The Lobby Cafe 「ピンクアフタヌーンティーセット」を堪能してきた
お台場にあるグランドニッコー東京のThe Lobby Cafeに行ってきました。ピンクで統一された軽食とスウィーツのアフタヌーンティーが楽しめるその名も「ピンクアフタヌーンティーセット」です。
ヘッダー画像をご覧ください。どうです。素晴らしい(ピンク色)でしょう。紅茶は季節限定フレーバーティーの「ストロベリーフィールド」。
これがすごい苺だった。絞り出した語彙力100%で表現するなら「熟しきった苺のフレーバーを感じる」。ようは熟した瑞々しい苺そのものの甘い香りがふんわりと漂う、秋というより春を感じるフレーバーでした。
味自体は甘さはなく、香りの甘さを引き締める苦味のある上品な味でした。紅茶としても当然おいしい。毎朝これを飲める悪役令状として生きる世界に転生したい。性悪苺姫とか呼ばれたい。ふわふわの髪の毛はストロベリーブロンドで瞳は夜空のお星様が散ってキラキラ輝きながら悪女として美しく散りたいです。
茶葉を巻いてタバコにするという技法があるそうなんですがそれを実践してみたくなるほど豊潤な苺の香りです。好き。おいしい。多分そんなことをしたら春の芳香に包まれてトリップします。
ストロベリーフィールド。その名の通り、香りが生み出す固有結界「ストロベリーフィールド」に送り込まれてトリップしかけていれば本日のメイン。軽食とスウィーツが到着です。
ナイスなフォロワーななこてゃと声揃えて「素敵」という言葉しか出てこなかった。運んできたナイスガイなウェイターさんが「その言葉を言われることに喜びを感じる(的なこと)(うろ覚え)」とナイスな言葉を貸してくれるので一気にこのレストラン好きだな(すぐに恋するタイプ)ってなりました。
どうも、グランドニッコーの夢女子です。ちなみにバーオリエントエクスプレス(池袋メトロポリタンホテル)とセラーバー(早稲田リーガロイヤルホテル)の兼任夢女子でもあります。浮気性です。
↑ ※ナイスガイウェイターさんに写真も撮ってもらった
アフタヌーンティーは下から上にかけて食べていくのが礼儀。ということをスマホで確認しながらパシャリ。うっかり順序を間違え上から食べたらポワロにあ……って顔をされてしまう。
これはビーツフムスディップのサラダ。フリルレタス、スナップエンドウ、サラミスライス、キュウリ、チェリートマト、スモークサーモンがまるでブーケのように小皿に敷き詰められています。見た目が可愛い〜!そして野菜の味が濃い!びっくりするくらい野菜の味が濃くておいしい。ビーツとフムス(ひよこ豆)とマイルドでもったりとしたディップの中にほんのりとスパイスを感じる。結構ディップ自体の味が濃いのだけど、野菜の味が負けていない。ディップのふわふわとした舌触りに加えて野菜のシャキシャキした歯応えがまたおいしい。
特に美味しかったのはサーモン。濃厚な脂が乗って舌の上で蕩ける。生臭さは一切ないし、室温で溶けた脂が底に敷かれたフリルレタスに染み込んでいたのがまたたまらなく美味しかった。ああサーモン。濃厚なサーモンがサーモンの中にぎゅっと詰まってる。それくらい脂と旨味が乗ったサーモンだった。そしてサラミは柔らかい。子猫のお腹の皮くらい柔らかくて脂が甘い。これには心の中の海原雄山も井之頭五郎もニッコリです。
宝石箱かな?と思うほどにキラキラしている。食べ物に使う言葉じゃないかもしれないが比喩ではなくキラキラしている。
何故なら、ジュレやシロップだけではなく金粉にアラザンまで午後の気怠げな陽光に当てられているからです。
そしてストライフクラスタななこはこう言った。アラザンが乗ったホエープロテイン入りグァバのムースにはストライフが乗っていると。
真ん中のお皿のメニューは
・フランボワーズのカップケーキ
・ホエープロテイン入りグァバのムース
・いちごの葛羊羹
・ピンクグレープフルーツのタルト
・ルビーチョコレートの生チョコ
これがまたおいしい。ここで紅茶をお代わりしてアッサムを注文。これがまたフレッシュなアッサムなので舌に残った野菜の後味を爽やかにリセットしてくれる。
ベリーや柑橘系のスウィーツをメインにしたこの中から、まずは「ピンクグレープフルーツのタルト」をチョイス。口の中にこんな奥行きありましたっけ?ってくらいグレープフルーツのフレッシュでジューシーな果肉が弾けて口の中を開拓していく。甘い。だけど甘いだけではない。土台のタルト生地が香ばしい。バターの濃厚な風味と微かな塩気。その後を追いかけて口腔内の奥行きを広げていくのはローズマリー。ピンクグレープフルーツとタルト生地とローズマリーこれが三位一体となって口の中を開拓して、人間の口の中ってこんなに風味を感じることができたんだということを教えてくれる。さながら味のジェットスクリームアタックです。負けイベです。こんなの勝てるはずもありません。
いちごの羊羹は葛が入っているのでプリプリと弾力があって指でつまみ上げられました。口の中に放り込んでその歯応えを楽しめば、苺と餡が口いっぱいに広がって、先ほどローズマリーに開拓された口の中いっぱいに優しい甘さが包んでいきました。不思議なんですが苺と餡子とくれば苺大福だと思うんですが、それとは全く別物なんですよね。
苺大福って苺と餡子がそれぞれ存在を主張しあう討論場みたいな美味しさがあるんですが、この羊羹は苺と餡子が永久同盟を組んでいるんですよね。お互い邪魔をすることなく、持ち合わせた良さを引き立てあう中で、二つの存在を優しく見守りつつまとめ上げているのは葛だと思います。
これはあれですね。苺と餡子がプリキュアで、途中加入する強い方のプリキュアが葛です。
ルビーチョコレートの生チョコは指でつまんだら溶けてしまうほどに繊細で、その味もまたほろほろと舌の上で形を崩していく。繊細で心優しい、飼育員とかやっているタイプのプリキュアです。
フランボワーズのカップケーキは硬めのケーキの土台に優しい甘さのベリークリームが絞られてます。トップに乗ったラスベリーは半分だけとは思えないほどにしっかりと甘く、ラスベリー独特の青さもしっかり感じました。一見大人しい優等生タイプだけど芯が通ったタイプのプリキュアです。
ホエープロテイン入りグァバのムースはストライフです。押しているフォロワーが言うのだから間違いない。(※ストライフとはX-MENに出てくるケーブルのクローン且つヴィラン)
一番上のお皿になります。どれもメインディッシュと呼べるほどおいしいんですが、これが今回のメインディッシュ兼デザートでしょう。
・ルビーチョコレートとライチのガトー
・ロゼワインのゼリー
これが結構なボリューム。
ルビーチョコレートとライチのガトーは一つのケーキとしてもそこそこの大きさ。
三角錐のケーキをフォークで切り分ければ断面はまるで苺のようでした。それがまたかわいい!
ルビーチョコレートの甘酸っぱさとライチのマイルドな甘さ、加えて側面のナッツの香ばしさが、一見とっ散らかってしまいそうな味が一つになってます。
不思議なことにルビーチョコレートとライチとナッツの味、全てが一つにまとまって完成された味なんですね。口の中でウィアーザ・ワールドを合掌しているくらい統一感のある甘さにほっこりです。
緊張感が一切ない優しい味には、アールグレイのミルクティーがよく合いました。
ロゼワインというものを私、あまり飲んだことないんですよ。
なので、しっかりとロゼワインの味がする!とは言えないんですが、これがロゼワインの味であるなら肝臓を虐めてでもガブ飲みまったなし。それくらいおいしい。
濁りがない透き通った甘さのジュレがラズベリーと苺によく合うんですね、これ。
いい関係が築けてる親族くらい密な味がすると思ったんですが、三人中二人はベリー系なので当然ですね。
ラストに選んで大正解。舌に残ったクリームやチョコレートの甘さがすっきりと洗い流してくれました。
こちらのピンクアフタヌーンティーはピンクリボン活動の一環であり、
乳がん検診の推進を目的にしたピンクリボン活動に賛同した上でのメニューになります。
この売り上げの一部を公益財団法人日本対がん協会によって設立された乳がんをなくす「ほほえみ基金」に寄付するとも記載がありました。
9月に乳がん検診を受けたばかりといこともあって社会貢献もできたぞ!という気持ちにもさせていただきました。
おいしいアフタヌーンティーが飲みたい人も、ピンクの推しがいる人もきっと満足できると思います。
【参照サイト】
The Lobby Cafe 「ピンクアフタヌーンティーセット」