私はケルベロスになりたい。
おいおい、なのはな、
何を言っているんだい。
君は、ケルベロスになりたいのかい?????
はい。私は、ケルベロスになりたいのです。
…?????
ここまで読んで全く意味がわからなかったそこのあなた、
あなたの感覚は正常です。ぜひそのままのあなたでいてください。
後半で答え合わせしますので、一旦読み進めてくださいね。
ここ最近、「ロールモデル」や、生き方について
人と話をしたり、自身で考えたりすることが多くて。
私自身、実は今まで「誰かみたいになりたいと思った」経験が、ないんです。
尊敬している人はたくさんいるし、すごいなと心から思う人もたくさんいるし
大好きな人もたくさんいるし、見習わなきゃって思うことも山ほどある。
だけど、特定の誰かみたいになりたい、と思ったことがない。
これ、実は結構、困るんですよ。
面接試験とかいくと、結構な頻度でこの質問されて。
みんなは「母です」とか「父です」とか
「恩師です」とか「部活のコーチです」とか
「野口英世です」とか言うわけですが
私には特定の誰かがいない。
かといって、面接なので「今まで関わった人全員です!」と言うわけにもいかなくて。
毎回、適当な人をでっち上げて、それなりに話していた気がします。
(あまりにもでっち上げていたので、誰を挙げたかも覚えてない。
部活の先輩、とかにした気がするなぁ)
今思えば「今まで関わった人全員です!」でもよかった気もする。事実なんだから。
そんなこんなを考えていたら、
今日、noteを書く会のまいまいさんのTwitterスペースで、そんな話が出てきたんです。
そして、そのスペースを聞きながら自分もメモを。
まいまいさんの今日のお話の内容が、最近noteに載せた「今後書いていきたい記事」にかなり通ずるものがあって。
これのおかげでようやく、「文章を書ける頭」が帰ってきてくれた感じでした。
そしてさらに、ロールモデルどうしよう〜書けない〜とつぶやいたら、
これまたnoteを書く会の、のぞみちゃんからお返事が。
ほう!!!!!!
確かにそうだな!と、思いました。
そして私は、思い出したんです。
私はケルベロスになりたかった、ということに。
ケルベロス、って聞いたら、みなさんきっと、こちらを思い浮かべますでしょう?
3つの頭がある、犬みたいな。そういう生物になりたいのか?と聞かれると
実は、その「ケルベロス」ではなくて。
こちらです。
ベイブレードの、「バーニングケルベロス」です。
ほら、みんなもさ、やったでしょ?
「スリー、ツー、ワン、ごーーしゅーーー!!」ってしたでしょ?
(これわかる人は多分同世代です。)
ベイブレードには、アニメがありまして、
この「ケルベロス」は主人公たちにとっては倒すべき存在。
なのになぜ私はこれになりたいかというと、
こいつの持つ特性が、最強だから。
このケルベロス、
倒した相手の必殺技を、奪い取ってしまうんですよ。
奪い取って、自分のものにしてしまう。
主人公たちのチーム4人くらい、
順々にケルベロスに挑むのですが、
負けて、必殺技を奪われ、負けて、また奪われ、
そんなふうにボロボロになっていきます。
最終的に、主人公がケルベロスに勝利して全部丸く収まるのですが
(あ、しまった、ネタバレすみません。楽しみにしてた方、本当にごめんなさいね。)
私はこのアニメを見ながら、主人公ではなく、ケルベロスの方に憧れたんです。
ケルベロス、かっこいい。これ、最強じゃん。かっこいい!!!!!!!!
あ、
もちろん、人を傷つけたり、嫌なこと言ったり、ズルい手を使って勝とうとするのはダメだけど。
「いろんな人の必殺技、使えるようになったら、最強じゃない???」
と。純粋にそう思ったのです。
それからというもの、どんな場面でも、
「その人の必殺技はなんだろう」と考えながら、人と関わるようになりました。
必殺技。
つまり、その人自身に、一番自信があって、一番努力をしつつも、センスが輝いているもの。
それを見つけるのが私の趣味になったし、ライフワークにもなったし、生き甲斐にもなってます。
そう、だからやっぱり、ロールモデルは一人じゃなくていい。
ケルベロスみたいに、
たくさんの人の輝きをいただきながら
うーん、いただく、は、おかしいか。
人の輝きをリスペクトして、
その上で、真似させていただきながら、
自分の良さにしていきたい。
やっぱり私は、ケルベロスになりたいんです。
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