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井上健吾が2022年にやった仕事とか活動の備忘録。

 年が明けたけど、書くタイミングがなかったので2022年にやった仕事や活動なんかを振り返りつつ書いてみる。というのも、農業を辞めてから「どんな仕事をやっているんですか?」と聞かれた時に一言で説明できない事が多く、本当はちゃんと説明したいけど時間がなくてヘラヘラして終わりがちなので、名刺代わりの備忘録としても残しておきたいなと。

 ちなみに2022年の職歴でいうと、2月までビオ・ラビッツ株式会社(てんとうむしばたけ)で役員として働いていて、3月から株式会社フーフー・フー(まちの人事企画室)に雇ってもらっています。週3~4まち人事の仕事をしつつ、週1でまちまち案内所で店番、空いてる時間で個人での仕事やら活動をぼちぼちしながら日々過ごしている状況でございます。

 以下、時系列的に2022年に井上健吾がやってきたことを羅列していくので、「へーこんな仕事してる人なんだー」とか「だったらこの仕事一緒にやってみようかな?」とか思ってもらえると幸いです。

 

大学と地域のコーディネート

 これは京丹後市の事業でやらせてもらっているお仕事。京丹後市内の地域で活動したい大学(ゼミや授業単位)と受け入れたい地域との間に入って、活動のコーディネートをやっています。

 京都市内を中心とする大学が多く物理的に距離が離れているので、地域側との繋ぎこみや行政との調整、活動方針の整理、イベントの手伝いなどやることは色々。何でもやりつつも主体は学生と地域なので、走り出すまでの支援や走り出してからの軌道修正などが主なミッション。僕は間人エリアや豊栄エリアなど丹後町方面での活動が多かったかな。

つく!まちプロジェクト

 これも京丹後市からの仕事で1年かけて未来のまちづくりについて、若者から意見を集めてプレゼンするというプロジェクト。地元の高校生からUターン者、Iターン者を巻き込んで各テーマごとにチームをつくり京丹後市へ政策の提案をしました。プロジェクトの概要は↑note読んでね。

 僕のチームは高校生3名、大学生2名、社会人1名というメンバー構成で、約4ヶ月かけてMTGやフィールドワークを重ねて市への政策提案をしました。基本的にはMTGや提案作成のファシリをするプロマネ的な動きをしつつ、運営側の人間としてプロジェクト全体の推進。メンバーそれぞれの生活スタイルが異なるのでオンライン主体のMTGも多く、そこで意見をまとめていくのが大変だったかな。

農村RMO伴走支援

 こちらは京都府からのお仕事で、農村RMOという国の事業についての伴走支援業務。京丹後市の宇川地区と与謝野町の与謝地区に入り込んで、農地の将来や地域資源を活用した施策検討、少子高齢化の進む地域の生活をどうより良くしていくかの議論などを進めてます。

 これ、伴走支援の難しさを感じてて、主体を地域に持ってもらいながら僕らとして何ができるかを常に悩みながら動いてます。予算ありきの事業ではありますが、少子高齢過疎の進む農村地の実情を知る上で濃いめの経験をさせてもらえています。

 たぶんこの動きはここ数年が正念場で、何も動き出せない地域はもう閉じていくしかないです。人もお金も限りがある中、本当にどうにかしようと決意を固めて動いた地域は何かしらの形で継続していくけど、補助金ありきのことしかできない地域には人も事業も残っていかないでしょう。

京丹後地域づくり協同組合

 ちょこちょこTwitterでも話している派遣事業組合の立ち上げの仕事。京丹後市と一緒に組んで行っている事業で、2022年11月から事業を正式に開始することができました。

 僕は受入先となる事業者集め、派遣開始に伴う派遣先業務の調整、実際に働くワーカーとのスケジュールづくり、などを通じて若手人材を単なる労働者として派遣するのではなく地域の発展にとってどんな人材や事業者が必要なのかを常に考えながらモリモリ動いてきました。組合加入に向けた営業、派遣料の交渉、加入後のフォローなど、フロント営業マンっぽい動きが多かったかな。これからは事業者開拓&フォローを引き続きやりつつ、情報発信や組合の新規事業開発なんかをやっていく予定。

 ちなみに事業者開拓の中で現場を見ないと分からない事もたくさんあるので、果樹農家、酒蔵、牡蠣養殖、旅館、魚屋、で働かせてもらいました。今年はどんなトコで働かせてもらえるかなー。

まちまち案内所の運営

 峰山にある「まちまち案内所」の運営、というか店番やりながら立ち上げ前から個人的に関わっているお仕事です。場所としては2年目を迎え、メンバーも少しずつ増えながら、フードの提供からイベント企画などUIターン者を中心とした世代が集まれる場作りをしています。

 僕は週1で毎週木曜日に店番をしています。午前10時くらいから、まちまちに居て昼はランチでカレーを出していたり、木曜日に出張で託児サービスを提供してくれているゆるりらさんのサポートに入ったり、掃除したり、備品管理したり、割と地味めな番頭的なことをやっています。丹後の面白い人や情報が自然と集まってくるので、他のお仕事にも活きるポジションでもありつつ、運営をしている坂田さんやあさこさんと一緒にできる仕事が楽しい。

ローカルメディア「たんぽけ」の運営

 上記のまちまち案内所の紹介記事をしれっとねじ込んでましたが、この大元であるローカルメディア「たんぽけ」の運営もしています。半分趣味のような感じで始めて2023年で3年目を迎えます。ちょっとずつPV数も伸び始めて、お仕事にも繋がりはじめた育成中のローカルメディア。

 僕はライターとして記事を月に2本書きながら、メディアの数字周りをみたり、僕経由で依頼を受けた仕事はフロントに立って調整ごとをしていたり。個人的に気になる飲食店へ行った記事であったり、好きな人へインタビューしてみたり、かなり自由奔放にやらせてもらっていますが、運営メンバーそれぞれがお互いの事を尊重しあっているからこそ、3年目を迎えられたのかなと。

rootsのサポート

 まちの人事企画室で運営をしているrootsの運営にも関わってきました。中でガンガン動くというよりも、何かあった時のサポートに動くというライトめな関わりでしたが、常に高校生の凄さに刺激を受けてます。

 2022年は取材もたくさんあったり、グッドデザイン賞を受賞できたりと、相談員のすずちゃんがたくさん成果を出してくれて、話題によく上がっていた年だったかなと。2023年も更なるパワーアップを予定してますよ。

福知山ユナイテッドのサポート

 新卒で入った会社の先輩が代表を務める「福知山ユナイテッド」のサポートも今年はさせてもらいました。主にイベントのスタッフとして設営~撤収までを年間で数回やった程度ですが、スポーツ好きの僕にとっては身近な福知山でのこの活動が京丹後市にまで広がってくることを視野に入れながらの関わりです。

 新卒時代の尻拭いをしてもらった先輩への恩返しをしつつ、不思議な縁を感じながらのサポートで、スポーツ領域のこともたくさん学んでいきたいなと。

2022年の僕はこんな感じでした。

 以上、こんな仕事や活動をさせてもらった1年間でした!農場時代の事も少し触れると、農業はもちろん、HPやSNSなどデジタル周りの立ち上げ~運用、体験イベントの企画なども実績としては上げられるかな。

 見ておわかりの通り、何でもやっているが故に「どんな仕事をやっているんですか?」と聞かれるとヘラヘラしてまいます。。業務としては、営業、企画運営、ライティング、飲食、農業(フィジカル系)、に特性を持てるんじゃないかなと。

 とはいえ何でもかんでもやっている訳でなく、自分にしかできない仕事やオモロイと感じる仕事をフィルターかけてやらせてもらっています。あとは一緒にやりたいと思う人が居るかどうか、コレ本当に大事。

 色々やっている中で「これから先やりたい事は何なの?」と聞かれたら正直困ります、今のところ身を捧げてコレを達成したいということはありません。強いて言うなら地域づくり協同組合の発展くらいはあるけど。

 ただ1つ言えることは、変化に対応しながら生きる力をつけ続けていきたい。やった事がない仕事には飛び込んでみたいし、自学自習しながらスキルアップもしていきたい。今しかできない子育ても妻と協力しながらやっていきたいし、健康であり続けられるよう運動(ウルトラマラソン)したり、家の裏で野菜づくりをしたり。

 そんな日々を積み重ねながら、身の回りの人が困った時に手助けできたり、頼ってもらえるような人間になっていきたい。丹後はもちろん、地元の鹿嶋にもいつか自分が関われる事を作りたい。

 2023年は変わらずやり続けることもありますが、もっと外へ出ていきながら色んな人とも繋がって、自分の人生を最大限楽しんでいけたらと思います。

 1年後に自分が何やっているか分からんけど、それが逆に楽しみ。こんな僕ですが2023年もよろしくお願いします!


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