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アガベ 品種紹介(Marginatae節3)

 マルギナタグループの3回目です。
 話変わりますが、多肉界隈の話題になっている「アガベ・アロエ・ソテツ名品図録」を入手しました。さすがに名品を謳っているだけあって見目麗しい株がたくさん掲載されています。好感が持てるのはチタノタをむやみに持ち上げていないこと。ネームドが多数出回っているのに、チタノタ・オテロイのページは6ページだけ。素晴らしいです。
 ということで、本サイトでもチタノタは重視していません。チタノタファンの方には悪しからずご了承ください。上記はチタノタブルー発芽から数か月の株です。

ジェスブレイディ ghiesbreghtii

 我が家ではパープソルムの名で入手した株を育成中です。チタノタのような派手さはありませんが渋い鋸歯と端正なたたずまいが気に入っています。
 とあるユーチューブ動画でもなぜ人気が出ないのか?と言っていた気がしますが、ほんとにほれぼれする株姿です。
 意外と発芽から育成が難しく、株数としてはあまり保有していません。今後増やしていきたい種類です。寒さにはあまり強くなく、屋外管理では葉が相当に傷みました。枯れることはなく春以降で復活しました。(3枚目)

播種1年目のとき。もう凛とした姿をしているような気がします。
播種2年目の株 端正なたたずまいが美しいです。
一年間地植えして、昨秋に鉢に戻した株 前年の冬の痛みが葉先に残っています

レチュギラ lechuguilla

 幼株のときは特徴もないのですが、一年過ぎたぐらいから狂暴性を現してきます。株姿が乱れやすく、名品図録にあるような美姿には程遠い我が家のレチュギラさんです。
 耐寒性はほどほどで、葉、特に葉先が傷みますが枯れることはありませんでした。
とにかく良く子株が出るので、姿が乱れやすく、植え替えと株分けが忙しいです。きれいな株姿にするにはどうすればいいのでしょうか。

約3年を経過した株。子株をたくさん吹いています。
レチュギラ ペールブルーとして入手した種子の2年目

チタノタ titanota

 いわずと知れた、巷をにぎわしている品種です。数年前にオテロイと分離?されましたが良くわかりません。とはいっても世の流れには逆らえず、現在チタノタブルー、オテロイともに播種して育成中です。下の写真は3年前に播種したチタノタブルー。20株ほど育成できましたが、これ以外はすべて手放しました。

我が家の数少ないチタノタブルー 確かに鋸歯は狂暴です
もう一株 こちらはシングルの鋸歯 いずれも去年の寒害の痕跡があります。
オテロイをたくさん育成中・・はやりに乗っかったようで嫌ですね。
でもやはり個体差はかなりあるようです。

ポトレリアナ potoreriana

 2年前に播種したはずですが発芽率が悪かったのか保有株はほとんどないと思っていたら屋外保管で数株ありました。最初の写真は屋内保管でそれ以降は屋外です。状態が悪いので屋内にしたようです(忘れてた)
 株の印象は細長いパープソルムといった感じでしょうか。状態良く、じっくりと育てると名品になるような気がします。

ちょっと葉の痛みがあります。株数が少ないので個体差は不明
霜よけのみで元気に生育中。寒さには強いようです。
こちらも少し葉が傷んでいる? さび病だったら嫌ですね

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