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【会計士の仕事】どうすればいい人を採用できますか?
公認会計士の仕事について紹介する企画です。ここに記載するのは私の私見です。「そんなわけねーよ!」と思う人もいるでしょう。そこは軽く流してください。
Q:小規模会計事務所を運営しています。どうすればいい人を採用できますか?
A:普通に採用活動をしても、いい人はきてくれません。とがった会計事務所になってください。
※この記事は公認会計士が独立して会計事務所を始める前提で書いています。
私も採用は苦手です。人を見る目がないからでしょうか。
今回は自分の反省を踏まえて書いてみます。
さて、日本では、全国どこでも、全ての業種が人手不足です。人材不足は会計事務所に限った話ではありません。そして、会計事務所はとても人の定着率が低い業態です。
会計事務所に勤務する職員は(資格の有無を問わず)、辞めても別の会計事務所に転職できます。専門人材だからです。
会計事務所の人材採用は、大都市圏と地方のどちらが有利・不利というのはありません。給与水準を例にすると、地方の会計事務所と大都市圏の会計事務所は同水準です。
地方の会計事務所でわざわざ働こうと思う会計人材は少ないので、どちらかというと、大都市圏よりも地方の方が給与水準は高いような気がします。
これは、他業種と決定的に違う点でしょう。地方だから給与が安い、という常識は会計事務所には通じません。
会計事務所の規模の話をしましょう。
規模の大きな会計事務所は安定していて、給与水準も高いです。安定した職場で働きたい人は大手会計事務所に就職しますね。
大手会計事務所に採用されなかった会計人材は、中堅会計事務所に就職するでしょう。
あなたの会計事務所が小規模会計事務所の場合、応募してくる会計人材は「大手会計事務所に採用されなくて、中堅会計事務所に採用されなかった人」です。
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つまり、小規模会計事務所が普通に採用しようとしても、大手会計事務所や中堅会計事務所に勝てません。
どうすれば人材は来てくれると思いますか?
とがった会計事務所には人がくる、と私は考えています。
大手会計事務所ではできない経験ができる、これは経験者が応募するインセンティブになります。
・英語を使って仕事をしたいけれど、未経験なので不安
・相続に特化した経験を積みたい
こういう経験者が興味を持つ会計事務所には応募があります。
どんな分野でも構いません。小規模でも特色がある会計事務所には人がきます。
とがった会計事務所になってください。
それが、いい人を採用するための近道のような気がします。
※個人的な感想です。あしからず。
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