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【kkk】 素材と戯れる
こんにちは、M1の村上です。
これから門脇研で行っている
【kkk】研究室(K)のかわいい(K)カーテン(K)を制作するプロジェクト
についての活動報告を少しずつ投稿することになりました。
本日は12月初旬に行った初めての布の買い出しについて書こう
と思います。
過去の投稿はこちら↓↓
https://note.com/kkla1117/n/n45287e5359d3
初めての買い出し
kkkはそもそも3人で立ち上げたプロジェクトですが、
何を隠そう、全員テキスタイルのデザインは初めてです。
右も左もわからない本当の手探りで始まりましたが、オンデルデリンデさんのレクチャーにてとにかく問屋街で布を手に入れて触れてみることが大事、との助言をいただき、我々3人はその言葉だけを頼りに日暮里の繊維街に伺うことにしました。
いざ日暮里へ
日暮里駅から徒歩3分ほどの日暮里中央通り沿いには生地織物店が立ち並ぶ
「日暮里繊維街」があります。ここには服飾関連の繊維製品や、服飾関係の小物、付属品などあらゆるものが売られています。
我々のような個人客でももちろん購入は可能で、当日も服飾系の学生が挙動不審な我々をしり目に、慣れた手つきで生地をさばいていました。
とにかく手分けしてお気に入りの生地を探すことにしました。
初めは種類がありすぎて目移りしてしまい、うまく選べなかったのですが、3人のお気に入りを集約していくうちに
やわらかい か 固いか
透ける か 透けないか
反射する か 反射しないか
縫い目は荒い か きめ細かいか
金属の光沢 か ビニルの光沢か など
大雑把ではありますが、生地の特徴を分類し種類ごとに生地を購入してみることにしました。
買い出しを通して
カーテンは構造を負担する役割がない代わりに、建築の資材と比べても素材の自由度が高く、その特徴も様々でした。
また、テキスタイルデザインにおいては素材が表現と直接結びつきやすいこともあり、普段の設計課題に比べて素材に対する鋭敏な感性を磨く必要があると改めて感じました。
この時はどのようなカーテンを作るかなにも決まっていない状態でしたが、様々な特徴を持つ部材の集積として建築が作られるのと同じように、
異なる素材のカーテンの集積によって、その素材が持つ効果の重ね合わせで空間を構築することができると面白いのではないか、などと勝手に妄想を膨らませていました。
素材を実際に触れてみることで、机の上では想像しなかった発見があることを感じる、初めての買い出しでした。
これからも積極的に素材と戯れながら楽しんで制作していきたいと思います。
つづく