2020年11月29日
「地方都市から始めるDXセミナー」
八代市役所とトヨタ自動車九州の希望者を募って、10月から2ヶ月間土日に行われてきた「Civic Tech Innovator育成研修」。その卒業制作発表会に加えて、協力、連携いただいた日本マイクロソフト様、トヨタ自動車九州様の講演や本市に立地するヤマハ熊本プロダクツ様、お金の家庭教師様、熊本高専様を交えてのトークセッションという盛沢山の内容で「地方都市から始めるDXセミナー」なるものを11月29日に開催いたしました。
■ 第1部「Civic Tech Innovator育成研修」卒業制作発表会!
今回のこの研修では、誰もが気軽にテクノロジーを活用し、課題解決に取り組めるようになることを目的とし、サービスを考える上での基本的な考え方として、ユーザーに対して、実践的で魅力的な提案となるアイデアを生み出すことが可能になる『デザインシンキング(デザイン思考)』を学び、その上でノーコードでホームページを作ってみたり、Microsoftのpower platformや powerBIに触れてきました。
「ユーザーインタビュー」で顧客となる人たちが望むものをしっかり聞き取り、新しいサービスを考えていく中で、より良いものを作るために独学でコードを学ぶ者も現れ、職員の新たな一面が見える機会にもなりました。
この卒業制作発表会でコメンテーターを務めていただいた日本マイクロソフト㈱ 地方創生推進部部長の宮崎翔太様からは「かなり凄いことを、さらりと、しかも楽しそうにやってらっしゃるのが素晴らしい!』というコメントをいただきました。
「企業と市役所が一緒に」新しいデジタル化に向けての動き出した稀有な事例として、この火を消さないように、更なる挑戦を継続していける環境をつくっていきたいと思います。
▶ 卒業制作発表会にご協力いただいた皆様
【コーディネーター】
株式会社SUNABACO 代表取締役 中村 マコト 様
【コメンテーター】
ヤマハ熊本プロダクツ㈱ 代表取締役社長 加藤 雅彦 様
日本マイクロソフト㈱ 渉外・地方創生担当部長 宮崎 翔太 様
トヨタ自動車九州㈱ 次世代事業室 主幹 植野 直亮 様
熊本高専 地域協働プロジェクトセンター 副センター長 田中裕一 様
八代市 政策審議監 山本哲也
■ 第2部「地方都市から始めるDXセミナー」
◆基調講演
①「テレワークで実現する地方の新たな可能性 〜日本マイクロソフトの働き方〜」
講師:Empowered JAPAN 実行委員会 事務局長
日本マイクロソフト㈱
渉外・地方創生担当部長
宮崎 翔太 様
基調講演の1つ目は、日本マイクロソフトの宮崎様からご講演いただきました。テレワークなど、新しい働き方に対して、日本マイクロソフトで、以前から取り組まれてきた内容に加え、Empowerd JAPAN プロジェクトという「いつでも どこでも 誰でも、働き、学べる世の中へ」という社会を実現していこうという取組みについてご講演いただきました。今後、地方に住んでいても、都市部の企業の仕事ができたり、新しいテクノロジーを使うことで、もっと簡単に、効率的に仕事や学びを身に付けることができる。ただし、覚えておいてほしいのは、テクノロジーは「使われるもの」ではなく「使うもの」、「全ては『人』が中心」にあるというお話でした。八代市からも、そういった、市民や企業のために、上手にテクノロジーを使った事例を発信していけるよう、今回のような取組みを継続していきたいと思います!
②「九州から未来をつくる」
講師:トヨタ自動車九州㈱
次世代事業室 主幹
植野 直亮 様
基調講演の2つ目は、トヨタ自動車九州の植野様から、「モビリティカンパニー」として、「地元密着のこの町いちばんの会社」になることを目指して、自動車の製造以外でも、地域づくりにつながる様々な取組みを行っておれることをご紹介いただきました。また、「ものづくりDX人材とまちづくりのつながり」を「工場革新・実証の場」から、「地域の足となるモビリティサービス」を実現し、「地域に密着したこの町一番の会社」となって、「幸せの量産」を行っていくことを目指して、実行しておられます。八代市も、今回のような取組みを一緒になって実行し、ともに「九州創生」に取り組んでいきたいと考えています。
◆トークセッション
「地方だからこそできるDXの先行事例」
【コーディネーター】
㈱SUNABACO 代表取締役 中村マコト 様
【パネリスト】
ヤマハ熊本プロダクツ㈱ 代表取締役社長 加藤 雅彦 様
日本マイクロソフト㈱ 渉外・地方創生担当部長 宮崎 翔太 様
トヨタ自動車九州㈱ 次世代事業室 主幹 植野 直亮 様
㈱お金の家庭教師 代表取締役 木村 仁哉 様
熊本高専 八代C 校長補佐 教務主事 小林 幸人 様
八代市 政策審議監 山本哲也
最後に、日頃から連携、協力いただいてる関係者の皆様とのトークセッションを行いました。八代や地方だからこそ取り組めるDXについて、それぞれの視点からご意見いただき、「八代は、ほかの地域よりも行政と市民、企業、教育機関などの距離が近い。」といったご意見があり、企業の方から見ても連携しやすそうな行政だと思っていただいていることを嬉しく思いました。また、このトークセッションに、これだけ多様なパネリストが集い、登壇いただけたことは、八代市にとっても貴重なご縁をいただいてることを実感できる機会となり、このセミナーを機会として、卒業制作発表した取組みなど、少しづつ形として残していくことで、DXを身近に感じられるマチとして、成果を出していかなければいけないと身が引き締まる思いがしました。
このイベントに、会場やオンラインで参加くださった皆様、また、ともに研修を受講いただき、当日は、遠路、八代市までお越しいただくなど全面的に協力いただきましたトヨタ自動車九州様、研修中の講師やセミナーでも講演を賜りました日本マイクロソフト様、そのほか、セミナー当日にご登壇いただくとともに、日頃から連携いただいているヤマハ熊本プロダクツ様、お金の家庭教師様、熊本高専様、最後に、研修の企画、運営、講師から、セミナー当日の会場設営、進行、後片付け、セミナー後の交流会の段取りと何から何までご対応いただきましたSUNABACOの中村代表を始めとする全スタッフの皆様、本当にありがとうございました。
セミナー当日、SUNABACO中村代表がおっしゃっていたように、このセミナーがスタートですので、「未来は僕らの手の中」と信じ、関りを持っていただける皆様と、未来に希望を持ってつながり合い、力を合わせてより良く楽しい地域社会をみんなで築き上げていきたいと思いますので、引き続き、ご指導、ご協力の程よろしくお願いいたします!
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