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アメリカ大学編入記㉒大学院1

アメリカは新学期が始まる。と、言っても12月卒業式をした息子にとっては、大学院の新学期だ。13日から始まると言っていたので、ちょうどトランプ大統領の就任が1週間後に。

大学院は特に、試験などないのだが、書類など提出物が多い。大学の4年間の成績ももちろん、ワクチン(赤ちゃんの時からの)証明、プロフィールなどなど、そして、一番厄介な、残高証明書だ。今までも、編入するたびに、証明書は出してきたが、今回のがいちばん大変だったのではないか。

余談だが、銀行の残高証明書というのは、普通預金のお金でないと認められない。普通、皆、証券会社や有価証券になったものが多く、普通預金にはいれていないだろう。最初、要領がわからないときは、かき集め1銀行に証明を出してもらった。しかし、複数個所の合計でいいとわかったのは、ずいぶん後からだ。また、親戚やサポートしてくれる人の名義でもいいし、一週間前ぐらいに借りてきてもよい。(次の日の証明はできない)

まぁ、とにかく、お金(普通預金)がなければ、合格できないのだ。大学が提示してきた金額以上の証明書がなければならないので、苦しい人も出てくると思う。

今回は何が大変だったかというと、大学によると思うが、公証役場で公証してもらった書類でなければならないことだった。

一般人が公証役場に行くことはないので、ここもハードルが高い。また、公証役場というのは独特なので行くのをためらうだろう。そして、予約日に行かないと公証してもらえない。

ただ、不動産事業を数年前から行っていた私は、銀行の方に言われ、そこへ一度行ったことがあったので、なんとかこなせた。何事も経験だ!安心した。(最初行ったときは、恥をかいた、本当に。)

2週間先の予約に意気込んで、証明をもらってきた私は、息子にpdfで送った。すると、しばらくすると大学からダメ出しが来た。

やり直しだった。この書類の上にも公証人の署名が必要だ。と言われた。

また、予約をしようと電話をかけると、もう一か月先まで、予約がうまっているという。締め切りがあることを、伝えると、キャンセル待ちをおしえてくれた。

キャンセルが出たという言う連絡を受け、また、公証役場に行く。私は、手数料がまたかかるのか、、(半額にしてよ)無理そう。ムリだった。

この書類にもサインが必要なんです。と伝えた。しかし、もう一度前もらったモノも添付するので、また¥12,500を支払う。

これでいいだろう!とpdfを送る。

すると、大学から、mother(母)という関係が抜けている!と言われ、もう勘弁して、、ワナワナとなっていたところ、上から手書きで書いていいと言われたらしい。(びっくり、、それでいいの?)

そして、私はボールペンでmotherと書き、pdfで送る。笑

結果は、1~2週間かかります。と言われたらしい。

その時、13日から学校始まるのに??どういうこと?と息子に聞くと、間に合わなかったら、3月春学期からね、、、と言う感じだということだった。

全く、、、

で、9日に「おめでとうございます!合格です。」メールがきた。
いつも朝早ーく、ラインの電話で目が覚める。

ぎりぎり間に合った。(いつものことだが、、)よかったぁ~。

こうして、全エネルギーを搾り取られ、私は久しぶりに風邪をひいた。



実は、この大学院は、もともといた航空大学の大学院だ。滑り止めの、卒業した州立大学の大学院は確保していた。行かない選択をしたと手続き中である。

つづく、、、