【失敗】前職から引き継いだ確定拠出年金の運用実績
先日記事にした確定拠出年金のその後の運用状況を書いてみました。
何故、本件を記事にしたかと言うと、運用に失敗したと思っているからです。
これから確定拠出年金をスタートされる方で運用期間が十分にある方は、この失敗を反面教師にして頂ければ幸いです。
早速ですが、転職後の確定拠出の運用実績は下記表の通りです。
2018年2月頃から損失を含むようになり、漸く昨今の株高でトントンになりました。最大の含み損はコロナショック時の▲69万です。
反省点は何だったのか①~④の時期に分けて考えてみました。
① 選択商品「定期預金」
制度スタート時、資産運用について全く知識がなく「定期預金」を選んでしまいました。
今思えばこの期間は機会損失だったと考えています。確定拠出はそもそも長期投資が前提なのだから、ゆっくりでも安定して成長するインデックスファンドに投資すべきでした。
ただ、もっと大きな問題は、面倒だからといって何も勉強もせず、単に元本割れは嫌だなあという思いだけから「定期預金」を選んだ事だと思います。怠慢でした。
② 選択商品「TOPIXをベンチマークとするインデックスファンド」
漸く多少はリスクをとって株に投資した方が得ではないか?というマインドに変わった時期でした。
大袈裟ですが、満を持して「TOPIXをベンチマークとするインデックスファンド」に残高全額スイッチ、拠出金も全額このファンドに変更しました。
そして、すぐに株安で損失を被ることに・・
結果としては、大きな含み損を抱えることなったのですが、リスクをとる意味を身をもって知ったので一歩前進だと考えています。
③ 選択商品は、前述した「TOPIXをベンチマークとするインデックスファンド」50%「MSCIコクサイをベンチマークとするインデックスファンド」50%
上記配分にした理由は、確定拠出の非課税メリットを大きく享受したいと思ったからです。
一般的に、株の期待リターンは先進国株の方が国内株より高く、中長期的に大きな利益を上げられる可能性が高いため、節税メリットも大きくなると思われます。
それでも何となく全額先進国株にしてしまうことへの抵抗(ホームカントリーバイアス)があり、日本株も50%は残しました。
今思うと根拠もなく日本株を50%残してしまったことは間違った判断だったと思います。
④ 選択商品は、「MSCIコクサイをベンチマークとするインデックスファンド」100%
漸く理想のかたちに持って行けたと思います。
そう出来た理由は、その頃からNISA+課税口座での投資も始め、相対的に期待リターンが低い国内株は課税口座で買い、非課税枠では外国株を買うというスタンスにしたからです。
ここでやっと理想のかたちに持っていけたと考えています。3年もかかってしまいましたが・・・。
過去には戻れませんが、確定拠出スタート時から先進国株100%にしていたら、下記表の通りになっていたようです。
¥1,110,000(+27.16%)利益が出ており、コロナショック時もギリギリ元本割れを回避できていました。
ただ、過去のことを悔やんでも仕方ありません。
結局、何が言いたいかというと、ちゃんと自身で勉強をして、自分なりの理想形を早く見つけて、実行することが大切だと思います。
ご参考になれば幸いです。