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MNG!! 半世紀前のライカのレンズを買ったよ

MNG!!
新しいレンズを買いました。

Leica Summicron-M 90mm f/2 (2nd)。
ライカのレンズで人気があったり有名だったりするのは50mmや35mmが多いので、ちょっとマイナーなレンズですよね。

きっかけはポートレート用の中望遠レンズを探していたときに、海外のフォトグラファーのYouTubeで見かけたこと。
ちょうどその少し前にNikonのZ 85mm f/1.2 Sが発売されたりもしたんですが、ふんわり描写のレンズを探していたのでそちらには目もくれず、このレンズが気になりはじめました。

SL2-S + Summicron-M 90mm f/2 (2nd)

MマウントのSummicron 90mmは、
第1世代が1957-1962年製造、
第2世代が1963-1980年製造、
第3世代が1980-1998年製造、
その後アポクロマート化されて、APO-Summicron 90mm f/2 ASPH.というレンズが現行品。

第2世代か第3世代で迷ったけど、レビューを漁った感じ、第3世代はけっこうシャープで現代的な写りのようだったので第2世代狙いに。

SL2-S + Summicron-M 90mm f/2 (2nd)

ライカのカメラやレンズは、割り当てられている固有のシリアルナンバーから製造年がわかります。
Summicron 90mmの第2世代は1963年から1980年まで製造されていて、今回、自分が買った個体は1967年に作られたもの。
実に56年前。半世紀以上前のものです。

第2世代は1973年頃を境にフォーカスリングの形状が変わっているっぽくて、欲を言えば後期のデザインのものが欲しかったけれど、この時代のレンズは状態の良いものを探すだけでもひと苦労。

いわゆるオールドレンズというものを初めて買ったんですが、いい玉を見つけるのはなかなか大変ですね。
マップカメラやフジヤカメラの中古をネットで確認しつつ、ヤフオク、メルカリ、ラクマでもリストに入れて毎日出品を確認してました。
新宿の北村写真機店では第2世代と第3世代を撮り比べさせてもらったり。しかし、北村写真機店には第2世代はシルバーしかなく、購入には至らず。

SL2-S + Summicron-M 90mm f/2 (2nd)

最終的に台東区にあるアカサカカメラという昔ながらのカメラ店で購入。第2世代前期のデザインだったけど、レンズの状態と値段が良かったのでそこは妥協しました。

ネットで在庫を確認して実店舗に足を運んだアカサカカメラさん。店内の棚にはライカレンズをはじめとするオールドレンズやフィルムカメラがずらり。ネットに掲載している在庫は一部なんだとか。
レンズやカメラをお探しの方は是非一度行ってみてください。

個人経営のカメラ屋は少なくなってきているけど、こういうお店がなくならないでほしい。

SL2-Sと組み合わせた見た目はユニークで気に入っている

M型のライカレンズとしては大きいので、M型ライカで使うにはサイズが気になるかもしれないが、SL2-Sとの組み合わせだと全然気にならない。
むしろいつも使っているSummilux-SL 50mm f/1.4 ASPH.と比べると小さくて助かる。

本来の目的であるポートレートではまだ使えていないものの、スナップで試し撮りした感じではまあまあ好感触。
久しぶりのマニュアルフォーカスが楽しかったり。

ポートレートで使うのが楽しみです。

SL2-S + Summicron-M 90mm f/2 (2nd)

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