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「ごきげん」の為のデータ収集

めがでました。

ふたばがでました。

最近、アサガオを観察するように、自分の観察をしている。

観察というか、自分のデータをとるようにした。
久しぶりに紙に文字を書いている。

謎の動きだ。


日記ではない。
感情が動くことがあればnoteに書くし、
僕は基本的に日記は見返さない。

前に前に進む男じゃけの。
わっしゃ。
内なる菅原文太が出てしまった。



武井壮は陸上で日本一になる為に、外気温・室温・湿度・気圧・風向き・体温を1日に6回数え、睡眠環境の観察を6年間欠かさず記録し、自分の快・不快を感じるデータをとったという。


仮説→検証は僕の好物でもある。

仮説にも検証にも必要なのはデータだ。

どんなデータをとるか?それは、

「本日のゴキゲン指数」

である。


「体調管理が仕事なら、いっそ本格的にデータ収集してみるか」
と思いついた。

今しかできないことだ。


実は、首を痛みと腕の痺れがかれこれ2か月引かないまま過ごしている。
そのおかげで僕の大好きなあらゆる運動がストップされ、そこに夏バテによる怠惰が加わり、睡眠もバグってしまった。

夏男なのに。

俺に野球をさせろ。
炎天下で球を投げさせろ。


花粉や梅雨のときのように、家に引きこもりがち&昼夜逆転生活が続いて、ついに痛みが我慢が出来なくなり、まずは接骨院に行った。

「風呂入ってない?風呂入んなきゃ治らないよ!風呂入ろうね!」

アスリートも診ているその接骨院の院長は、最初から最後まで風呂に取り憑かれていた。

上京してからユニットバス物件にしか住んでないから、こんな狭くてトイレがある場所でゆっくり風呂に浸かるという発想がなかったのだが、溜めてみると意外にも全然リラックスできた。

風呂大好きなのに。
これまでの14年間は一体・・・。


基本、45℃か41℃に炭酸入浴剤を入れるかして、大量に発汗させる。

まず、確実に寝られるようになった。
日光浴もええけど、これが一番ええかもな。


ここらへんから、友人が「性格が変わった」という胸椎いじりを覚えたり、骨盤が立つようになって、徐々に痛みが取れてきて、露骨に機嫌がよくなった。


「このごきげん、継続してぇな~」


と思ったのが事の発端である。

僕が働いた多くの会社を半年も続けられずバックれてしまったのは、僕の回復力がなかったせいである。

ストレスの発散場所がない。

睡眠の質が悪い。

そもそも、疲れやすい体をしている。

等。


この回復力の大切さに気付くことなく、10年を過ごしてしまった。

いつも元気がなく、不機嫌。


今みたいに元気で、機嫌がよくなる為にはどうしたらいいだろう。

どうしたら、続くかな。

よし、ノートに書いてみよう。






あなたが「今日、ごきげんだったなぁ」

と感じたとき、その要因は何か?を考える。


好きな人とデートしたこと?

宝くじに当たったこと?


あるいは、何かを「した」ことではなく、何かを「しなかった」ことや「気にも留めないこと」で、知らず知らずのうちに僕らはゴキゲンになるのかもしれない。



嫌いな人に会っていないこと。

嫌いな労働をしていないこと。

8時間寝れたこと。

朝寝ぼけて食べたバナナヨーグルトが美味しかったこと。




まず「本日のごきげん指数」は10点満点中、何点だったか?
を書く。

そして謎ときをするように、その点数の要因を集めて書き出す。

やってみるとわかるが、これは楽しかったことを思い出せるとても楽しい作業だ。

そして、明日のゴキゲンの為にやりたいことを書く。

明日は、ズッキーニを焼きたいと書いた。

明日の楽しみが出来て、少し嬉しい。

明日もきっといい日になるよね、ハム太郎。


楽しいことしか書いていない。

これなら、ちょっと見返せそうである。



健康生活が始まった。

競争が好きな僕としては、なんとなく張り合いがない。
丁寧な暮らしは、ネタにならないからあんまり面白くない。


ただ蔑ろにしてきた回復力と、真剣に向き合うにはいい機会だ。

痛みに向き合える日まで。





田中邦衛は老衰で亡くなったという。
今日日、「老衰」という言葉を聞かなくなった。

僕が90歳のじいさんになったら
「やったー!今日も死んでねぇ!孫の顔見れる、もうけ!」
と思えるだろうか。

それはつまり、生きてるだけでごきげんってことだ。

そんな究極体になれたら、面白いよね。

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