「13府県ふっこう周遊割」で宿泊費の補助金を個人申請するときの注意点
13府県ふっこう周遊割って知ってます?
今年の7月に発災した西日本豪雨(平成30年7月豪雨)で被害にあった西日本の13府県へ旅行に行く際に、宿泊費の補助がでる13府県ふっこう周遊割という制度があります。
解説サイトでは次のように説明しています。
国が交付する「平成30年7月豪雨観光支援事業費補助金」の対象となる地域「岐阜県、京都府(京都市を除く)、兵庫県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県、徳島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県」への旅行やボランティアの方の宿泊がお得になる観光支援事業です。
この「13府県ふっこう周遊割」は、旅行者が対象となる2府県以上をまたぐ、もしくは同一府県における合計2泊以上の連続した宿泊に対して支援金を交付されるものと、ボランティア活動に参加する方が対象府県において行った2泊以上の連続した宿泊に対して支援金を交付されるものです。
先日、高知の宿毛市から愛媛県の大洲市まで走って行くというプロジェクトを行った際に、高知に一泊、愛媛に二泊したためこの制度の対象となり、申請してみたのでその時の注意点をメモしておきます。(まだ申請が通っているわけではないので本記事が正しいかは別問題です。あしからず)
ふっこう周遊割の宿泊証明書をホテルに依頼
いくつかの書面を申請書として送付しないといけないのですが、旅行中に必要なのは宿泊証明書。これは宿泊先が「宿泊しましたよ」ということを証明してくれるものであり、現地でチェックアウトの際に貰うのが最短です。
自分が今回宿泊した3つのホテルのうち、2箇所はふっこう周遊割事務局の宿泊証明書の様式を用意済みでした。そのため
「ふっこう周遊割の様式で書いてある宿泊証明書を頂けますか?」
と頼めば、こちらは何も用意する必要はありませんでした。
唯一、ふっこう周遊割について不案内な宿があり、電話では宿泊証明書発行は大丈夫と聞いていたのですが、現地で周遊割の説明をしたところ、
「こちらでは用紙はないのでお客様が用意してください」
と言われました。
用紙準備の有無についても事前に確認しておくのが間違いないでしょう。
宿泊証明書はコンビニプリントの設定を
もし証明書を持参しないといけない場合、用紙を印刷して持参するのもよいですが、紛失したり、グシャグシャになるリスクがありますよね。
そのため事前にスマホでコンビニプリントで印刷できる準備を整えてから旅先に出ることにしました。
「用紙はご用意ください」と言われた宿では、近くのコンビニに行って印刷したものを持参して記載してもらいました。
コンビニプリントは、コンビニによってやり方が異なります。宿に近くで印刷することを想定して、適切なコンビニプリントを選択してください。
セブンイレブンの場合は「ネットプリント」
その他のコンビニ(ファミリーマート、サークルKサンクス、ローソン、セイコーマート)の場合は「ネットワークプリントサービス」を使います。
補助対象は「税抜き金額」
用紙を渡して、あとは宿泊証明を書いてもらうだけ...と思ったらまだ落とし穴がありました。
宿泊証明を書いてもらう上で注意しないと行けないのは、今回の制度の補助対象は税抜き金額のみ!!
そのため、宿泊証明書に記載する金額も必然的に税抜き金額である必要があります。実は3つのホテルでもらった宿泊証明書のうち一件は税込金額で書いてあったため、自宅で金額を書き直すハメに!
宿泊証明の様式にも「税抜き金額」の記載はありますが、念のためフロントには
「税抜き金額でお願いします」
と一言添えたほうが無難です。(ついでに入湯税も対象外だそうです)
県ごとに様式がびみょ〜に違う
旅先から帰って、書類を書いていて気づいたのですが、申請書類の様式は、微妙に県ごとに異なるようです。
まずは、申請先が違います。愛媛県では県知事、高知県では事務局となっています。なので、間違って別の県の様式を使ってしまうと、受理されない可能性が大です(忖度してくれないですよね。。。)
また、同封する書類も若干異なります。例えば、愛媛県では振込先の通帳の口座情報部分のコピーを同封することになっていますが、高知県では不要です。
つまり、申請書の様式が、県毎に微妙に異なるため、用紙の申請先を間違えないようにすることが重要!ということです。
送付先は別、でも住所は一緒
各県の様式に則った書類を用意し、各県のふっこう周遊割事務局に送る必要があります。別々の事務局宛てになるのですが、送り先の住所は実は一緒です。
別々の封書で送ってもよいですが、私は県毎にファイルを分けて、そのファイルをまとめて一つの封書として事務局に送りました。
この方法が正しいかはわかりません(まだ振り込みされていないため)が、以前愛媛県の事務局に電話で確認した時に「まとめて送っていいですよ」という回答を頂いたことがあり同封したのですが、事前に送付については該当の県事務局に確認したほうがよさそうです。
まとめ
つらつら書いてきましたが、注意点をまとめると次のようになります。
・申請書は提出する県毎の指定のものを使用すること
・県毎に用意する書類が異なるので確認すること
・補助対象は税抜き金額のみなので確認すること
・ふっこう周遊割の宿泊証明を発行できるか事前に宿泊先に確認すること
・宿泊証明書を用意しないといけない場合はコンビニプリントが楽
・書類の送付方法については該当県の事務局に確認すること
使いづらい、でも使って来て欲しい
利用者視点からすると、この制度は言うは易く行うは難しという印象。手続きが煩雑で申請するのが面倒です。
ですが、それでも是非ともこの制度を有効に使って、西日本に旅行に来て欲しい!!サイトを見ると、予算消化率が、兵庫、広島、愛媛では後少しのようです(広島は今週11/15到着分で終了予定)。さぁ急いでください!!