【B4作品批評レポート#3】アートと小説と
こんにちは。B4の鵜川です。私はB4作品批評レポートとして、原田マハ著『楽園のカンヴァス』について書かせていただきたいと思います。原田マハさんは、あまり小説を読まない人からするとピンと来ない方もいるのかもしれませんが、8/6公開の、主演を志村けんさんが務めるはずであった映画『キネマの神様』の原作者です。また、この秋公開の映画『総理の夫』の原作者でもあります。さらに、最新作『リボルバー』は舞台化され、現在上演中であり、今大人気の作家の一人です。
もちろんこれまでも、原田マハさんは様々な賞を受賞されていて、今回批評させていただく『楽園のカンヴァス』も2012年に第25回山本五郎賞を受賞した作品です。
1.原田マハさんについて
作品批評の前に、マハさんについて少しご紹介させて下さい。
マハさんは大学で日本文学を専攻していて、グラフィックデザインの専門学校にも通っていたそうです。大学卒業後はアートについては独学で学び続けながら様々な仕事をしていたようですが、現在は無くなってしまっている「マリムラ美術館」で初めて、美術館の実務を経験されています。その後伊藤忠商事に勤め、美術館のコンサルティング、展覧会のプロデュースなどに携わるかたわら、いつかキュレーターになりたいという思いから、大学院を志し、見事合格されています。専攻は20世紀美術で、卒論は「ル・コルビュジエの絵画論」だそうです。ここで学芸員の資格を取得し、その後伊藤忠商事を退職して森ビルに入社し(なんと森社長のお誘いを受けたそう)森美術館の設立に携わっています。その一環でMoMA(ニューヨーク近代美術館)に派遣され、美術館の仕組み、企画展や国際展について学んだそうです。そして森美術館の館長が決まった段階で独立し、フリーのキュレーターやライターになり、活躍されています。
かなり省略してご紹介していますが、この時点でマハさんアートへの思いの強さが見て取れるかと思います。マハさんがこういった方だということを知ったうえで読んでいただければと思います。
マハさんのもっと詳しいプロフィールはこちら
https://haradamaha.com/profile
2.マハさんとの出会い
私がマハさんの小説に初めて出会い、その魅力に取りつかれたのは高校卒業後の春休みでした。部活と文化祭に明け暮れ小説とは無縁の高校生活を送っていたのですが、浪人が決まった春になぜか急に本が読みたくなり書店に行き、『星がひとつほしいとの祈り』に出会ったのが始まりでした。この作品は短編集で、一瞬で読み終わってしまったのを覚えています。その後も小説を読みたくなった時はマハさんの本を探すようになりました。大学生になってからは、あまり小説を読むタイミング無くB4になったのですが、コロナの影響で一年ぶりとなった通学時間(計1時間程、電車に乗っている時間があります)がスマホでは耐えられず、小説が読みたくなりマハさんの本『アノニム』『楽園のカンヴァス』を買ったのが、原田マハさんに再びはまるきっかけとなりました。その二冊の後もどんどんその通学時間に読み進め、前期だけで14冊読破しました。。。!こんなにも小説にどっぷりはまったのは中学生ぶりで、正直自分でも驚いています。ここまでマハさんにはまってしまうのはなぜだろう、と自分でも気になっていたので、今回の作品批評で取り上げさせて頂こうと思いました。
マハさんコレクションです。収集癖があるのでどうしても買ってしまいます。。。友達や先輩に貸していてここにはない『翼をください』『ジヴェルニーの食卓』も大好きな本です。
3.楽園のカンヴァスについて
前段が長くなってしまいましたが、ここから本題の『楽園のカンヴァス』についてです。
有名な小説を読み切っている程の読書好きではありません。小説の作品批評をするには知識不足な点もあるかと思いますが、初心者なりの解釈ということで、温かい目で見ていただけたらと思います。私なりの視点で、マハさんの小説はどうしてこんなにも惹きつけられるのかを考えて行こうと思います。
⓪『楽園のカンヴァス』について
あらすじ
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岡山の大原美術館で監視員をする早川織絵。ある日、美術館の館長に呼び出され、アンリ・ルソー展をするためにMoMAとの交渉役を頼まれる。その背景には、アンリ・ルソーの研究者として名を馳せた彼女の過去が関わっていた。
…
ティム・ブラウンはアンリ・ルソーの研究者であり、MoMAでアシスタント・キュレーターとしてルソー展の企画に関わっている。ティムのボスは名前が一文字違いのトム・ブラウン、MoMAのチーフ・キュレーターである。ボス宛に届く手紙の中に、「ティム」宛の手紙がまぎれていた。タイプミスを疑いながらもその手紙を開けると、それは、アンリ・ルソーの秘められた名作(マスターピース)の調査の依頼書だった。
依頼書にしたがって訪れたスイス・バーゼルの大豪邸で、ティムはMoMA所蔵のルソーの『夢』に酷似した絵画『夢を見た』の真贋の判定を求められる。そしてその判定にはもう一人、そのころルソーの論文を発表し国際美術史学会を騒がせていた日本人の若き天才研究者、早川織絵が招待されていた。この二人の真贋判定で優れた講評を述べた方に、この『夢を見た』の取り扱い権利が譲渡されるという。そしてその真贋判定の方法は、七章からなるとある古書を1日一章ずつ読み進めるという特殊なものだった。
古書には何が書かれているのか?どちらが勝利するのか?ティムと織絵の関係とは?
『夢を見た』は真作なのか―
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アンリ・ルソーの『夢』は、この楽園のカンヴァスの表紙に使われている絵画です。美術の教科書などで目にしたことがある人も多いのではないでしょうか。この絵画は、実際にMoMAに所蔵されているものです。
『楽園のカンヴァス』はアートミステリーと位置付けられています。マハさんは様々な種類の小説、エッセイなどを執筆されていますが、その中でもアートに関する小説はとても多く、『楽園のカンヴァス』はその代表作ともいえる作品です。私がマハさんのアート小説にはまったきっかけになった作品でもあるので、今回選ばせていただきました。
①錯覚の起こる構成
目次を見てみると分かるのですが、この物語には三つの年代(2000年、1983年、1906~1910年)が登場します。2000年、1983年は主人公二人の話、1906~1910年はルソーの晩年に当たる年です。
楽園のカンヴァスだけに限らず、マハさんの作品には、いくつかの年代を行ったり来たりする構成が良くみられます。今回は、
第一章 2000年 倉敷
現代を生きる織絵について
↓
第二章 1983年 ニューヨーク
過去を生きるティムについて
↓
第三章~第十章
1983年 バーゼル ↔ 1906年~1910年 パリ
過去のティムの起きた出来事 ↔ ルソーの晩年について
↓
最終章 2000年 ニューヨーク
現代の織絵とティム
という構成です。
さらに、第三章~第十章に関しては、物語の中にさらに物語が入るという入子状の構成になっていて複雑です。『楽園のカンヴァス』の目次では「1906年~1910年 パリ」と書かれていますが、実はこの部分はティムと織絵が読む古書、晩年のルソーに関する『夢を見た』という題名の物語なのです。『楽園のカンヴァス』の中で、ティムと織絵がこの『夢を見た』の読者なわけですが、同時に『楽園のカンヴァス』の読者も『夢を見た』の読者になるのです。
こうした入子状の構成によって、『楽園のカンヴァス』の読者は知らぬ間にティム/織絵になり、ティム/織絵として『夢を見た』を読むような錯覚に陥ります。私もまんまとその錯覚に陥り、さも自分がティムであるかのような気分で読書していました。この錯覚こそ、私がマハさんに惹きつけられたポイントの一つです。
ただし、惹きつけられたポイントであると同時に、ここは『楽園のカンヴァス』の読みやすさ/読みにくさに関わる部分でもあると思います。この構成は、かなり没頭して集中して読むのに向いているのではないかと考えます。小説の読み方は人それぞれかと思いますが、少しずつ時間をかけて読み進めようとすると、毎回前の部分を忘れて戻って読み直し、あまり没頭できずに読みにくくなってしまいそうです。実際、この作品批評のために読み直そうとしたときに、じっくり考えながら読んでいたら一向に進まず、進んだと思ったら物語を純粋に楽しみすぎて何も考えていなかった!となる節が何度もありました。
②世界観に入り込んでしまう説明
①のような複雑な構成をしていて、さらにアート関連ということになると、知識もなく読みにくいのでは?と思ってしまいますが、そんなことは無いのです。そこにはマハさんの「説明」の力が大きくかかわっていると考えています。
まず、少々専門的な用語が出てきたとき、良く使われるのは注釈という手段です。*や番号を振っておき、巻末に用語解説が載っているものはよく見かけます。しかし、マハさんのアート関連の小説には注釈は一つもありません。なぜかというと。
p.16
「織絵が勤める美術館、大原美術館は、中国地方はもとより日本屈指の西洋絵画コレクションを所蔵することで知られる。明治期より紡績会社を営んで財を成し、日本美術の蒐集家でもあった大原孫三郎が創設者である。孫三郎は、友人で画家の児島虎次郎の渡欧を支援し、虎次郎は制作のかたわら、孫三郎のためにヨーロッパの美術作品を蒐集した。そのときに集められた作品群が、美術館の収蔵品の中核を成している。エル・グレコの「受胎告知」はパリの画廊で虎次郎に発見され、虎次郎はこの絵の写真を孫三郎に送って購入のための送金を依頼したという。1922年のことだ。」
これは、エル・グレコの『受胎告知』が出てきた場面で挿入された「大原美術館」に関する説明ですが、びっくりするぐらい丁寧に、詳しく書かれています。この部分だけを抽出して読むと何が何だか、と感じるかもしれませんが、こういった、少々詳しすぎるくらいの説明が、物語の中に大量に、そして巧みに、編み込まれているのです。すごいのは、これが第三者によるナレーションではないように読めることです。この説明が出てくる部分では織絵目線で物語が進んでいますが、まるで、織絵が自分自身が確認するための脳内の独り言のような書き方がされています。このように書かれることで、読者は、実際にはその時初めて得た薄っぺらい知識だとしても、アートに関する知識を持った織絵になったつもりになって物語を読み進められるのです。
こういった詳しすぎる説明は、特に第一章、第二章に多く、この二つはそれぞれ、織絵とティムがどういった人物像かを説明している部分でありながらも、今回登場するアートに関連する部分の説明も担い、そして普段全くアートとは違う世界にいる人たちをも、アートにの世界に引き込んでしまうための章にもなっています。もちろん、第三章以降にもこの詳しすぎる説明はたくさん登場します。構成の部分で書いた、『夢を見た』の物語中ででてきた専門知識も、その物語を読んだ後のティム目線の脳内解説が入るのです。
さらに説明力というところで書いておきたいのが、絵画の言語化についてです。小説の中にはルソー以外にも先ほどの説明であったエル・グレコやピカソの絵画も登場しますが、その一つとして写真は載っていません。しかし、マハさんの絵画の言語化力はすさまじいものがあります。
p.7
「ここに、しらじらと青い空気をまとった一枚の絵がある。画面に広がるのは、翼を広げて飛び立とうとするペガサス、その首に植物の蔓を投げる裸婦、彼女の足もとで花をつむ裸の少年。ペガサスも、人物像も、それぞれの身体はパウダーをはたいたように白く透明だ。細かい粒子が光を反射していちめんにただよっているかのようにも見える。それほどまでに青く、白く、まぶしい画面だ。ペガサスの背後には切り立った山が見える。生の歓びに満ち溢れているはずの春の森は静寂にさらされ、生々しい命の気配はない。とすれば、これは現実世界を描いたものではなく、天井の楽園を表したものなのだろうか。あるいは、画家が夢をみたそのままの風景なのだろうか。」
これは、物語の冒頭に登場するピエール・ピュヴィ・ド・シャヴァンヌの『幻想』という作品の説明です。絵画を的確に説明しながら、おそらくその絵画を見たときに人の目が追う順番を意識して書かれているのではないかと推測します。絵画の印象、主題となるモチーフ、全体の雰囲気、全体を眺めたことによって気づく細かい部分、そして鑑賞者が抱く疑問…見たことのない絵画を、マハさんの言葉によって想像して見ることができます。答え合わせをするかどうかは読者に任せられていると思うので、どんな絵か気になる方はぜひ調べてみてください。
物語にとって重要な絵画が出てくるたびに、これくらいかこれ以上のボリュームで絵画の説明が入ります。この説明によって想像力が掻き立てられ、よりアートの世界に入り込んでしまうのです。絵画の説明も、先ほどのように主人公たちの脳内独り言のように書かれているので、アートの知識の説明と同じく、自分がその絵画を説明できているような感覚にも陥ります。
③怒涛のクライマックス
小説なのだから伏線回収があるのは当然だし、ミステリー小説ならなおさらなので、クライマックスがすごいということは特段珍しいことではありません。そうでなければミステリー小説は成り立たないといっても良いかと思います。例にもれず、『楽園のカンヴァス』のクライマックスは怒涛の伏線回収と、驚きのオチが用意されています。そして、①の構成の話からつながるのですが、クライマックスは二つあるのです。
一つ目は、ルソーの秘めたるマスターピース『夢を見た』の真贋判定のクライマックスです。こちらは、最後の最後まで相変わらずの詳しい説明と共に、信じられない展開で幕を閉じます。そして、読者が一番気になる謎については.........これ以上書くのは、もしこのnoteを読んで『楽園のカンヴァス』を読んでくださる方がいるとしたら、知らずに驚いて欲しいのでここでは伏せておかせてください。
そして、二つ目のクライマックスは、現代の織絵とティムの話です。最終章のタイトルは「再会」です。第一章から、織絵とティムの再会であることは間違いないし、物語はそういう方向に進んでゆきます。最後の最後まで、マハさんの丁寧な説明が編み込まれた文章が続いていき、期待感Maxで再会のシーンを迎え、物語は幕を閉じます。ここまで、ずっと詳しく丁寧に説明されながら物語が進んできたことに比べると、この終わり方はびっくりするほど説明が少ないのです。まるで、ここまで説明したんだから分かるでしょう?と試されているかのようでもあります。あの細かく丁寧な説明さえ、最後のための伏線だったのではないかと思えてくるほどです。
クライマックスの最後の最後までとにかく必要な情報はつぎ込まれていて、それでいて核心部分は描かずに、含みを最大限に持たせた終わり方をする、言い換えれば、読者に想像するための材料を丁寧に全て渡し、何も言わずに去って行ってしまう、原田マハさんはそんな描き方をする人なのです。
この書き方をされることで、読者は読み切った後もあれはどうだったのか、二人はこれからどんな話をするのか、あれこれと思いを巡らせながら余韻に浸ることができます。かなり集中して最後まで読み切ったときの心地よい疲労感と何とも言えない満足感は、このクライマックスからくるものだと言えると思います。
④リアリティ
最後に、マハさんの物語のリアリティについてです。もちろんこの話はフィクションですが、全てが作り話というわけでもないのです。冒頭で紹介したように、マハさんはアートには精通していらっしゃる方で、マハさんの書くアート小説の多くは、史実には基づきつつも、残っている資料では分かるはずのない部分(例えばその画家の性格、画家の周辺にいた人々の生活など)に、マハさんの妄想を絡めて物語を紡いでいっているのです。そのため、小説とは思えないほどの数の参考文献が、巻末に掲載されています。大量の参考文献が載せられていることからは、この物語を書くために緻密な調査をしたことが分かります。
こういった書き方については、文庫本の解説を読んでいると、「唸らされた」「うらやましい」と書かれている方が何人もいらっしゃり、専門家から見てもマハさんの力が最大に発揮されている部分だと評価されています。事実に基づきながらもそれを超えるストーリーを生み出してしまう、それがマハさんの圧倒的な創造力であり、読む人を惹きつけるポイントでもあります。
リアリティを生み出す演出は他にもあります。
p.59
「Eラインの53丁目駅で下り、蒸し風呂のような構内から昇りエスカレーターに長々と乗って、真夏の日差しが照りつける53丁目の通りへ出る。地下鉄出口の目の前に停まっているドーナツスタンドで、シナモンドーナツと紙コップのコーヒーを買う。美術館のスタッフエントランスにたどり着くまでにドーナツは胃袋の中に収め、地上でもっとものろまな乗り物であるオフィス直結のエレベーターに乗りこんで、自分のデスクに到着する。残り半分になったコーヒーを啜りながら、ダイレクト・メールの選別を開始する。」
これは、ティムの朝の行動を切り取った描写ですが、ニューヨークの真夏の朝とその中を出勤するティムの感情を含めて、とてもリアルに伝わってくるものがあります。私はニューヨークに行ったことはありませんが、この文章だけで、かなりリアルなティムの通勤を想像することが可能です。こういった、主人公たちの日常に関する描写も、リアリティを出す演出として一役買っていると考えられます。MoMAは、マハさんのアート小説で最も多く登場する美術館ですが、おそらくマハさん自身の経験があるからこそ、描けるリアリティーがあるのだと考えられます。
4.まとめ
なぜこんなにも原田マハさんの小説に魅了されてしまったのか、できるだけ客観的に分析してみたつもりです。
①まるで自分が物語の主人公になってしまったような錯覚に陥る構成
②アートという一見敷居の高そうな世界に入り込めるように、丁寧に物語に編み込まれた説明
③読者の想像力に全てをゆだねるクライマックス
④リアリティのあるフィクション
この4つが私なりに考えてきた『楽園のカンヴァス』の惹かれポイントでした。
作品批評をしようと思って読んでみて、単純に楽しんで読んだ時より何倍も読むのが難しく、小説というのは本当に複雑に、様々な要素が組み合わさってできているものだということを実感して読むことができました。きっと専門的に分析するともっといろいろな仕掛けが隠れているのだろうと思います。書いていて、途中から当たり前のことばかり並べているような気がして、不安で仕方がなくなってきましたが、一つの小説をこんなにも分析的に読んだのは初めてで、やっと小説の深さに触れられたところなので、いずれこれを見たときに「まだまだだな」と思えるようにたくさん小説を読んで脳みそを鍛えていこうと思います。もちろん、マハさんの小説もこれからもどんどん読んでいこうと思います。
マハさんのアート小説にはまったことで、今までも美術館は好きでしたが、これまで以上に作品を見に美術館へ行きたいと思うようになりました。この夏休みは建築目当てではない美術館巡りをしたいと思っているところです。
余談ですが、もしこれを読んで興味を持ち、『楽園のカンヴァス』を読んでくださった後には、ぜひ『暗幕のゲルニカ』を読んでいただきたいです。理由は、二つを読むと分かっていただけるかと!
長くなってしまいました。ここまでお付き合い頂き、本当にありがとうございました。
B4 鵜川友里香
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