外食産業を襲う今
■ハイデイ日高
コロナ禍で売上が低迷し店舗閉店や倒産の危機にある外食産業。
そんな中、この逆境を絶好のチャンスと捉え新たな取り組みを行う企業がある。
日高屋でお馴染みの外食チェーンハイデイ日高。日高屋は東京埼玉神奈川千葉と
首都圏を中心に店舗を展開しており、駅前のサラリーマン層を狙った配置を
とっている。
社長の神田は、2020年度の売上を見てこれではいけないと決心をする。
得意としていた駅前店舗をやめ、ロードサイドに進出。客層もサラリーマン
だけでなくファミリー層や女性客にもうけるメニュー作りを進め、
ロードサイド店を開店。売上は駅前店と同等の成績を残す。
神田は、コロナ禍で苦境に立たされているの中、仕事に従事する従業員に
感謝・激励する。食というのは人が大切だ。人なくしては美味しい料理が
提供できないという。
■アークランドサービスホールディングス
カツ丼チェーンのかつやを展開するアークランドサービスホールディングス。
かつやだけでなく、テーブルの上でカニやエビなどを鷲掴みして食べる
スタイルのダンシングクラブも展開していたが、コロナの影響により、
売上が低迷。かつやの10倍の売上を誇っていたが、店舗がほぼ休業となった。
現状打破する為に社長の臼井が取り掛かったのは、トライアル店の展開だ。
週替わりでシェフ、展開する料理をガラッと変え、格安で料理を提供する
代わりに客にアンケートで生の声を聞くという店の構え方だ。1日に提供する
数も限定することで、空振りでも損害は少ない。好調であれば実際に店舗へと
発展させる。
■所感
外食産業は、今回のコロナの影響は大きい。外出制限に加え、各企業の
テレワークの普及により、ふらっと立ち寄るような機会も失っている。
現在に至るまでがどれだけ好調だったとしても、時に逆境に立たされる
ことはある。各社しのぎを削り潰れないように尽力する。
駅前ラーメン屋ならローカルサイド、弁当需要も取込み、浮上・拡大と
前広に展開する必要がある。
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