ゲイカップルの東京賃貸お部屋探し体験記＜前編＞

どうも、9つのモンスターアプリで「物件」漁りするが如くSUUMO漁りが趣味になりつつあるマンジェラス・アキナです。

今の彼氏とは、付き合った直後から同棲しているのですが、
ちょうど私が転職するタイミングで、それを機とした引っ越し（※）を検討していたので、彼氏が住んでいたハムスター小屋みたいな25㎡の部屋に転がり込んだんですね。
（本来なら大家さんに申告しなければならないですが、こっそりでした）

※オフィスから3キロ圏内に住むと3万円住宅手当もらえる会社を退社するにあたり、家賃負担的にも場所的にもそこに住む理由がなくなるので

で、そのハムスター小屋に1年半も住んだのですが（ウチらすごくない！？）、
「そろそろ手狭だよね〜」なんて話になり、物件探しがスタート。
 
大柄なオカマ2人が「ちょり〜っす(´∀｀∩)↑age↑ウチらLGBTだけど部屋貸してくんね？（威圧）」って申し込むわけなので、
当然審査通るのかなとか色々不安はあったわけでして。

新宿エリアにあるLGBT特化の不動産会社「IRIS（アイリス）」さんへの相談も検討したのですが、
エリア的に新宿から遠かったのと、コスパ魔神（自称）の図々しいオカマとしては、後腐れのない不動産会社で仲介手数料の交渉をガッツリやりたかったので見送りました。
※IRISで頑張って探してもらった中で仲介手数料の交渉は気が引けるじゃないですか、あそこ利用するなら100％手数料払いたいし…

そんなこんなで、街なかのチェーン不動産屋に突撃。 まずは、大前提である”ウチらのカンケイセイ”をしっかり伝えます。
営業の女「お二人で探されているんですかぁ〜？ご兄弟？似てますね♡」
ウチら「今どき話題の同性カップルなんですぅ」
営業の女「え〜〜！そうなんですね！最近多いですもんね〜」

ちょっと待てぃ!!ポイント１

【狭い店内で他の客もいるから会話が筒抜け〜】
別に？一期一会だし？他の客も二度と会わんし？別にええやん
って思える人ならいいんですけど、
周囲には可能な限り関係性やセクシャリティを知られたくないとか
結構気にする人はかなりストレスかもですね〜〜
事前にメールとかで伝えてから来店って手もありますけど、
会話筒抜けの時点で周りの客は察する可能性〜

そんなこんなで内見に。
彼「ここさぁ、収納的にナシじゃない？」
私「わかる〜日当たりも微妙。ここに住んでるイメージ湧かないって感じ」
みたいなああでもないこうでもない言いながら回ってたところ、

ウチら「！！！！！！！！！？！？？？？？？！！？！？！」
LDKは若干手狭なものの、
「最上階」「50㎡くらいのルーフバルコニー」「しかも23区」「さらに駅近」というめちゃくちゃアゲな物件だったのです。

自宅警備員週４リモートワーカーの私にとっては、ベランダに一歩出るだけで周りを気にせず伸び伸びと日光浴ができて、気分転換に最適だと思いましたし、
彼にとっては、友達のオカマを呼んで、patio furnitureっていうんですか？ｗ
ガーデンテーブルなんか広げて酒飲んでchillできていいじゃないって感じで

ウチら「ここにします！！！！！！！」って申し込んだわけよ
ルームシェアについて特に記載はなかったんだど、一応条件は「二人入居可」だったの。
でね、不動産会社の女から審査結果の電話☎くるでしょ、もうねドキドキ。

営業の女「あのー、本当に申し訳ないんですが、オーナー様の意向で見送りです。。。。」
私「え？なんでですぅ？？？？！？！」
営業の女「オーナー様がお年を召されている方でして、正直（LGBTに対する）理解が薄いというか、、あ、あの、お子さんがいらっしゃる方に貸したいとのことでして、、、」（営業の女も歯切れわりいんだよな）

ちょっと待てぃ!!ポイント２

【審査落ち理由がシンプルにひでぇ】
まずね、家賃的には年収を鑑みて全く問題ないわけですよ（彼の名義）
でね、一応審査激ツヨみたいな職業なわけですよ、特にクレヒス懸念もないし
他に申し込みがあったわけでもなく、「大家の意向」というふわっとした理由で落ちました。

そもそもなんですが、男二人だと「ルームシェア」扱いになることが多いんですって。
で、男同士のルームシェアだと

・騒音リスク（夜な夜な宴会とか）
・家賃回収リスク（破局で）
・早期退去リスク（破局で）

みたいなのがあって最初からNGにしている物件も一定数あるらしいんですね。
まあ騒音に関しては、大学生みたいにわちゃわちゃ騒ぐみたいなことだと思いますが、私達も大人ですし。
むしろ隣人と上階に子供いるパターンのほうが奇声やら足音やらうるせえぞって話なんですけど。（実体験）

審査に落ちるという体験が初めてだった彼氏は、本当に落ち込んでました。「これは難航しそうだな」という嫌な予感とともに部屋探し＜前編＞が始まるのでした、、、

後編に続く！