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足の小指をタンスの角にぶつける

足の小指をタンスの角にぶつけるってことわざみたいですよね。

きっと人生で誰しも経験したことがあると思います。

「いや、うち、タンスないんで、その経験ないっすね」

と言う人は、人生の"ノリ"というものを大切にしましょう。

この場合、タンスじゃなくても、それが本棚でも、ドアでも、物でもなんでもよいのです。

「タンスじゃなくていいけど、なーんか当たったことあるな」って思ったら「うんうん!」でいいのです。

もし、「足の小指をタンスの角にぶつけたことが本当に人生で一度もない」ということを主張したい場合は

「たしかに!!」と一度"ノリ"を大切にしたあと、すごく落ち込んだ表情で

「あ・・・」

と言いましょう。

そしたらみんなが「どうしたんだい?」と、顔を覗き込んでくれます。

そしたら

「よく考えたら、足の小指…タンスの角にぶつけたことないかも…。今ずっと、自分の人生を振り返って考えてみていたんだけど、一度もタンスの角にぶつけた思い出がひとつも見つからなかった。ごめん。それなのに、さっきは「たしかに!!」ってあたかも、タンスの角にぶつけたことがあるようなリアクションで、うそをついてしまった…他の角や物ならきっとあるんだけど、タンスだけは絶対にない。それなのに、瞬発的に「たしかに!!」って叫んでしまったんだ。本当にごめん…。本当に本当に!ごめん!!」

とあくまでも自分が悪かったことを前提に謝りましょう。

そしたら、きっと

「なんだよー!全然気にしないでいいよー!タンスだろうとなんだろうとぶつけたことあるんだろ?それなら仲間だよ!俺たちは足の小指ぶつけ隊の隊員だよ。今までもこれからも。(ウインク)」

と仲間たちは、答えてくれます。

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