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米国では旅行需要が減速しているけど、日本はまだまだ好調。円安のうちに稼げるだけ稼ぎましょう!

2024年上半期(2024年1月~6月)の国際収支統計(速報値)では第一次所得収支の黒字が19兆1,969億円と過去最大値を更新しました。

貿易収支とサービス収支は赤字です。これは、製造業の海外移転も進んでいるため日本で製造するよりも投資活動で稼ぐ仕組みが構築されているためです。

貿易赤字・サービス収支の赤字幅はインバウンド需要による旅行収支の黒字が縮小したような形になっています。
1月~6月の訪日外国人は1,700万人、旅行収支の黒字は2兆5,939億円と前年の1.6倍です。過去最高を更新しています。
日本は円安で旅行需要は旺盛です。観光業は絶好調ですね。


一方、米国では旅行需要の減速が目立ってきています。
ヒルトン、マリオット、ハイアットなどの米系ホテル大手の上期決算がでました。米系ホテルは2024年通期業績予想を引下げており、旅行需要の減速が目立ち始めました。

米国は今までパンデミック後の旅行需要が好調でした。しかし、パンデミックにおいて貯蓄したお金が急激に消費・旅行に回り、そろそろ貯蓄を使い果たした感があります。
これが、旅行需要の減速予想に繋がっているようです。

米国は決して不況ではありません。ただ、過剰な消費を控えるようになったため、旅行需要が減っています。

観光業のみなさん、円高のうちに稼げるだけ稼ぎましょう!

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