KKL 20220720 研究室会議レポート
はじめまして!
夏休み最後の研究室会議のレポートを担当します、B4の大野です。
研究室に入って3ヶ月が経過した私から見た研究室や学びについてお伝えできたらと思います。
■学びの変化
4年生になって、ガラっと学びの方法が変わり、あたふたしているうちに春学期が終わってしまいました…
3年生までの授業では、先生がカリキュラムを組んで進めてくれますが、4年生になると、まず、何を学びたいか、何に興味があるか、という問いから始まります。そしてそれをどうやって学びとして進めていくのか、自分でデザインする必要があります。
このようにシフトしていくことは分かっていましたが、いざそうなると手が動かないことが多く、今でもまだ試行錯誤を繰り返しながら進めています。自分で何をしているのか分からなくなっても、客観的に見るとでわかることも多く、特に卒業設計を経験した先輩方は頼りにしてます…!
環境が変わると大変なことが多いですが、そんな日々も成長するチャンスだと思って楽しみたいです!
■モノに翻訳すること
先生から、卒業設計のコツとして、「モノに翻訳すること」というお話をいただきました。概念的な話をしても伝わらないので、モノの仕組みなどに置き換えて考える必要があるということですが、これが、やろうとするとなかなか難しい。自分もまだ出来ていないと刺された気分でした。。もっと柔らかく頭を使えるようになりたいです。
■ヨコハマアパートメントでの納会
今年の納会は、ベネチアビエンナーレフィリピン館のキュレーターを務めたアレックスさんをゲストにヨコハマアパートメントで行いました。プロジェクトの概要を英語を交えながら発表し、アレックスさんにも講演をしていただきました。
プロジェクトの発表準備をしながら、英文を考えていましたが、英語は主語と述語がはっきりしていて、最初に主旨が伝わります。日本語での建築の説明を見直してみると、語彙が難しく、一つの文が長く、回りくどくて分かりにくい事が多いと感じました。研究室会議を英語でやるというのは難しいと思いますが、自分の伝えたい事を整理するのに、一度英文にしてみるというのは良いかもしれませんね。
アレックスさんの講演では、フィリピン館の説明や、プロジェクトの内容を説明していただき、形を考えるだけではなくて、どのようにコミュニケーションをとりながら設計するのかが重要だというお話をいただきました。建築以外の人を巻き込むというのは、用語が通じないため、様々な工夫をする必要があります。印象に残ったのは、役割を実際に演じて、問題点などを見つけるワークショップや、実寸の平面や立面を地面に描いてスケール感を体験するという内容で、子供までも参加できる工夫と、協力体制にも驚きました。
■最後に
研究室の先輩方はそれぞれ得意分野があり、学年が上がるにつれてキャラクターが濃くなっていくように思います。メンバーをまとめるのが上手な人、工具を扱うのが上手い人、視野が広くてたくさん話しかけてくれる人、絵が得意な人、知識が豊富な人。私も、卒業するまでに、○○の人というキャラクターをゲットすることを目標の一つにしています!夏休みも気を抜きすぎず、いろんな人と関わりながら、楽しく成長できたらなと思います。
以上、研究室に入って感じたことなどが中心になってしまいましたが、そろそろ終わりにしようと思います。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!
B4 大野