四季報銘柄 6890 フェローテックHD
【コード】6896
【銘柄】フェローテックホールディング 【上場先】JQ
【特色】半導体関連の部品、製造、真空シールなども手がける
【連結事業】半導体装置関連66%|電子デバイス19%|その他15%
主要事業は半導体装置関連になりますね。決算の際にはこのセクターが伸びているかを確認するようにしましょう。
業績について
売上、営業益、経常益、1株益ともに順調に伸びています。 特に2022年の業績予想はすべて過去最高を突破する予想を出しています。
ここからは財務を見ていきましょう。
○総資産 ○自己資本比率 ○利益剰余金 ○有利子負債
この4つの数字が毎年改善されているかを確認します。 特に悪い数字は見られませんね。売上営業利益率も10%以上、ROE/ROAも10%はあるので問題ないと思います。
次はキャッシュフローを見てみましょう。注目すべきは、営業CFが-ではないかです。
こちらも営業CFは(+)投資CFは(-)財務CFは(+) 本業で利益を出しながら積極的に投資もしているということなので企業としてはとても素晴らしい姿勢かと思います。
【決算について】
直近の決算を8/13に発表しました。 結果は好決算です。内容としては 【今期経常を47%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も18円増額】
上方修正の理由としては以下の理由があげられています。
新型コロナウイルス感染症を受けて世界的なリモートワークの拡大により
スマートフォンやパソコン、サーバー等の需要増加に加えて、自動車メーカーのサプライチェーンの混乱から世界的に電子部品の需給がひっ迫し、半導体デバイスメーカー各社の稼働率が高水準で堅調に推移している。 また、電子デバイス事業においても、主力のサーモモジュールは、5G通信システム機器向け、PCR検査装置などの医療検査機器向けのほか民生分野も引き続き堅調に推移しており、さらに、パワー半導体用基板は、自動車向け等の新製品の採用が増えて来ていることが要因で好決算、上方修正を出したようです。
第一四半期の決算からこの数字を出してくるのは、予想しなかったのではないでしょうか。
以上のことから、主要の半導体装置関連、電子デバイスともに堅調に推移していることも伺えますね。
今回は以上になります。 ありがとうございました。
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