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本書の紹介記事とカイゼンキャンバスの話

本書の紹介記事が、Codezineに紹介されています。内容をコンパクトにまとめてくれているので概観を知る上でとても参考になると思います!

ぜひご覧ください!

カイゼンキャンバスって何?

カイゼンキャンバスは、本書のためにデザインしたツールです。ビジネスモデルキャンバス、リーンキャンバス、仮説キャンバスなどのビジネスで使われるXXXキャンバスをご存知な方はお馴染みのビジュアライズツールです。

このキャンバスでは、ふりかえりも同じキャンバスで行ってしまうというデザインになっています(ふりかえりはYWTをベースにしています)

カイゼンキャンバスの例

本書にとってツールはあくまでも使ったら便利かも?という道具の位置づけですのでやり方にはこだわりません。書籍という媒体で変化をどのように表現しようかという視点で作りました。

(カイゼンキャンバスは、筆者が考案したパターンキャンバスと、行動変容理論の研修の際に配布されたワークシートを元にしています)

「カイゼン」という言葉のニュアンス

本書ではカイゼンという用語を使っています。4章にも解説している通り、アジャイル開発やトヨタ生産方式の文脈においては、以下のような意味付けがされています。

カイゼン= Continuous Improvement(継続的改善)

本書においてカイゼンという言葉を用いたのは、継続的という部分を強調したいためでした。

カイゼンはビジネス系ではよく知られた言葉ですが、一方で「カイゼン=工数削減、やらないといけない」イメージを持たれているという話を先日耳にしました。

「カイゼンと聞くと、後ろめたさを感じる」
「できてない自分がダメなんじゃないか?」

そんな印象があるという感想に驚きました。

喜びからカイゼンしていく

本書の3章でも取り上げていますが、「しなければいけない」という恐れの意識からの行動は長続きしません。きっかけとして「しなければならない」から始めてもいいですが、できるだけ早く「自分にとって必要」という納得感や「やることが楽しい」という内発的な動機から行動する自律的動機づけに移行することが不可欠です。

言い換えると、恐怖・不安からではなく、前向き・喜びの行動が最も重要となります。

カイゼンというキーワードに「しなければならない」や「できてないことへの後ろめたさ」を感じているなら、一旦その感情をじっくり味わってください。

最終的には自分の喜びからカイゼンするというのが本書で目指すカイゼンの本当の意味です。




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