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ウオーターマーク

 アガベの魅力はいろいろありますが、見た目の魅力としては葉の先端にあるトップスピン(スパイン?)、葉の縁にある鋸歯、そして忘れてはいけないのがウオーターマークだと思うのですがいかがでしょうか。
 ご存じのとおり、ウオーターマークとは生長点から新葉が展開してくる過程できつく巻いているため葉縁の形が刻印されるものです。展開する葉の厚みがある程度あり、葉縁の形が特徴的であればあるほど見た目にインパクトがあるマーキングになります。上の写真はプロトアメリカーナのものです。
同でしょう、トゲトゲのいかつい部分とは別に見た目が麗しいというか立体的で美しいと思うのですが。

それでは、これまでに撮りためた写真の中から一部を紹介しましょう。株全体ではなく、マークに着目してみてください。

アプラナータ まだ若い苗ですが結構深めのウオーターマークが現われます。葉の厚み、特に付け根の逞しさは他の種類にはなかなかありません。
アプラナータのさらに若い株。このぐらいの大きさでもはっきりわかるマーキング
コンゲスタ 緑色がきれいな種でチアペンシスに似ていますが葉型が異なります。これも薄めのマーキングで全体の印象を邪魔しないようです。
パルメリーの若い株。このころから連続した波模様がつくようになります。
もう少し成長したパルメリー ウネウネと連続したマーキングがきれいです。
パルメリー ウネウネした鋸歯がきれいな波模様を描いています。
ポタトラム 葉が薄めなのでマーキングもごく薄くついています。言われなければわからない程度でしょうか。
サルミアナ 大きな鋸歯が力強いマーキングを刻印します。
チアペンシス きれいだけど控えめマーキングで全体の美しさを邪魔しません
前回紹介のシュリベイマグナ あまり明確なマークはありません。
ヒエミフローラ 大型種ですが薄めの葉でマーキングは控えめです。
ケルチョベイ 葉の厚みがある割には控えめなマーキング。規則正しい?間隔があいた鋸歯がマーキングします。
ホリダ ちょっと控えめえですがこれもきれいにマークされています。
オブスクラ 葉が少し薄いのでマークも薄め。
我が家の最大種 おなじみのフレイレンシスです。これだけ大きな葉にもくっきりマーキング
プロトアメリカーナ 鋸歯だけでなく葉縁のデコボコもマーキングされます。
マーキングがそのまま着色されるビクトリアレジーナ。個体差で濃いもの薄いもの、多めのもの少なめのものと色々あります。
最後はハバーディアナ 白めの肌にくっきりとしたマーキング。彫刻のようです。

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