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夕方、出先から母に電話(生存確認)をすると 必ず母がすがるように 「なるべく早く帰って来てな〜寂しいねん」 と嘆く。 日課のように行われる母の嘆きが すごく不快で煩わしく鬱陶しい。 嫌な気持ちに覆い被せるように 私は心の中で母を責める。 無意識に沸き起こってくる責めの言葉。 「自分だって小さかった私を仕事だ何だと言って 家で夜遅くまで待たせていたくせに」 胃が痛くなるくらい空腹で母の帰りを待っていた記憶がよみがえる。 もちろん一日仕事をして女手1つで私たちを育ててくれ