ゲストハウス=関係人口止まり

先日、あるイベントのトークセッションに登壇させていただいた。
今後書くことになると思うが、私はこのイベント主催元を通して新たな人生の道を切り開くこととなった。
特にやりたいと思うことがなかった時期に比べたら、そんな思いを引き出させてくれたことに対して、とても感謝している。

そのトークセッションで改めて言葉に出して思ったことを書き出したいと思う。


・ゲストハウスは旅行者の来る場所。関係人口止まりで、それ以上は難しい。

・移住者の気持ちは移住した人にしかわからない。(地域はわからない)

・地域は関係人口を増やしたいのか、いや人口を増やしたいだろう。

・地域出身者に愛国心、愛故郷心をもっと持って欲しい。(自信を持って欲しい)


今回は上記に挙げた1番目について私の考えを綴りたいと思う。

・ゲストハウスは旅行者の来る場所。関係人口止まりでそれ以上は難しい。

まず最初に伝えておきたいのは、私はゲストハウス否定派ではない。
むしろ好きです。笑 安価で泊まれて、オーナーは優しく、周辺情報を網羅している人が多いからだ。地域の情報を超越している。
道具の代わりに情報通、というドラ○もんのようだw
話は戻って、私が訪れた広島県呉市下蒲刈島は日本遺産が登録されるほど歴史があり、島民の方は皆ウェルカムがすぎるほどアットホームな島だ。
そしてこの下蒲刈島を知ってもらうべく、「ゲストハウスを作ろう!」というプロジェクトが立ち上がった。
でも私は当初からゲストハウスがピンと来ていなかった。
最初はこの“ピン”とこなかった原因は分からなかった。
しかし、プロジェクトに参加したみんなの話を聴くにつれて

「違う。ゲストハウスじゃ観光・旅行でしかない。」

と、ゲストハウス嫌いな人から以前聴いた話が元で、そう思った。

「そもそも私たちは何をしたいんだっけ?」
「観光地にするため?」
「関係人口を増やすため?」
「なんのためのプロジェクトなんだっけ?」


自分が思う地域創生について色々思い巡らすと、
「地域を盛り上げるって観光じゃダメだと思う。」
「観光地だって流行り廃りがあるもの。」
そう思ったら、一時的なものに過ぎないものは私はやりたいと思えなかった。

私の知人の中には、旅行中に〇〇のゲストハウスに出会って、すごく好きになってスタッフになった。社員になった。地元の人と出会って農家を継ぐことにした。仕事をもらった。移住することにした。という人がいる。
でも、私が知っているというだけで、そんな出来事は少数にすぎない。


現在も話しているゲストハウス立ち上げの件だが、1階に地元の人も集まれるようなコミュニティスペースを作ろう!という話がある。
それはとても良いことだし、上記のようなつながりができやすいと思う。

しかし、

移住を考える人が旅行に来る→その宿に泊まる→跡継ぎが欲しい人とマッチする

と言う確率っていかほどなの???

という、うまくいかないことばかり思い浮かぶ。
うまくいかないことばかり浮かぶと成功イメージがなかなか出てこない。
「なら、別に無理にやることはないかな。」
「うまくいくイメージのできるものからやればいいよね。」
ということで、私はゲストハウスからは身を引き気味で関わろうと思う。

現在は、下蒲刈島の地域おこし協力隊に応募していて二次面接も先日終え、内定の連絡待ちの状態である。

面接官だった自治会の副会長さんには、
「あんたの面接が一番良かった。面白かったよ。」
と言っていただき、感動。

島の重鎮さんにも現隊員さんにもお墨付きをいただいているので、万が一、ダメな結果なら役所に直談判に行ってくれるとのこと。笑

私もそんな文書とか連絡とかきたら、「何がダメなんですか?」って聞くつもり。こんなに地域に対してやる気のある若者はあまりいないよーw

ただ、「何していいのかわからないけど、地方を良くしたい」とか、「故郷を盛り上げたい」と思ってる人は結構隠れてるのかなと思った。
そういう人たちに道筋を示してあげれるようになったらいいなと思ってるけど、その辺りはどう運ぶかはわからない。

ただ、これからやりたいことに関してはしっかり足場作って、まずは自分が進める道を広げて行きたいなと思います。


次回以降は上記に箇条書きしたことについて(ゲストハウス以外)綴りたいなーと思います。


Bye!

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