【政策参与のおはなし(その14)】日野町役場の働き方改革に関して(2023年12月13日日野町議会令和5年12月定例会・本会議一般質問に対する答弁)
本会議で答弁しました
日野町役場が進めている「働き方改革」に関して、参与がどのような役割をしているか、本会議で答弁をしました。議事録としては後日搭載されると思いますが、当日の音声文字起こしをベースに書き起こしました。
過去の答弁
質問と答弁
今回は、一問一答方式ということで、「質問」→「答弁」→「質問」→「答弁」という形で何回か往復するスタイルになっています。
質問1
政策参与の答弁1
ご質問ありがとうございます。私の職務につきましては、規則がありまして、また予算のときにも議論があったと思いますが、いわゆる自治体DXへの対応と、役場の業務改善の取り組みを支援するために設置をされた特別職の非常勤職員です。地方公務員法上の参与として具体的な権能があるわけではなく、町長や職場の皆さんのご相談に対して、いわゆる専門的な知見からお話を申し上げるというのが役割だと思っております。
質問2
政策参与の答弁2
私が着任した当時の役場の印象については、端的に言いますと、(できる・できないの)どちらでもないと言ったらあれなんですが、どの役場、あるいは自治体でも、そもそもいいところがある職場もあれば問題があると認識をされてどのような対応をしていくか検討をしているといった状況もあると思っていましたので、特段予断を持って見ていたというわけではないというふうなお話になると思います。
質問3
政策参与の答弁3
先ほどの総務課長の答弁で出ていた、働き方改革と業務改善ワーキンググループがありますが、今年度で申し上げると、おそらくそこへのご支援というのが大きなものになろうかと思います。
私が具体的に何をしているかといいますと、参与は「ご相談に対して対応する」ということなので、私が何か「こうすべきだ」と言うのではなくて、他の市町村、具体的には芦屋市の職員さんなんですけれども、これまで長年業務改善の取り組みを始めて、全庁的な動きに繋げていった方がいらっしゃいます。その方をご紹介し、役場に来ていただいて職員さんと対話を進めていただくという場を作るというのが、私の役割となります。
その後には、当該職員さんにもフォローしていただいてるんですが、その間には、やり取りをもう少し具体化してみるということで、細かいことではオンラインの打ち合わせをセットするとか、ワーキンググループのメンバーが今取り組んでいるお話を伺っています。そのお話の中には、多くの場合はワーキンググループのメンバーが、本当にこういうことをしたいんだという思いが詰まっていますので、それを具体的な取り組みになるように言語化をお手伝いしています。
こういうことをことを通じてワーキンググループのメンバーが、それこそ、「生き生きと」こういう取り組みにコミットする、参加できるようにまさに支援といいますか、応援をするというのが具体的な取り組みであろうかと思います。
質問4
企画振興課長の答弁
東参与からご紹介いただいた、DX推進するにあたっての他市町さんとの交流でございます。いくつかの団体の職員さんなり、DXを進める上で繋いでいただいた方がいらっしゃいます。
まず1点目は、議会の方でもノートパソコン、Chromebookの試行ということで昨年度から運用をいただいている部分で、導入にあたっていろいろとご支援いただいた事例もございます。
またドローンを他市町で活用されている事例とかもございまして、実際に撮影に来ていただいて、映像ですね、鎌掛のしゃくなげ谷の、人では入れないところの現状を確認させていただいて、生涯学習課と情報を共有したり、鎌掛地区の行政懇談会ではその映像を写したりして、地元の方にも今こういった状況ですということを共有させていただいたところでございます。
その他にも、鹿児島県肝付町さんをご紹介いただき、今後控えてます標準化システムの肝付町さんのお考えなどもお聞きしたりしているというようなところでございます。
その他にも、いくつか紹介をいただいているところでございます。
総務課長の答弁
職員が、いろんな先進事例のところにコミットメントするという意味で、外の情報を参与が持ってきてくださって、繋いでいっていただいてることに対して、職員がどのように参与にご相談させてもらえるかというところのメリットで言いますと、やはりいろんな先進事例とか、日野町役場にはないこれまでの取り組みとかを吸収しようと思ったときに、「この点はちょっとどういうことだろう」と知りたいことを直接お聞きできるところがあります。
その具体的な相談を、これまでの行政のパターンで言うと、所属長を通じて問い合わせてっていうような枠で行ってたのが、近くにエキスパートというか専門家がいらっしゃることで、職員がダイレクトにそれも最近ですと、Zoomで参与に問い合わせできる中で、担当者が自分のやりたいというか頑張ろうと思ってることにグイグイと専門家の意見を組織として聞くことができます。
職員が業務改善の取り組みで、参与に直接質問させてもらって、それで仕事を進められるというような状況があるということがメリットだと思います。
まとめ
「すり切れるまで使っていただきたい」というのは、もっと日野町でいろいろやってくださいという応援メッセージ(いわゆる「いいぞ、もっとやれ」)なのだと受け止めました。(←参与の働き方改革とは)
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