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低山トレッキングをしてみた:棒ノ嶺編

以前、蕨山を登った話を書いたと思います。
そうです、蕨山は油断して遭難しそうになった山です……あの時は焦りました。

さて、蕨山の登山口にバスで向かうとき、「ノーラ名栗・さわらびの湯」のバス停で何人か人が降りていました。
後から調べたところ、棒ノ嶺はゴルジュ帯の沢登りができる場所で、『ヤマノススメ』の舞台にもなっているらしいです。バスのアナウンスも『ヤマノススメ』のCV(キャラクターボイス)でした。
どうりで登山客が多いわけです。

蕨山で遭難しかけたリベンジのため、棒ノ嶺に登ってきました。

ちなみに、棒ノ嶺は東京都西多摩郡奥多摩町と埼玉県飯能市の境に位置しており、東京都では棒ノ折山、埼玉県では棒ノ嶺というらしいです。
私は飯能から登ったので「棒ノ嶺」を使います。

今回のルートは下記の通りです。
上りは、「ノーラ名栗・さわらびの湯」のバス停をスタートして、左回りで有間ダムの登山口から棒ノ嶺山頂を目指しました。
下りは岩茸石から逆方向に下り「ノーラ名栗・さわらびの湯」のバス停に戻りました。

※YAMAPの地図を加工して掲載

ここから、ルートに従って解説します。

さわらびの里を車道に沿って登っていくと有間ダムに到着します。
有間ダムは人気のツーリングコースのようです。ダムの堤防には、たくさんバイクが停まっていました。

ダムの堤防からの景色はこんな感じです。紅葉前の写真なので、今は綺麗に色づいていそうです。

※有間ダムの堤防から名栗湖を撮影

ダムを道なりに進んでいくと橋があり、橋を越えた左側が登山口です。
さらに左にいくと無料駐車場があります。登山する人は、この駐車場に停めて登ればいいですね。

※橋を越えた左側が登山道入口

次の写真は登山道です。
登山客が多いのでよく整備されています。さすがに迷うことはなかったです。
それにしても……久しぶりに整備された登山道を歩いた気がします。

山道

注意点としては、川沿いを進んでいくので足場が悪いです。さらに、岩登りが必要なので体力のない人には厳しいかもしれません。

次の写真がゴルジュ帯の沢登りポイントです。
水に濡れないように気を付けながら、岩を登ります。滑りやすいので足元に気を付けてください。

ゴルジュ帯

斜め上に向けて写真を撮ったので、角度が分かりにくいかもしれません。それなりに急斜面です。

ゴルジュ帯は岩を登って川を登り、ロープを使って岩を登る、を繰り返します。
岩登りは各所2~3メートルです。岩に張り付いている苔で手が滑ったり、手を怪我したりする可能性があるので、軍手を持って行ったほうが良さそうです。
私は久しぶりに軍手を使いました。

川ゾーンを越えてから30分ほど山道を登ると岩茸石に到着します。この岩まで来ると、棒ノ嶺山頂まではもう少しです。

岩茸石:上には何もありませんが登れます

ちなみに、岩茸石の左側に沿って細い道があります。岩を越えると、帰りのルートに入ります。棒ノ嶺山頂はこの写真で岩茸石とは逆側です。

登山口から1時間30分で山頂に到着しました。記念に一枚。

棒ノ嶺山頂

山頂は開けた広場になっており、休憩用のテーブルとイスが設置されています。
食事をしているハイカーがたくさんいました。山道でも10人以上はすれ違いましたし、この山は人気がありますね。

行きのルートは沢登りができて楽しかったです。

帰りは岩茸石まで戻ってから、岩の左側にある狭い通話を通って別ルートを進みました。
帰りのルートは単調でした。特徴のない山道なので、特筆すべきところがないです。
ただ、木の根が多いので足を取られないように気をつけてください。

1時間ほど下るとお墓に出ました。蕨山もそうでしたが、出口はお墓でした。

棒ノ嶺登山口(出口)

「金子家の墓」と書いてあります。
お墓を建てた金子家は、ここが登山道入口になると思っていたのでしょうか……興味深いです。

出口から「ノーラ名栗・さわらびの湯」のバス停は徒歩約10分です。

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さて、まとめです。

棒ノ嶺はゴルジュ帯の沢登りができる登山ルートです。
岩登りができる人であれば、いいハイキングコースになりそうです。
人気なのも納得ですね。

興味ある人はぜひ行ってみてください。

以上、低山トレッキング(棒ノ嶺編)でした。

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