見出し画像

https://www.netflix.com/title/70119194
http://amazon.jp/dp/B00IISRYM8/utageworks-22

TVドラマシリーズの映画版ということで、TVドラマを観てない手前、視聴を避けていた作品ではあるが、でもやっぱり気になっていたので観てみたところ、非常に面白い作品だった。全体的に引き込まれるストーリーで、全編通して飽きさせない。原作が有名ドコロというのもあるが、映画としての構成もしっかりしてるんだろうな、と思う。被害者の胸糞悪い行為のシーンも、胸糞悪いであろう人間であることを表現しつつ、あまりダラダラとそこに時間を割かないようにしてたりとか。というか、これに出てくる演者さんはみんなキャラクターの出し方がうまくて凄いな、と感じた。

あまり意図的に先読みしたりはしないで映画を観るので、あまりにあからさまでない限り、どういうトリックなのかとかは深く考えないのだが、ストーリー展開上その方法が明らかになるにつれ、何度も「マジか」と言ってしまうことがあった。いくらなんでも二重三重に騙されるとは思いもしなかった。しかしよくある「後出しジャンケン」的な騙し方ではなく、ちゃんと「あぁそういうことだったのか!」って納得できる伏線があるのが素晴らしい。

この作品がどの程度原作通りなのかはわからないけど、東野圭吾の作品を好きな人が多い理由が分かったような気がする。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?