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2022.06.19 なんとか田植え&山の幸

鮮やかな花

水が溜まらず苦心していた田んぼですが、取水パイプの位置を変えて、なんとか半分だけ水が溜まったのでエイヤで田植えをしてきました。

苗の準備が大変

苗床に使っていた場所に行ってみると、ところどころに苗が伸びていました。しかしここから泥を取り除いて苗だけ分離しないといけません。
この作業が思ったよりも大変でした。

雑草と一緒に育つ苗
泥を避けて苗だけにする
泥ごとかき出し苗を分離するのが一苦労

なんとか、苗をとりだしたのですが、思ったよりも数が少ないのに驚きました。うーむ、なかなかうまく行かない。。。

苗はバケツに2つ分のみ。。。

田んぼに線を引く

苗の準備ができたところで、田植えのため位置を決めるために田植え定規で線を引きました。しかし田んぼの端しか使ってないため、かなりカーブがかかっていて線をきれいに引くのが大変でした。

縦に線を引く
横に線を引く
線引き完了!

なんとか線を引いたのですが、水が濁って線が見えないのでしばらく休憩することにしました。

そうそう、田んぼにはたくさんのイモリ、ヒメゲンゴロウなどがいましたよー。


いざ田植え!

休憩後に、早速田植えの開始!交点に苗を植えていくのですが、泥に埋めていくこの行為は、個人的にはなんだかとても気持ちいい。テレビでは何度も見たことありますが、実際にやってみるのは初めてです。


手分けして田植え

足元に気をつけながらリズミカルに植えていくこの行為は、昔は早乙女と呼ばれる女性たちが田植え歌を歌って行っていたそうです。

確かに、広い田んぼをひたすら田植えするのは大変ですが、昔の日本人は、歌を歌いながら楽しんで田植えをしていた様子が、民俗学の本などを読むと伝わってきます。

そんな事を感じて、楽しいなぁと思っていたら、用意していた苗はあっという間になくなってしまいました。楽しい時間はあっという間に過ぎ去るんです。

あっという間に完了

田植えの後はお楽しみ山の幸

田植えが終わった後は、近くのヤマグワの実を食べに行きました。

前回、息子と来たときもたくさん食べたのですが、その時いなかったKさんにクワの実を食べさせてあげたくて行ってみました。シーズンが終わりかけですが、なんとかまだクワの実があり皆で頂きました。

クワの実をとるKさん

その後、Wさんが「もっと甘い実があるよ」と教えてくれたので、後についていきました。そして見つけたのが、これ!

きれいなオレンジの実で、クワの実ににていますが、食べてみると確かに甘く最初は美味しいと感じました。しかしすぐに後味というか舌の上になにかひっかかるものが残るのです。

この実はヒメコウゾといい、和紙の原料となるコウゾの親戚です。ヒメコウゾ自体も和紙の原料となるようです。


ヒメコウゾ
見た目は美味しそう!

食べた後の舌に残るなんとも言えない残る感覚のことを、Wさんは「はしかい」と呼んでいました。確かに言葉にするのは難しい感覚でしたね。ヒメコウゾは直接食べるより、ジャムとかジュースにしたほうがよさそうです。

あ、そうそう、野生のナシもありましたが、全然甘くありませんでしたw

全然甘くないナシ。。。

最後に梅をたくさんゲット

さぁ、そろそろ帰ろうかというタイミングで、Wさんが

「梅でも持ってかえる?」

という一言で、帰り際に梅の実を取りに行きました。高い木の上になっている梅を長い棒で叩いて落とすというワイルドな方法で、かなりの梅を落としました。

しかし落下してくる梅が頭に当たると結構痛い!二人でブルーシートを持って待っていましたがその破壊力にびっくりです。

それでもたくさんの梅がとれたので、持ち帰って梅干しにしたり、酵素ジュースにしたりします。お米の収穫時に、梅干しおにぎりにして食べれると最高です!

たくさんの梅をゲット!

今後は稲の成長を見守りつつ、どんな生きものが田んぼに来てくれるかを観察したいと思います。

皆様のサポートによって、より新たな知識を得て、知識と知識を結びつけ、実践した結果をアウトプットして還元させて頂きます。