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【長文】虫を怖がらない男が漢なのか
こんばんは、工藤です。
長文マガジンの時間です。
男として生きていきた今までを振り返ると、”男らしい男”と”男らしくない男”と分類分けされる場面があったなと思います。
こういう時代になったわけですから、そういう枠組みで男女を考えるのはどうかと思う自分もいます。となると、男らしい、男らしくないという枠組みで考えるのはやめて、漢字の漢と書いて「漢」とはどんなものかということを、僕は考えます。
この「漢」を想像したとき、最初に浮かんだ性質は、「虫を怖がらない」でした。
そもそも虫嫌いな人にとって、虫は怖いものです。
しかし、「虫を怖がらない」ってどういうことか。
と考えてみた時に、
もしかしたら、虫の研究者とかの中には「まったく怖がることはない」という人もいるのかもしれないですが、おそらくほとんどの人が、本当は怖がるのではないかと思います。
「え、怖くねえし」
という声が聞こえてきそうです。
いや、わかります、わかります。僕も同じです。「怖くねえし派です」むしろ「俺の方が怖くねえし、俺の方が虫よりつええし!」って思っています。すみません、興奮しました。
そういう方は、本当に、怖くないのだと思います。
でも今回は本当の「怖いかどうか」ではなく「怖がっている」ように見える状態とはどんな状態なのかということを考えてみたいと思います。
人間には「反射」というものがあります。
びっくりすれば声が出るし、急に飛びつかれたら逃げるように人間は、「反射」的に動くようにできています。
お相撲さんの技で猫騙しという技があります。
目の前で両手を叩き、相手がひるんだ隙を見て、自分が優位の型に入る戦法ですね。
(おい、これだけ、読むと「漢」じゃないな!!!!!まあ、そんな話はさておき。)
「パチン!」の目の前で両手を叩かれれば、目を閉じるし、びっくりするのです。それが人間の「反射」なのです。
虫たちは、そういった人間の「反射」を理解しているかどうかは知りませんが、基本的にはこの「反射」を利用した「ドッキリ」をしかけてきます。
虫たちは
突然、羽を広げ、羽ばたいて見せることもあります。
突然、猛ダッシュを決め込んできたりすることもあります。
突然、かくれんぼを始めたり、出てきたりしたりもします。
そこから突然、タックル、タッチしてきたりもします。
そりゃ、
「うぎゃああああああああ」と反射してしまうことだってあるでしょう。
そして、その姿をはたから見ると
怖いかどうかはさておき
「怖がっているように見える」のです。
僕は、この「怖がっているように見える」が「怖がっている」と言われているのだと思うわけです。
そして、その姿は「漢じゃない」風に見えるのです。
だって、よく考えてください。
「ドッキリ禁止」をされた虫がいて、まっっっっったく動かない虫に、みんな怖がりますか?怖がらないはずです。
みんな本質的には怖がっているわけではないのです。
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