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夢の可能性を切り開いた先駆者明恵上人

上野の東京国立博物館で4月13日から始まっている国宝の「鳥獣戯画」展に行って来きました。

12世紀の作品で、全4巻、44メートルの大作です。

日本のマンガの元祖とも言われています。

名前を知らなくても、絵の内容がさまざまなグッズなどに取り入れられており、見たことある人は多いはずです。

第二部が明恵上人の展示で、明恵上人は、19歳から40年間夢の記録を書き続けました。

なぜなら、夢は仏様からのメッセージで、
修行が成就する兆しと考えたからです。

近代のフロイトや漱石などに先駆けて、中世の時代に、夢の可能性を切り開いた先駆者といえます。

明恵上人は、大変面白い人で、歌のコツは、うまく詠もうとしないこと、
心のままに詠むこととかたり以下のような面白い歌も残したいます。

「アカアカヤ
アカアカアカヤ
アカアカヤ
アカアカアカヤ
アカアカヤツキ」

ちなみに、明恵上人は、当時から有名な歌人でもありました。

明恵上人は24歳の時、仏道の求道に邁進する決意をして、
ぶつげんぶつもという仏像の前で、右耳を切ったほどの激情家でもありました。

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