KKL 20220608 研究室会議レポート

こんにちは!今回の研究室会議レポートを担当します修士2年の関戸香莉と申します。新学期が始まり、早二ヶ月がたちました。今年度から研究室に配属された新B4も、それぞれ新しい環境にようやく慣れてきた頃でしょうか。今回は、門脇研で週に一度のペースで行われている、普段の研究室会議の様子をレポートしましたので、最後まで読んでいただければ幸いです。

研究室会議では、まず最初に運営方針などの事務的な連絡と各プロジェクトの進捗状況など、研究室全体で共有すべき議論が行われます。そして、後半は構成員それぞれの個人発表に移っていきます。

まずは、研究室全体の議論。

今回メインに議論されたのは、10月中旬に予定されているゼミ旅行の行き先について。今年は長崎県に決定しました。海外など様々な案がありましたが多くの人が、ゆったり街を歩きたい、ということで、今回は国内になりました。普段の自在画質のイスと机の上で行う研究室会議とはまた違った、ゼミ旅行中のさらにラフな雰囲気で行われる議論をとても楽しみにしています。

続いては、個人発表です。

卒業設計に取り組むB4は、まだテーマ設定の段階で先が見えず、建築の形にどう持っていくかについて焦っている人が多いような印象を受けます。アウトプットのイメージが持てず、不安になってしまう気持ちも分かりますが、自分が最初容易に想像していた着地点から、また違った新しい展開に案をスライドさせていくことが、卒業設計としていい提案をする上で大切かなと思います。先生は「案をすべらす」という言葉をよく使いますが、春学期中には、そのすべらすための「てがかり」を見つけられたら、十分なのではないでしょうか。そのためにも丁寧なリサーチと、具体的なスタディの積み重ねを、今後も粘り強く、コツコツと進めていきましょう。

M1は修論のテーマを定めていくにあたって、自分の興味や卒業設計の延長から考えている人が多い印象です。まずは既往研究を参照し、修士論文としてどう進めていくのかを見据えながら、だんだんとテーマを絞っていければいいのかなと思います。また、修士設計も視野にテーマを模索している人もちらほらいて、修士論文のみを執筆する人が多い門脇研にとっては新しい試みであり、来年のアウトプットを今からとても楽しみにしています。

M2は夏の実施調査や制作に向けて、各々着々と準備を進めています。長期休暇は腰を据えた調査を行う絶好のチャンスです。春学期中に対象を選定し、どのような方法で、どんなデータを入手していくかの計画が綿密に立てられればよいなと考えています。学生生活も残り数か月。ゼミ終わりに、大学近くのラーメン屋に集い、研究の悩みや将来についてなど、気楽に語り合えるこの関係性を、これからもずっと大切にしていきたいです。

毎週研究室会議で議論をすると、自分の中になかった視点に、はっと気づかされることが多々あります。これは、研究室会議において、先生を含め、学部生から博士まで、様々なバックグラウンドを持った個性豊かな構成員全員が、対等な関係で議論できる環境によるものだと思います。個人個人が持つ知識や考えを全体に共有し、それぞれの方向で取り組んでいることの可能性をさらに拡張できるような、開かれた議論の場をこれからも大切にしていきたいと思っています。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。夏休みまで、折り返してあともう少し!引き続き、楽しんでいきましょう👍

M2関戸香莉

いいなと思ったら応援しよう!