しまなみ海道を完走したので、サイクリングコースの紹介をします
前回はしまなみ海道サイクリングの疑問について書きました。
今回はしまなみ海道のサイクリングコースを紹介します。
さて、私の旅程は以下の通りでした。2日目は観光なのでサイクリングには関係ありません。ここでは①~③を説明します。
1日目
①東京から始発の新幹線で尾道へ
②尾道から自転車で今治へ
③今治からバスで尾道へ
④尾道のホテルに宿泊
2日目
⑤尾道の古寺巡り
⑥福山に移動して観光
⑦福山から新幹線で東京へ
さて、少し長くなりますが、しまなみ海道のサイクリングコースの説明を始めます。
1.東京から尾道へ
品川発の始発の新幹線で尾道へ向かいました。
6時07分:品川発のぞみ1号で福山駅へ
9時26分:福山駅に到着
9時48分:在来線(山陽本線)に乗り換え尾道駅へ出発
10時7分:尾道駅に到着
品川から尾道までは片道4時間です。
初心者でなければ、12時までに尾道駅に到着できれば、しまなみ海道を完走できると思います。
2.尾道からしまなみ海道を通って今治へ
10時7分に尾道へ到着してからホテルに荷物を預けてレンタサイクル屋に向かいました。
ホテルを予約していない人は、サイクリングに不要な荷物はコインロッカーへに預けてください。駅にコインロッカーがたくさんあります。
サイクリングの開始は10時30分ですね。
・自転車をレンタル!
今回はレンタサイクルを利用しました。尾道、今治にはレンタサイクルのお店がたくさんあります。
私が使ったのは公営のレンタサイクルの「しまなみレンタサイクル」です。
1日3,000円からなので価格はお手頃です。ヘルメットも無料で貸してもらえます。
電動アシスト付自転車(1日4,000円から)もあるので脚力に自信がない人は電動の方がいいですね。
私が借りたのはGIANTのクロスバイクです。ボトルケージが付いていて助かりました。
私は「ケツ痛い問題」の対策として、シリコンゲルパッドを持っていきました。写真のサドルに付いているのがそれです。
これでかなり振動を和らげることができたはずです。ただ、いくら衝撃を吸収したとしても、ケツが痛いものは痛かったです。こればかりは慣れですね。
さて、私が通ったサイクリングコースはこの地図の上級コース(ブルーライン)と書かれているものです。
上級者向けというより、しまなみ海道を完走する推奨コースですね。
このコースは通称「ブルーラインコース」と呼ばれるもので、車道にあるブルーのラインに沿って走ります。
ブルーラインを目印に走るのでルートが分かり易いです。
※2つの画像はこちらのサイトからお借りしました。
・フェリーで向島へ
さて、尾道からスタートする場合、最初に目指すのは向島(むかいじま)です。
自転車をレンタルし、「ついにサイクリングがスタート!」と思っていたのに、いきなり出鼻を挫かれます。
向島には自転車で行きません。フェリーで渡ります。
向島へのフェリーは10分間隔で運行していて、自転車込み運賃は110円でした。
向島に渡る橋はあるのですが、レンタサイクルの人に「危ないのでフェリーで行ってください」と言われました。
その橋は帰りにバスで通りました。狭い橋を大量の車が通行していたので、素直に従った方がよさそうです。
・向島をサイクリング
フェリーを降りると、いよいよしまなみ海道のサイクリングがスタートします。
因島(いんのしま)に渡る因島大橋を目指します。
市街地をしばらく走ると海沿いルートに入ります。海岸沿いを進むと「岩子島」に渡る橋が見えます。
注意事項があります。
間違って渡らないようにしてください!
この橋を渡って岩子島に行くと大幅な時間ロスになります。
私は間違って橋を渡って……無駄な時間と大量を使ってしまいました。
幸先が悪かったです。
みなさんは気を付けてくださいね。
こっちが本物の因島大橋です。
・因島をサイクリング
因島のサイクリングコースには左折して小道に入る箇所があります。
私は左折箇所を見落として直進してしまい……ここでも時間をロスしました。見落としやすいので気をつけてください。
コースを間違わなければ生口島(いくちじま)をつなぐ生口橋まで辿り着けます。
・生口島をサイクリング
生口島の大部分は海岸ルートです。いい景色が続きます。
上りと下りを繰り返して進みます。
途中、ヤシの木が生えているエリアがあったのでパシャリ。
この道は三浦半島(横須賀付近)に雰囲気が似ていますね。
海沿いの道を走ると大三島(おおみしま)につながる多々羅大橋に着きます。
頑張って上りましょう。
・大三島をサイクリング
大三島は東側の海岸沿いをサラっと走るルートです。距離は長くありません。
多々羅大橋で大三島に入ると「サイクリストの聖地 記念碑」が大々的に宣伝されています。ルートもそこを通るようになっています。
ただ、付近の道がややこしいのでルートを間違わないように気をつけてください。
私はここでも迷いました。
あと、大三島橋につづく上り坂が急でした。
釣り人を見ながら走っていたらサイクリングコースから外れてしまい……急斜面を上り続けることになりました。ルートどおりに進めば少しマシかもしれません。
・伯方島をサイクリング
大三島橋を渡ると伯方島(はかたじま)です。
伯方島は数キロしないのですぐに終わります。私はスルーしましたが、イルカと触れ合えるドルフィンファームがあります。
伯方・大島大橋を渡ると大島です。
伯方・大島大橋の手前で写真を撮る場所がなったので、橋の上から写真を撮りました。写真は自動車道とは別に設置された自転車専用道です。
・大島をサイクリング
大島のサイクリングコースは少し海岸を通るだけで、ほぼ島の中の道を走ります。
大島が一番辛かったです。
延々と続く上り坂(宮窪峠)、代わり映えしない景色、これらのダブルパンチが長距離で続きます。苦痛でした。
距離は長くなるものの海岸沿いのルートもあります。そっちの方が飽きなくていいかもしれませんね。
・来島海峡大橋をサイクリング
そして、最後の難関が今治に渡るための来島海峡大橋です。他の橋は1キロくらいなのに来島海峡大橋は4キロあります。長い橋です。
最後の力を振り絞って来島海峡大橋に辿り着いたとき「最後の坂を越えた」と思っていました。他の橋は平坦なので体力を渡るのに使わないからです。
でも、甘かったです。想像とは違っていました。
来島海峡大橋そのものが上り坂なんですね……この橋は長いので、途中までずっと緩い上り坂です。
さらに向かい風が追い討ちをかけるように吹いてきます。上り坂と向かい風で全然進みません。歩いた方が早いんじゃないか……とさえ思いましたね。
最後の最後に現れたラスボス。
本当にキツかったです。
ちなみに、他のサイトを見ていたら今治→尾道のサイクリングを薦めていました。
理由は、体力のあるうちにラスボス(来島海峡大橋)と中ボス(宮窪峠)を越えた方がいいから、とのことです。確かに、理にかなっています。
・今治市内をサイクリング
来島海峡大橋を下りると四国に到着です。そこから6~7キロ走ると終点の今治駅です。最後は下りか平地なので、今治駅までは難なく着けるでしょう。
写真の右にGIANTのレンタルショップがあります。その手前が「しまなみレンタサイクル」のターミナルです。
3.今治からバスで尾道へ
体力に自信がある人は自転車で往復するのでしょうが……私は無理でした。
今治から尾道への帰り道は高速バスを使いました。
前回紹介した今治駅から福山駅行きの高速バス「しまなみライナー」は因島大橋で乗り換えると尾道へいけます。
今治~因島大橋まで高速バス、因島大橋から尾道駅までは一般バスです。
チケットは今治駅で売っています。料金は2,300円、乗車時間は1時間30分です。
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しまなみ海道のサイクリングコースの紹介は以上です。
しまなみ海道を一回だけ完走した私が、しまなみ海道の達人かのように書いていますね。
「そんなわけねーよ」というご意見もあると思います。
温かい目で読んでいただければ幸いです。
それでは、少しでも皆さんのしまなみ海道サイクリングに役立つことを願っています!
<前回の記事はこちらです>