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ガロポロさんの明日はどっちだ

(全文無料です)
いまだに決まらないGaroppoloの去就についてまとめておきます。

①ランス指名の背景

今回の記事の前段として書いてたらどんどん脱線していったので別記事にしてしまいました。とりあえず「ガロポロさんのようなゲームマネージャーではなくゲームチェンジャーが欲しかった」というのが端的な理由です。

②契約などこれまでの状況整理

そもそもガロポロさんとSFはどのような関係なのか?Sportracの契約状況を見てみましょう。2018年に結んだ5年契約がこちら。

注目すべきは2022年、特に右下キャップヒット26.95Mとデッドキャップ1.4M

これをみればわかるように今年は元々27M近いキャップヒットに対してデッドマネーがほとんど発生しない契約となっており、つまりトレードしてもカットしても金銭的な違いはほとんどないのである。
当然対価が手に入るトレードを選びたい一方で、そのためにはトレード相手にキャップスペースがあること(契約を結びなおすにしても)、31歳のQBをトレードしてでも取る理由があることが必要な条件となる。
なお、これだけトレード話が長引いた大きな理由とみられている「肩の手術を2月に行ったこと」についてはもう影響はなさそう。

③行先候補

ということでここからは行先候補をいくつか挙げていく。
移籍の可能性順に記載。(なお基準は適当)

  1. CLE
    キャップスペース…A
    QBニーズ…B

    突如現れた大本命。元々メイフィールドを諦めワトソンにオールインしたがその当事者は何試合出場停止となるかがわからない。6試合で決定していた罰則ではリーグが納得せず12試合ほどを求めている模様。そうなると10試合ぐらいが落としどころとなるが、その10試合をガロポロに任せるという判断をするかどうか、CLEのフロントが今年にどの程度賭けているのかによるところだろう。
    (冷静に考えて10試合のために27Mのベテランを呼ぶなんて…と思いつつも、そこは常識には囚われないCLE、キャップスペースは十分にあるし期待はしている)

  2. NYG
    キャップスペース…C
    QBニーズ…A

    さっさと取れ、バークリーのキャリアを無駄にするな。
    本来の最有力と予想していた。ここ10年、地区優勝から遠ざかっておりドラフトTop10指名の常連となっているNYGだが、その甲斐あってかロースター的にはタレントは豊富。WRは割と揃っているしここ数年OLを強化、そしてなんといってもRBのバークリーがいる。10年に一度の逸材である彼をどうにか放出してほしい救ってほしいと個人的に願っている。
    ガロポロを取る理由としては先述の通りある程度戦力が揃っているため、それを活かすだけの働きは間違いなく出来るということ。少なくともダニエルジョーンズと比べるのは失礼な程度の仕事はしてくれる。加えて今年GM-HC体制を一新しどちらもBUFから引き抜いてきた一年目ということで、現在の戦力をどう扱おうと責任は取らずに済むため、ダニエルジョーンズをさっさと諦めて数年ベテランに任せるという、ちょうどシャナハン体制1年目にガロポロを呼び寄せたのと同じ環境が整っている
    唯一の懸念はキャップスペースが乏しいこと、再契約は必至なのでどこまでガロポロでつなぐ気か、中期的な構想によるところとなる。

  3. HOU
    キャップスペース…C
    QBニーズ…B

    ここも可能性あり。ワトソンをようやく売り抜いた直後、かつ元々オブライエンによって骨抜きにされたチームながら昨年のルーキーDavis Millsに一縷の望みをかけている。ここでガロポロさんを取ることでMillsのメンターorMillsがダメな時のブリッジとすることは可能。ただここもキャップスペースは厳しい。

  4. SEA
    キャップスペース…B
    QBニーズ…S
    Fxxk the SEA…SSS

    ほぼないと思うがQBが酷すぎる以上取る可能性はゼロではない。理想としては5勝ほどしてTop10指名から外れてもらうことか。

上記がひとまずの有力候補だが、他にもWinstonが怪我したNO、来年以降のつなぎにTBも可能性はある。なお、どこに移籍するにしろ対価は気になるところだが、メイフィールドのトレードが
CAR: メイフィールド+CLEによる10M肩代わり
CLE: 2024年5巡(成績によって4巡)
という非常にしょぼいものだったのであまり高望みはできない。

④現実的なシナリオ

そもそもSFは控えQBに大金を払う余裕はないので、27Mの負債を処理することが最優先。8/31の最終ロースター決定の際にカットするのが既定路線、その前に欲しがるチームがいてトレードできればラッキーというのが正直なところだろう。これが他チームからも足元を見られる理由であり、これだけ長引いた原因でもある。なので今後起こるシナリオの期待値としては
カット: 60%
CLEに移籍: 15%
NYGに移籍: 10%
HOUに移籍: 10%
他: 5%

くらいだろうか。
と言いつつ今日のNYGの試合を見てもダニエルジョーンズは相変わらずひどいプレーだったので明日にもBREAKING!!となることも大いにあり得る。SFとしてはなんとかなにかしらの対価をもらい、浮いた25Mで今年のオールインのためのラストピース探し、またはBosaとの延長の貯金に使ってもらいたい。

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