#2 思い込みが自分の行動や思考を制限してしまう
まず若くて経験が少ないときに強く感じたことはその人の人生に大きく影響すると思う。
例えばお金。なくて苦労して育てば人生=お金と
思いかねない。若くて小さいときに感じたことに囚われて今も辛い気持ちで生活をしている人もいるかもしれない。
自分は小さい頃からこうなりたいというのはなかったが逆はたくさんあった。
学生の頃都内の朝の電車に憂鬱な顔をして
ぎゅうぎゅう詰めになって乗っている大人をみて
自分もこうなったら絶対に耐えられないと思っていた。が、当時(高校生)の自分は将来が不安で芸人をやってみたいという気持ちがありお金の心配を減らそうとファミレスで週5.6バイトをしていた。
ファミレスで辛そうに働く社員や
自分も芸人をするならこの生活が続くと思うと
好きではないことで働く=辛くてつまらない
というイメージが高校生の時には定着して
しまっていて、朝の電車でみる大人の辛そうな顔からこの人達も好きな仕事をしていないと
当時なぜか勝手に決めつけていた。(単に満員電車が辛いんだと思う)
極め付けに好きな芸人がテレビ界隈の愚痴を毎週言うので働く=辛いというイメージだけが 完全に定着してしまったのだ。
今もだが、とにかく経験不足でプライドは高いが
自分を曝け出す勇気もないからどんどん自分に閉じこもり自分のなりたくない人を否定することでしか
自分を肯定できなくなっていたのだ。
でもその当時の自分を嫌いで悪いかと思うとそうは思わない。なんとかしようと自分で考え行動し(高校生の時90万貯めた)なんとかしようとしていたのだ。
が今も当時の考え方ではまずいと近年思えるくらい
に少し自分を出せるようになってきた(遅いくらい)
高校生の半ばまで他人と比べることで自分を肯定するしか自分に自信をつける方法を知らなかったのだ。何が良くて何が悪いみたいな抽象的なことを
社会でそうされていることを鵜呑みにしていたので
自分が一般ルートから外れようと思った時にとても
苦労した。
#努力して自信をつけるということを知った
きっかけの1つ
高校生のときに、自分の学校の最寄りで高校生のバスケットの全国大会が行われていた。当時学校帰りに駅にとんでもなくデカい人たちがいて驚いたのを覚えている。
日本国民なのでスラムダンクからバスケにハマり
あるyoutuberのnba選手の生い立ちを紹介する動画から色んなnba選手について知った。
それまでの自分の感覚だとスポーツでプロになるような人は小さい頃から体格に恵まれていて
難なくプロになり、すぐ試合で活躍し多額のお金を貰っている印象があった。つまり選ばれた人だと勝手に思っていたのだ。が、プロになっても多くの選手が試合に出られず、プロになってからの方が練習する人が多いというのだ。
周りやネットの情報を鵜呑みにしすぎて
人生は学生時代で決まると本気で思っていた。
プロでさえもなってからが勝負ということを知らなかった。物事を自分で判断する力がないかつ
物事を知らなすぎたのだ。
それから、当時高校生ながら月にバイトで
9万円弱バイトの稼ぎがあったので漫画や本
映画館などにお金を使うようになった。
今までに入ってこない考え方新しい考え方にたくさん出会った。
あるあるだがスポーツを辞めたとき、自分がスポーツ以外に何が好きなのか全く分からなかった。
小さい頃からスポーツしかしてこなくて
スポーツをしている自分しか知らないから
何をしたら良いのか分からないのだ。
高校でサッカーをやるもやらされている感が嫌で辞めてしまった。辞めた後クラブチームの練習に行ったり、小学生の頃やっていた野球をやったりしたが
何をやってももう楽しくなかった。
そこから切り替えて勉強をしようとするも特に目標もなくやる気も起きず楽しくなかった。
まぁ楽しくない。生きていて何も楽しくないのだ。
当時高校生で周りを見ると楽しそうにしている。
何がそんなに楽しいのか本当に不思議だった。
スポーツをしている自分を失って自分を肯定できるものがなくなり何も楽しくない。
なぜこんな楽しくないのか当時(17歳)の自分は幼少期からの自分を振り返っていた。
振り返ってみると、スポーツはやっていたのではなくやらされているものだった。
小学1年生の頃気がついたら野球のクラブチームに
入っていて6年生まで休みの日に友達と遊んだ記憶が1日もない。好きでない野球をしていたことしか
思い出せないのだ。
中学に進級した時に後ろの席に座っていた友達がバスケ部かサッカー部に入ると言ったので自分もどちらかに入ろうと思い結局サッカー部に入った。3年間楽しく過ごし高校でもサッカーをやろうと思い入部したがまぁ楽しくない。なんでこんなことが起こるのか。
嫌な野球が6年間続いたのもサッカーが楽しくできたのも全部ただ友達のおかげということに
高校に行って友達が少なくなって気がついた。
サッカーが野球が好きなわけではなく
友達が優しく一緒に過ごしてくれたのを
そのスポーツが好きだと勘違いしたのだ。
(もちろんスポーツを通じて仲良くなった)
高校生になって自分でバイトをして自由に使えるお金で映画館に行ったり本や漫画を買ったりして初めて自分がそういうことが好きだという事を知った。
本なんて読んだ事なかったが、当時は授業中退屈で毎日のように読んでいた。
やらされて少しできるようになった事を
自分の好きなものと思っていたせいで
それが無くなった時にとても苦労した。
もし自分が好きなものがない。分からなくなったら
ベタだと思わずやった事ないことに触れてみると
驚くことがあるというありふれた助言をしたい。
自分を肯定するために自分と違う考えや今と違う自分をを否定すると自分の後の選択肢を奪い自分が苦しむという事を高校生の時にスポーツを辞めて気が付けた。
それともう一つ思ったことが自分が他人に対して否定したいと思うことは大体自分ができない事をやっている人に対して思うことが多いということ。
例えば目立ちたがり屋の人が苦手なら
あなたはやる必要があるかないかは
別として自分ができない事だからその人に対して
否定的な気持ちを持ってしまうのだと思う。
もしかしたらいつかあなたも目立ちたいと
思う日が来るかもしれない。
そしたらその否定的な気持ちが自分を苦しめてしまう。世の中に色んな人がいて自分はその1人だという事。そういうことに気がついて色んな人がいるという事を知った事で少し自分にも他人にも寛容になった。