2020.07.29.研究室会議レポート
初めまして、こんにちは。
今回の研究室会議レポートを担当するB4の本多です。文章を書くことを苦手としている自分ですが、頑張らさせていただこうと思います。どうぞよろしくお願いします。
・卒業設計
まずは卒業設計について、
研究室では先生のご厚意で、学生から卒業設計の提出形式や講評会、展示などがどうあってほしいか意見をさせていただく機会を設けていただきました。研究室会議内ではB4から活発に意見を出すことはなかなかできなかったのですが、ただ「こうしてほしい」ではなくその方法から考え、自分たちの卒業設計として考えさせていただくとてもいい機会だったと感じています。
(その後の会議等、先輩方のご支援もあり7/31に先生方へ意見書を提出させていただきました。)
・プロジェクト
次にプロジェクト発表について
今回は前回に引き続き、B4の行うステッカーデザインプロジェクト「stk」と保護猫喫茶の実施設計・施工プロジェクト「ncm」の進捗状況の報告がありました。
ーstkー
stkは見て理解できるグラフィックな部分で「門脇研らしいコンセプト」「デザイン」「かっこよさ」の整合性をとるステッカーを作っていくことに苦悩し続けたプロジェクトしたが、今回で方向性を定めることができたのではないかと思います。
stkは理性による抑圧が起こる以前の少年が抱く本能的な幻想の中にこれからの「かっこいい」の可能性を考えるプロジェクトでしたが、今回は前回から引継ぎ、①図面の緻密な書き込み、②研究室に関わるものの展開・配置、③研究室にある工具の過剰なコラージュ の3つのコンセプトが動きました。どれも時間をかけた力作でした。
その中でも③のコンセプトで動いたイラストデザインが今回の案の中で採用されることになりました。研究室に関わる様々なエレメントが秩序なく「過剰」に貼られることで、多様を受け入れる門脇研らしさと過剰なものに幻想を抱く少年のかっこよさを併せ持ったデザインになっているのではないかと思っています。研究室を表象するモチーフは工具以外にもあるのではないかなどのご意見をいただき、今後はモチーフ選びを作品のキュレーションから再考していこうと考えています。stkも大詰めに入ってきました。B4一同、頑張ります。
ーncmー
お二方の先輩が取り組むncmですが、前回に引き続き残工事に取り組んでいます。現在は建物外部に置く看板の設計に取り組んでいるそうです。デザインの希望と予算、性能技術を同時に考えながら擦り合わせをしていくのは比較的小さな看板でも大変そうでしたが、とても充実した内容で魅力的に感じました。自分は引き渡し後に一度見学に伺わせていただいたのですが内装のデザインもかっこよくて、設計の細かいアイデアや職人の技術が詰まった作品でした。とても好きな保護猫喫茶で、オープン後にもまた伺わせていただきます。
・個人発表
続いて個人発表について
今週はB4の小野田、柿島、杉野、関戸、谷嵜 M1の大川、菊池、シン、M2の大柳、伊藤が発表しました。
どの方の発表も、内容や取り組み方など自分の知らない発見が見られてとても面白かったです。知識不足な自分にとっては聞いたことに感動することまでしかできていないですが、その中でも個人的には同期の杉野くんの発表にがとても面白かったです。杉野くんの制作したものについての内容だったので公開前での画像掲載は控えさせていただこうと思いますが、今回の発表では「自立する服」のスタディ案についてスケッチや模型が多く登場しました。制作物は概念の議論だったり、データなどのレトリックなものにはないリアルな情報があって、技術的な乗り越えのための思考の痕跡や頭の中だけでは捉えきれないものの現われが見れたことにとても刺激を受けました。考えていることを形で残していく、手を動かしてアウトプットしていくことはとても面白くて大切なことだと常々感じています。研究室全体でも手を動かして思考することを大切に考えていますが、こうしたことを大切にして自分も取り組んでいきたいと思いました。
・ルームツアー
最後にルームツアーについて
今回はD3の長谷川さんがお部屋を紹介してくださいました。長谷川さんの思い出が垣間見える置物が部屋の至る所にあって、いろんな面白いお話が聞ける素敵なお部屋でした。コロナ禍でなかなか会うことができない中ですが、機会があればぜひ詳しいお話もお聞きたいと思いました。
7/29研究室会議レポートは以上になります。内容は前後してしまいましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございました。
新型コロナについてもいまだ厳しい状況が続いていますが、皆様のご健康とご多幸を心より祈っております。
B4 本多栄亮
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