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こんにちは。M1の杉野です。いつものごとく今週のkkkの作業内容を紹介します。

前回までのあらすじ

前回までに行ったことは2つ。1つ目は、縫製を終えた一つ目のカーテンを研究室にかけ、落ち感、透け感のざっくりとした検討に入ること。2つ目は、黄色部分のカーテンの生地を決め、扱い方を検討することでした。詳細については、前回までの記事をのぞいてみてください!

今週行ったこと

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全体作業

全体としての作業は、黄色部分のカーテンの縫製・加工を行いました。前回の生地と同様に、縫製前の作業工程を一通り行った上で、一つ一つ端部の処理を行いました。青色部分で一通りの工程をつかんでいるので、今回の作業はかなりスムーズに行えました。

今回違うところは、布を平滑なまま扱うのではなく、熱処理を施して表面にシワ感をつけることです。

縫製を終えた布を吊り下げるとこんな感じです。

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さて、ここからが私たちの腕の見せ所です。簡単におさらいすると、kkkの目的は、「カーテンが研究室のプランとは異なる形で、研究室全体にまたがることで領域横断的なまとまりを作ることはできないだろうか?」でした。

その点、青色部分のエリアでは、研究室のごちゃごちゃした棚の目隠し的な機能を果たしながらも、研究室内部に広がるにつれて、その壁的な役割を終え、透け感を持った膜として広がり、研究室の領域中に小さなまとまりを作ることを目的にしました。

黄色部分は、研究室の大きな本棚から出発して、人と本棚との間でカーテンがいかに揺れ動き、研究室を揺さぶるのか?これから見せ方、落ち感、布量の検討を行って行きます。

エリア別作業

部分的な作業では、青色部分のカーテンを仕上げました。

改善したところは、次の3つです。

1.裾を地面から5mm程度持ち上げることで、ドレープを美しく見せる 

2.一枚の布に対して4つのプリーツを均等につけることによって、全体としての統一感を出すこと

3.プリーツに対して、重りの数・位置を調節すること

この三つの工程のうち1つでもうまくいっていないと、仕上がりが全然きれいにいかないことがわかりました。ミリ単位の調整を行い、吊り下げては修正するという検討も何回も繰り返し、ようやく納得する長さ、ピッチを決めることができました。なかなか地道な作業ですが、この細部の作業次第で、全く違う全体像が現れるので、今までの中で一番楽しい作業でした。


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出来上がりは、こんな感じ。まだ、重りの位置が気になるのでもう少し修正しますが、、、

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来週以降は、黄色部分の仕上げ、緑、赤のエリアと制作を行っていきます。異なる4つのカーテンが合わさることで研究室はいかに書き換えられるのか、すごく楽しみです。

今週の作業は以上になります。最後までお読みいただきありがとうございました。



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