れがある。というのも、「GO」のトレーディングカードゲームにハマっていたためだ。

このCM懐かしいな……

イナイレのTCG、周りでやっている人を誰も見たことがないのだが、弟と2人で熱中して集めていた。ただ、対戦は数回やったくらいで、主にコレクショングッズとして大好きだった。アニメでは一瞬しか出てこないようなモブキャラもカードになっていたので、イナGO1期のキャラはどれもやけに印象深い。

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中学生の頃は天文少年だったのもあって、天河原中のキャプテン喜多一番が特に好きだった。当時は喜多一番を好きなヤツなんてこの世で自分くらいだろうと思っていたが、いまpixivで検索したら主にBL方面でニッチながらそこそこの数の二次創作が投稿されていた。幼い頃は世界の広さを知らなかった。

捨てられていなければ、まだ実家に大量のカードが残っていると思う。掘りおこしたい。



以上がわたしにとってのイナイレである。カラオケ行きたい。
ちなみに、OPに比べてエンディング曲のほうはそれほど印象に残っていない。さすがに「流星ボーイ」などには懐かしさを感じるが、OPのほうが少年心には刺さっていた。



さて、アニメ「イナズマイレブン」とくれば、同じレベルファイブでもう一つ外せないコンテンツがある。もちろん「ダンボール戦機」である。

ダン戦もゲームは(攻略本以外では)一切触ったことがない。そして、アニメもOP集を聞く限り、最初の「1ドリーム」には猛烈な懐かしさを感じるが、それ以外はあまり聞き覚えがない。2曲目「以心伝心」さえも全然ピンとこない。1期の序盤しか観ていなかったようだ。

ではダン戦の何が好きだったかといえば、プラモデルである。わたしの人生で初めて、そして今のところ唯一はまったプラモがダン戦だ。

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ガンダムなどのプラモに全く興味がないじぶんがなぜダンボール戦機のプラモにドハマりしたのか。その理由は当時から明確に意識していた。「ダンボール戦機のLBXはあくまで手のひらサイズのおもちゃという設定であり、プラモがミニチュアではなく”本物”だと感じられるから」である。
われわれがおもちゃ屋で買えるLBXプラモデルは決して子ども用の模造品でも紛い物でもない。それ自体が、アニメやゲームのように生き生きと動き出して操作できてもおかしくない、たしかな本物だったのだ。あの頃はたしかにそう信じて、お小遣いをはたいて毎月LBXを買っていたのだ。

ガンダムのように地球や世界を救う戦闘用の巨大ロボットではなく、あくまで元からおもちゃであるという設定が、純朴な少年だったわたしには本当にワクワクした。こういう、子供心をつかんでコンテンツを作りマーケティングする才能に関して、レベルファイブ・日野社長はほんとうに凄いと思う。

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いま公式ホームページを観ているが、ほぼ全部購入して作った覚えがある。アキレスはザ・正統派のカラーリングとデザインでめちゃくちゃカッコいいし、ハンターもデクーもクノイチもハカイオーもジ・エンペラーもジョーカーもオーディーンも……あぁ……懐かしい……

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プラモデル本体もさることながら、このパッケージイラストがどれも超カッコよくて好きだった。イラストがカッコいいせいで全部買ってしまったところがある。


ちなみに、イナズマイレブンGOのトレカに触発されて、ダンボール戦機のカードゲームをちょっと自作しかけていた記憶がある。(公式でダン戦のTCGはあるが別物の完全オリジナル)中学生当時、覚えたてのWordで作っていた。イラストではなく買ったプラモの写真を使うというコンセプトだった。流石にデータも現物も残っていないようでざんねん……

やっぱりじぶんは一貫してカードバトルには興味がないが、自分でオリジナルのカードゲームを作ることには興味があったようだ。弟の誕生日に自作TCGのレアカードデッキをプレゼントしたという微笑ましい思い出がある。


さて、本題のアニメOPの話に戻ろう。OPは最初の「1ドリーム」くらいしか聞き覚えがないが、エンディング曲は最初の「僕の貯金箱」だけでなく2曲目の「ヒミツキチ」も多分聞き覚えがある。

「僕の貯金箱」めっちゃなつい・・・

ということは逆算?して、2代目OP「以心伝心」もたぶん聞いてたはずだよな……忘れててごめんよ……



ダンボール戦機については以上。



次に紹介する、わたしが小中学生のころにハマっていた作品は「メタルファイトベイブレード」である。初代の「爆転シュートベイブレード」は幼稚園児の頃に超流行っていて遊んだ記憶がう〜〜っすらあるが、本格的にハマったのはメタルファイトのほうである。


初代オープニング「メタルファイト ベイブレード」

なっっっっっつ!!!!!!!!

空にきらめく無数の星々……星座の数だけベイがある。バトルの数だけドラマが生まれる……」という最初の速水さんのナレーションからしてクッソなつい

初代エンディング「Boys〜光り輝く明日へ〜」もめっちゃ懐かしい。曲調と歌詞が相まって、色んな想いがこんがらがって思わず泣きそうになる。(今聞いても良い曲だったのでiTunesで購入しました)


2代目OP「ギャラクシーハート」それほど記憶にないが、2代目ED「大空を超えてゆけ」はめっちゃ懐かしい。

ED1曲目がレゲエ調なのに対して2曲目はジャズ風だったんだ。当時は音楽ジャンルとかまったく意識してなかったな……

「メタルファイトベイブレード4D」からはほとんど記憶にないので、たぶん観てなかったと思われる。というか、アニメの内容は正直ほとんど覚えていない。キャラクターだけは全員すごく記憶に残っている。なぜかといえば、ベイブレードの商品パッケージの隅っこに描かれていたからである。

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プラモにハマっていたダンボール戦機と同じく、ベイブレードもやはりアニメそっちのけでホビー、ベイブレード自体にハマっていた。実家に3, 40個あると思う。射手座なのでサジタリオが好きだった。摩擦と重心と角運動量の概念はベイブレードで学んだといっても過言ではない。

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LBX然り、やっぱりベイブレードもこのパッケージがめちゃくちゃカッコいい。買っちゃうよこれは。子供だもん。円形チェンジ持久攻撃切り替えウィールだもん。フラッシュサジタリオ230WDだもん。カタカナのカッコいい単語もさることながら、「C145S」とか「230WD」というトラックとボトムの数字とアルファベットが絶妙に混ざっている名称が、本格的な機械っぽくて子供心をくすぐる。

じぶんの青春はベイブレードに捧げたといっても過言ではないし、それにまったく後悔はない。人生の青春期を捧げられて心から良かったと思えるコンテンツである。




他に、この時期に観ていたアニメ何か無いかな〜〜と考えて思い出したのが、元素・周期表をモチーフにしたアニメ「エレメントハンター」である。

例によってエレメントハンターもアニメの内容はほとんど何も覚えていない(女の子が可愛かったような気がする)が、OPとEDは今でも大好きだ。

「First Pain」めちゃくちゃ名曲だと思う。後にニコ動で「アインストール」を聞いて「エレメントハンターの人だ!!!」となった。石川智晶さんの美声はもちろんのこと、歌詞がすごく印象に残っている。

誰かを永遠に失ったことなんてまだないけれど
これが最後かもしれないと見つめた朝があった

まっすぐに延びたこの白線を
踏み外さないように歩くのは
もう未来をひとつ捨てているのと
同じじゃないか‥と微笑う

どうして自分の体なのに自由にしてはいけないの?
君の瞳に嘘を重ねてもその答えは出さない

子供ながらに、すごい歌詞だな……と思いながら聞いていた。フルver.のアウトロの「生きて」連呼も印象深い。


そしてエンディングは皆さんご存知「スイヘイリーベ 〜魔法の呪文〜」である。これで111番レントゲニウムまでランタノイド/アクチノイド含め覚えて、ついでに元素記号も覚えて、中学時代はよく黒板に周期表を書いてイキってたっけな〜なつかしい。

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そうそう、この「エレメント大図鑑」をよく読んでいた。元素のキャラクターが可愛くてすごく好きだった。

アニメは3クールなので、今から見返してみるのも良いかもしれない。



というわけで、小中学生のころに観ていたアニメ関連コンテンツとして、イナズマイレブン、ダンボール戦機、メタルファイトベイブレード、エレメントハンターを振り返った。これ以外には、黒バス・バクマンなどのジャンプ系アニメを観ていたくらいだとおもう。いま思い出せる限りでは。ポケモンはほとんど通っていない。


思いっきり懐古できて気持ちがいい。定期的にやりたい。

あ〜〜〜カラオケ行きてえ〜〜〜〜




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