KKL 20220629 研究室会議レポート


こんにちは。今回の研究室会議レポートを担当します、M2の渡邉です。よろしくお願いいたします。

最近は猛暑で溶けそうですが、、、暑さに負けず体力をつけて頑張りましょう。(博士課程の先輩方は研究発表でオーストラリアに...!長袖を着ていらっしゃってビックリです)それでは、先日の研究室会議をレポートしたいと思います。


■プロジェクト発表
まず、プロジェクトの発表では、B4が制作を行うiksの進捗共有とM1が行うkdl2の完了報告等がありました。

・iks

iksは、自在画室のライブラリースペースに設置する本棚と椅子の制作プロジェクトです。本棚・椅子の設計のどちらも、荷重に耐える構造とデザインの融合、そして使用者をしっかりと意識したディテールのデザインが大切になります。そのため、B4にはディテールと全体像を横断したスタディを積み重ねながら、様々な視点から設計を進めていってほしいと思います。


・kdl2

kdl2は、研究室に隣接する先生の部屋を構成員も使用できるように改修するプロジェクトです。(こちらのリンクがkdl2の制作過程のnoteです➡https://note.com/kkla1117/m/m9942a2c7a6c3

今回は、門脇先生の机の下の収納の制作がほぼ完成したとの報告がありました。学生の作業スペースの机(snt)同様に、この収納にも元々あった「聖域」のパネルが再利用されているため、kdl2の空間の一体感がより創出されたように感じました。

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△学生の作業スペースからもチラリと見える収納

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△学生の作業スペースの机(snt)と一緒の天板

私は先生に次ぐkdl2のヘビーユーザーです(笑)B4の時に1度も入ったことがなかった空間で、毎日のように作業していることが今でも不思議ですが、自然と門脇先生とお話しする機会が増えたように感じています。引き続き、卒業するまでの間沢山kdl2を使用したいと思っています。

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M1のみんな、kdl2完了本当にお疲れさまでした。



■個人発表
研究室会議の後半では、B4→M2→M1の順番で個人発表が行われました。

特に、今週のB4の卒業設計の発表では、夏休み中のリサーチやスタディに向けて、沢山手を動かしている子が多い印象でした。中でも、「料理と建築」を大きなテーマとしている市花さんは、料理と建築の組み立て方法の類似性への興味から、調理前・後での料理の重量変化率や色(RGB)、構成比等の変化をリサーチし、研究室での議論に結びつけていました。私自身も門脇研での卒業設計を経験しましたが、それを通して学んだ大切なことは、「悩んでも手を動かしてみる行動力と粘り強さ」、そして「自分の考えを他者と共有する勇気」です。

KKL 20220615 研究室会議レポートでM2本多も「自分なりの仮説を議論の遠くに一度投げてみる勇気」が大切であると記述していましたが、私も同感です。具体的なリサーチから自分なりの仮説を立て、それを構成員に共有することで「案をすべらす」ための次の手がかりが見つけていく。この姿勢は、卒業設計に限らず、修士研究に向けてスタディを重ねるM1・M2においても大切であるなと痛感しています。どんなに自信がなくても、本当に案に繋がるのか分からないリサーチでも、少しでも何か手がかりが見つかるかもしれないという希望をもって、特にB4の子には卒業設計にじっくり向き合ってほしいです。

もうすぐ春学期が終わってしまい、どの学年も焦りを感じ始める時期ですが、各々自身のテーマと向き合いながら、研究室会議内外での議論を通して他者と考えを共有し、設計や研究を進めていきたいと思います。



稚拙な文章になってしまいましたが、ここで今週の研究室レポートを終わりにしようと思います。お付き合い頂きありがとうございました。

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