KKL 20230925 研究室会議レポート

初めまして!
門脇研B4の岸海星です。

はじめに

門脇研のメンバーになって約5ヶ月。
まず、一言で「心の底から入って良かった」です。
僕たちB4はプロジェクトに参加したり、自分たちの卒制について考えたり、先輩や同期とたわいもない話で盛り上がったりと、日々そんな毎日を各々のやり方で楽しんでいます。
そんな何気ない日常の中で、知識や創造力が養われ、段々と「門脇研っぽく」なっている感覚があります。。(笑)

門脇研の説明は、先輩たちがたくさん積んできてくれているので、
今回は、門脇研だからこそ経験できる「外との交流による可能性」を綴りたいなと思います。

GDZ2023

先日、GDZ2023というイベントが行われました。
GDZとは、様々な大学の研究室が集まり一つの抽象的なテーマを具体的な事象に結びつけ、生徒も先生もミックスして議論し合うというイベントです。
今回のテーマは <境界>を捉えなおす
建築領域に留まらず、モノスケールの話や人間の感覚的な話、政治的な話など、境界が存在するであろう目の付け所に、班ごとの個性が出ていました。

僕たちの班は「常識と非常識の境界」というテーマで映像作品と共にプレゼンを行いました。
人が日常の中で行うふるまいには、社会的抑圧(モラル)によって境界線が引かれている。その境界を明確化し、揺るがすことで、「何気ない無駄なふるまい」が日常の中に増えていく。そして、このようなふるまいが公共空間での過ごし方を豊かにするのではないかという問いかけをしました。

普段は気にしない境界の存在について思考をめぐらし、議論することで建築や都市、人、モノに対する見方が変わり、多方面への創造力を豊かにすることに繋がるなと感じました。


海外との交流

最近の門脇研では、海外での活動も増えてきています。
オスローでのプロジェクトやソウルビエンナーレへの参加、留学生との交流など、メンバーが海外に関わる機会があることで、門脇研が世界に必要とされる存在になってきていることを実感します。
僕はプロジェクトには参加していないのですが、海外における建築活動がゼミの中で話題になることで、建築への捉え方がより多角的になり、凝り固まった部分が解される感覚があります。
建築はもっと自由でいいのだと。


直近の活動であった「GDZ」と「海外プロジェクト」をピックアップしましたが、門脇研には他にも多くの「外との交流」があります。
大学内に収まらず、そして建築領域内に収まらず多様な場でインスピレーションを得る中で、あらゆる物事と建築の結節点を探ることができます。
そして、自分の知らない領域に興味をもって知ろうとする。
意欲的な人が集まって議論するという研究室としての個性をもっと強めることができていけば、門脇研はさらに唯一無二な存在になり、活動の幅を広げていけるのではないかと思います。
自分はあらゆる場面で外側に行きがちなのですが、門脇研はそれを認めてくれつつも、程よくストップをかけてくれます。自分の考えを大切にしつつも、先輩たちのアドバイスに助けられながら卒制を深めていきたいです!


                                                                                              B4 岸海星/KAISEI KISHI



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