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アガベ 品種紹介(Americanae節)

 本節の代表種は言わずもがなのアメリカーナでしょう。なぜか我が家ではアメリカーナ(リュウゼツラン)も青のリュウゼツランもありません。
 比較的大きくなる種で地植えが可能ということで、場所によっては野生化?しているところもあるようです。
 アメリカーナを一般家庭の庭で栽培するのはスペース的に難しいと思いますが、かといって鉢植えではすぐに根詰まりしてしまうようです。
我が家で育成しているこのグループを紹介します。

プロトアメリカーナprotoamericana

 アメリカーナの「前」という名前ですが先祖ではないらしいです。本家アメリカーナに比べると全般に小ぶりのようで、個体差も結構あります。下の写真の後方の個体は白っぽいのがわかるでしょうか。鋸歯の状態も結構差異があります。
 良く子株が出るのですが、保有株が多いので余り有り難くない状況です。

播種後3年、地植え後1年経過の個体。複数あるので個体差がチェックできる。
こちらは鉢植え。リップルマークが顕著に出ていてカッコいい。
量産?中のプロトアメリカーナ 播種後一年未満の最初の冬
冬越しを終えた成長が早めの個体

アスペリーマasperrima

 葉色はスカポサに似ていて、葉型はアメリカーナ寄り。我が家の株はまだ長くても3年目ですが、どうにも葉の形が不格好でなんとも特徴をつかみにくい種だと思います。これも10株以上ありますが不格好なのは共通しているのでこの種の特徴なのかもしれません。

地植えにして1年経過の株。あまり巨大化はしません。
こちらは同級生の鉢植え株。葉の形が変でしょ。他の株もこんな感じです。
播種後一年未満の最初の冬。成長は早めです。

スカポサscaposa

 発芽率は普通で成長はやや早い程度。1年経過ぐらいから特徴が出てきました。十数株育成していますが個体差が大きく、葉型、鋸歯の形状などは結構個性がありますが、全体に白っぽいのが共通する特徴でしょうか。

沢山の品種があるとひときわ白さが目立つスカポサです。左はアメリカーナ、右はマキシミリアナ
鋸歯が大きく葉型がかっこいい我が家のエース級の株。
上の写真の株から半年遅れの株。葉型、鋸歯とも全然違う。
播種後1年未満の幼株。どんな特徴がでるのかな。

フランゾシニーfranzosini

 アガベの中でも最も白いといわれる種だと思います。まだ播種後数か月のものしか保有していません。この種の特徴なのか季節的な要因なのか成長は遅いです。
 ちなみに、発芽率はかなり悪く、20パーセント以下でした。

プレステラ90に20粒播種。発芽して残っているのは4株

このグループの他種
・アメリカーナ /エクスパンサ
・ベラクルス
・オロエンシス
・アスペリマ ザルセンシス/マデネンシス/ポトシエンシス

































































































































































































































































































































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