ユーフォルビアのトゲものたち1
植物にはまった時、とりあえず種まきをいろいろやってみたいと考え、手始めにアガベを選択したのは正解だったと思う。アガベは丈夫で成長も比較的早く、何より発芽率がいい。当初、アガベと一緒にアロエ属やサボテンも一緒に購入していたのだけどアガベに比べると発芽するのが極端に少ない。
というもののアロエもサボテンも慣れてくると実生は意外とうまくいくものだという気がしています。さて、ユーフォルビアですが、植物の形態としては極めて多様性に富んでいて、植物趣味として育成されているものはごくわずかな種類のようです。といっても塊根やサボテン様のもの、灌木などとてもじゃないけどコンプリート出来る種類数ではないですね。
ここでは現在育成しているユーフォルビアのうち、トゲもの扱いできる種類を紹介したいと思います。上の写真が「トゲなし」なのはご愛嬌ということで・・・
ホリダ
いきなり代表品種?です。いつものシードストックさんにはホリダとバリエーションとしてノーベルテンシスが購入できました。最初にホリダを育成、約一年遅れでノーベルテンシスを購入、播種しましたが、明確な違いは判りませんでした。
やはり人気の品種らしく、これまでに成長した株は引き取られていくものが多く、手元にはあまり残っていません。
育成は比較的容易といえば容易なのですが、何らかの原因で突然死することがありました。これはホリダに限らずユーフォルビア全般に言えるようです。
トライアンギュラリス(大纒)
これも最初期に播種したトゲユーフォルビアです。発芽は結構順調でしたが育成中に数株落としました。ある程度成長した株はとても丈夫で、昨冬は寒さにやられて枝?腕?を相当落としましたが春になって復活しました。
ラクテアもそうなのですが、こういった形状のユーフォルビアは、年数を経ると根本が多角形ではなく丸い棒状になって頑丈になるようです。
まだ花が咲いた形跡はなく、枝数を増やしている状況です。
グランディコルニス(キリン冠)
これは播種後二年目になります。発芽率は30パーセントていどでしたが、あまり落ちることもなく成長しました。成長速度にすごい差があって、最大株と最小株の差もあるのですが、どうも形態が二種類あるようです。これはちょっとどうしてなのかわかりません。ごつごつ形態のほうが最初に成長して「なんか違う種類がまぎれていたのかな」と考えていましたが、しばらくしてもう一本同じ形態が出てきているところです。
ステラータ(飛竜)
こちらも有名種でしょうか。シードストックさんによく在庫があります。これまで三年連続で播種しています。最初の株は結構大きくなりましたが二年目の株が猛追しています。最後の三年目は秋の植え替えが気に入らないのか寒さが嫌なのか拗らせ中で動きがありません。
発芽率は低め、20粒まいて3株取れればよいほうです。1年目も2年目2株づつしか発芽しませんでした。3年目は50粒で5株です。拗らせなければ生育は容易ですが初期の成長は極めて遅いです。3年目の株はやたらと枝(腕?)を増やしています。根本の塊根はまだ確認していません。どこまで大きくなっているか楽しみですが、拗らせるのが怖いのでなるべく植え替えしたくないのです。
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