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地植えの効果 その2

まだまだ暑い日が続くこの頃、何が忙しかったかというと台風対策でした。
 当初、南の海上から東海地方へ向かうと予想されていた台風10号(サンサン)が九州を直撃する予想となった先週、休みをもらって台風対策を講じた結果、何とか屋根ビニール一枚程度の被害でやり過ごすことができました。
 上部をトンネル状に覆いをかけて雨よけとしていたところは台風対策としてビニールをはがしたところ、ユーフォルビアの一部過湿により枯死したものもありました。よく調べるとしばらく冠水したようで、ユーフォルビアは感想には強くとも過湿にはとても弱いものだと実感した次第です。

 とはいえ、やはり地植えというものは植物には良い影響の方が多いようで、鉢管理ではどうもうまく育たないものが地植えにすると途端に成長を始めるという現象が多く見られます。以前にも一部を紹介しましたが、今回はその追加情報ということで紹介します。
 ちなみに上の写真はフィットラッカディオッカ 別名オンブの木です。実生で数株ありますが地植えにすると鉢管理の数倍の大きさになります。

アガベ:ソブリアフレイレンシス
大株から発生した子株を鉢管理していましたが一向に成長せず、地植えにしたとことすぐに発根、新葉を展張し始めました。ここからの成長は撃早ですぐに50センチを超えるまでになります。
アガベ:ハバーディアナ
鉢管理では全く特徴のない野暮ったい姿でしたが地植えにしたとたんに青白い葉を元気に展張し始めました。下葉は鉢時代のさえない葉、中心付近が地植え後に展張したものです。
アガベ:パリーチワワ
なかなかに成長の遅いパリーではありますが、地植えにすると新葉の展開がとても速くなります。
アガベ:シーマニアナ
鉢管理ではもっさりした特徴のない株でした。地植えにしたとことウネウネとした長いスパインが出てきましてこれは面白いなと観察しています。
アガベ:カルチフィラ
鉢管理で拗れて成長をやめていましたが地植えにしたらきれいな株姿になりました。
ザミオクルカス:ザミフォリア
ちいさな子株を購入して鉢管理していましたが枯れることは無いものの新葉の展開もなくつまらない状態だったものを地植え一年目でこの姿に。
ヤトロファ:ボダグリカ
今年の年始にハウス内の地面に直接播種した株。春先に発芽してこの夏に一気に成長しました。鉢管理は2年たってもこれより小さい状態でした。
上の写真を撮った二週間後、花芽を上げて開花しました。播種から9か月です。
この花が「サンゴアブラギリ」の名の由来ですね。
ユッカ:ブレビフォリアとフォークイエイリア ディグエッティ
どちらも成長が遅いと評判ですが、地植えにしたところ成長が著しい。
特にフォークイエイリアはすでに何回も剪定が必要なほどどんどん育ちます。
アデニウム:オベスムとパキポディウム
鉢管理で実生した2センチ程度の小苗を地植えしてみました。この夏で一気に成長ですが、冬に向けて鉢管理に戻さないといけないでしょうね。

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