『カカフカカMANIAC』の中止の理由と新たな企画のご説明
先程二回目の緊急事態宣言が発出されました。
それに伴い、今月末に予定されておりました『カカフカカMANIAC』は中止とさせて頂く運びとなりました。
すでにチケットをお買い頂きましたお客様にはご迷惑とご心配をおかけしてしまいまして大変に申し訳ございませんでした。
チケット販売会社(カンフェティ)より《ご返金に関しましてのご連絡》がメールにて届くかと思います。大変お手数ではございますがご対応をよろしくお願い申し上げます。
ここでは『カカフカカMANIAC』の中止の理由と、新たな企画の『カカフカカPHOENIX』を立ち上げることになった理由につきましてをご説明をさせて頂きます。
正直なところ、このような内容のご説明を短期間の内に二度もお話させて頂くことになるとは思いませんでした。
(恥ずかしながらニュースが流れる度に動揺し、メンバーには心配と迷惑をかけてしましました)
長くなってしまいますが、順番にご説明させて頂いております。
最後までお読み頂けましたら幸いです。
新企画に伴うキャスト変更につきまして
まずは企画中止から新企画の立ち上げに伴い、何名かの役者の方々とご一緒できなくなってしまいましたということをご報告致します。
宣言下にて、不要不急の最たるものの一つの演劇公演を行うということは、役者個人に留まらず、その周りの人間関係からと様々な問題を孕んでしまうということは想像に難くありません。
私は今回不参加という英断をしてくれた役者たちに寧ろ感謝をしております。残った者たちが彼らの勇気と無念さとともに更に力強く進ませてもらえると思ったからです。
いつの日か、また物作りを一緒にさせて頂けたらと心から願っております。
『カカフカカMANIAC』中止の理由につきまして
前回の中止の理由とほぼ同様にはなってしまいますが、一番には《クオリティの担保》が難しくなってしまったことです。
『カカフカカMANIAC』の内容は90分のコントライブが2バージョン、合計3時間強の尺の中で20名のキャストが入り乱れるコントたちを約100本という内容でした。
キャスティングの構成は非常に複雑です。
役者はコント毎に着替えをし、全くの別のキャラに生まれ変わって登場を繰り返します。両バージョンを合わせますと全員で約800のキャラクター数を演じる予定でした。
よって出演者が一人でも減るというだけで、その修正は非常に困難を極めます。
脚本は照明や音響のきっかけまでを書いたものがすでに完成しており、音源も全て作り終えたタイミングでの宣言発出でした。
(ごめんなさい これはただの泣きごとです、、、)
以上の理由で『カカフカカMANIAC』の内容をそのまま続けることは困難と判断し、規模を縮小して作り直すとしても、それではあまりにお知らせしていた内容と変わってしまいますので、大変不本意ではありましたが、もう一度タイトルを変えて二度目の再構築をするという決断に至った次第です。
もちろんのこと、公演の中止という論議も十分交わされましたが、最終的には皆の思いは一つに集約され、
「負けてたまるか」
が、ただただ残ったのでありました。
はい。僕らはどうしようもない馬鹿なのだと思います。
本当に申し訳ございません。
(今回はイベントに関しての補償がなかったということも一因にあります)
再構築した公演の内容につきまして
《十分な感染症対策を実施しつつ、最大限のパフォーマンスを発揮することができる舞台づくり》という第一義はそのままに、残った参加人数に見合う尺と内容に作り変えることにしました。
・2バージョンを1バージョンに減らす(ステージ数が半分に)
・タイムスケジュールの修正(開演時間を終演が19時台になるよう逆算)
多少なりとも稽古を進めていた『カカフカカMANIAC』の内容が踏襲できないかと現在試行錯誤中ですが、おそらく半分近くは新た台本を用意し、稽古をし直すことになるのではと考えております。
なお、劇場で直接観劇して頂く形ともう一つ、公演を生配信して皆さまがご自宅などでお楽しみ頂けるシステムもご用意できそうですので、その形に見合った内容も検討しております。
タイトル『カカフカカPHOENIX』につきまして
文字通りでございます。
もう一度生まれ変わり、自身を再び燃え尽くすまでの間は舞台を照らし続けるという覚悟、それをそのままタイトルとさせて頂きました。
最後に
皆様がご安心してご来場頂けますよう、
客席数は本来の半分以下にしております!
(採算度外視です)
劇場の消毒も十二分にいたします!
(びしゃびしゃかもしれません)
そして役者たちの体調管理も万全にしてお待ちしております!
(嫌になるくらい元気です)
無茶を承知でお願い致しておりますが、是非とも劇場へお越し頂けましたら一同最高のパフォーマンスでおもてなしさせて頂く所存にございます。
カカフカカ企画 高山 銀平
実はこっそりとクラウドファンディングをやっております。
もし宜しければカカフカカ企画をお助け頂けましたら幸いです。
※すでに『カカフカカMANIAC』にご援助頂きました方は明日(1月8日)にご返金に関しましてのメールを送らせて頂く予定でございます。