【kdl2】机が完成しました!
こんにちは。プロジェクトが完了しないままM1になってしまいました、小野です。
前回の投稿から日が空いてしまいましたが、kdl2の現状報告をさせていただきたいと思います。
前回まで
前回はセイイキを解体し、木口の位置や固定方法などの確認をしたところまでご紹介しました。(セイイキ解体時の詳細について確認したい方はこちら↓の記事をご覧ください!)
今回は急展開!メインの机(snt)の施工完了にいたるまでのプロセスと竣工写真を一挙公開です!
snt について
今回のプロジェクトのメインである snt (Seiiki No Tsukue) がようやく竣工しました。
このプロジェクトが発足して一番初めに「大きい机をつくろう」という話が出て、何度もスタディを重ねたsntなので、ようやく竣工したと思うとなかなか感慨深いです。
だがしかし、どこから話せばよいのやら…。
セイイキの切断と天板スタディ
これまでの記事でも説明していますが、セイイキの切断方法は上の図版のように、切断したセイイキの壁の一部を机の天板に、残した部分を机の構造に転用しています。
セイイキ切断後、手ノコで切断した断面の木口を、レーザーで水平垂直を確認し、やすりがけを行いました。
天板のスタディは、まず初めに、段ボールでサイズの確認をし、それから実物を載せてみて、スペースやそり具合をスタディしていきました。
構造スタディ
snt はセイイキのカーブした壁を活かしたデザインが見せどころですが、カーブした天板を軽やかに見せるために構造の工夫もしてあります。
snt は3つのブラケットの3点保持で支えられています。分かりづらいですが、下の写真のようにセイイキの壁に2点、壁に1点の3点支持で支えています。
天板の曲がり具合や寸法は正確に出すことができなかったため、モックアップの構造スタディなどはせず、一発本番で施工しました。
うまく施工できるか不安もありましたが、無事に3点支持で安定した机を完成させることができました。
まとめ
以下の写真は実際にsntを使用している様子です。
過去の形跡を残しながら、要求された機能に合わせてうまくアップデートできたのではないかなと思います。
残りは壁側の机と収納棚です。どんな風にできあがるのか、次回以降もnoteで進捗状況を投稿してきますのでお楽しみに!!
M1 小野恵実