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東西線 -Tokyo Metro Tozai Line-

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 東西線はその名の通り、東京都心を東西に横断する地下鉄である。

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 路線は非常に起伏に富んでおり、東エリアでは主に地上の高架を走る珍しい地下鉄…と言いたいところだが、近年の地下鉄で地上を走る路線はさほど珍しくない、それどころか東京の地下鉄は地上を大体走っていることがある。

 しかし、東西線のように高架主体の部分を私鉄顔負けの快速運転している地下鉄を私は他に知らない。だからこそ、東西線に惹かれるのである。

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 もちろん、地下区間もいい雰囲気である。ちょうど一部開業したのが一回前のオリンピック、1964年大会の年である。そこからなんと5年の早業で、30.8kmの路線を開業させた。

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 地上区間がある地下鉄ならではの良さは、自然光に照らされる地下鉄車両を見ることが出来ることである…とまぁ言いたい所であるが、近年は直通が多いので都心の地下鉄車両を、自然光の下見ることなど容易い。しかし、東京メトロの構内デザインの下、自然光の地下鉄車両を楽しめるのはここしかない。

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 東西線を私が好きな理由はもう一つある。それは青だ。なんとも言えないこの色が非常に惹かれる。京浜線とはまた違った趣がある。

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 07系も好きだ。近未来的な車両で元々有楽町線所属であったものの、今では東西線に全編成在籍している。宇宙船みたいなデザインに、この青色は非常に生える。有楽町線の金色も好きだったけども、自分はこっちのほうが好きだ。

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 横から見ると、この曲線美。削り出しのような表面と、なんともいえぬこのRの造形美。

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 よく東西線に行くときはこれを目当てに行っていた。

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 東西線は乗客数が多い事でも有名だ。確かに実際乗りに行くと乗客の多さに圧倒される。東京都心の横移動で一番使える路線であるから納得だ。
 かといって接続路線がすべての駅にあるわけでもなく、落合・早稲田・神楽坂・竹橋駅は単独駅だ。これらの駅の周りは独特の街並みが広がっていてとても楽しい。
 落合は東京ならではの高密度住宅街。早稲田に関しては、遠いが歩けば都電もいるし、早稲田大学もある。神楽坂は落ち着きある、言わずもがなの高級飲食店街。竹橋は皇居のお膝元、北の丸公園が広がっている。

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 一方都心から離れて、東側の下町エリアも趣深い。門前仲町近辺の商店街は、歩いて買い物して気づいたら満腹状態。今は難しいが、またコロナが落ち着いたら食べ歩きをしたい。


 東京の下町と呼ばれる場所を走り抜ける地下鉄は、活力に溢れているように感じる。また、力を貰いに東西線に乗りに行きたい。


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