コント『実写ストリートファイターⅡ』の解説 17 高山銀平(カカフカカ企画) 2020年4月27日 10:13 ※※ どうぞ動画を見てからお読み下さい ※※コント『実写ストリートファイターⅡ』脚本・演出 高山 銀平2004年11月 カカフカカ企画第13回本公演『ドラゴンとボールのセット』にて上演(カカフカカベストコント黎明編に収録)よく耳を澄ませますと冒頭にお客様の「懐かしい」という声が漏れ聞こえます。このゲームは1991年に登場し爆発的ヒットをしましたので、2004年の時点で13年もの時が経過しています。当時小中高生だったお客様たちはこのBGMを何百回と聞いてきたので、一瞬にして当時の記憶が蘇り、否応なしにテンションを上げさせられてしまうのです。いやーまったく、僕は策士です。実はこのコントはマルチエンディングでした。一幕目で先に崩れてしまったファイターが二幕目で波動拳の洗礼を食らうというものです。もちろんエドモンド本田(力士のキャラ)の全敗でした。黒子の人数は本田班が四人に対し、バルログ班が半分の二人。しかし本田の動きがあまりにも物理法則を無視し過ぎていました。ステージを重ね疲弊しきった本田班が愚痴をこぼします。「本田なんなんだよあの動きは・・・ふざけんなよ・・・」そんなこと稽古時から重々承知していたことなのに、改めて納得がいかなくなったのでしょう。一度見終わった方も、今度は黒子たちを注目して是非ご覧ください。二度三度見たくなってしまうはずです。そうなったあなたはサディストです。 いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #演劇 #コント #カカフカカ企画 17