「行ってよかった」と帰れるように
勤務校は、今日から2学期が始まった。
朝、教室はザワザワ。
うるさくもなく、静かでもなく、でも何か落ち着かない。
子ども達からは、久しぶりに友達と顔を合わせた嬉しさが感じられる。
同時に、少しの緊張や、自分の話をすることへの躊躇、相手のことを聞くことへの遠慮なんかも。
それで、なんだか周りをうかがうような空気になる。
さて、そんな夏休み明けの初日。
この日は、何かとやる事が多くて忙しい。
ともすると、テキパキ、テキパキ、ガガーッと…
一日を終えて、子ども達が帰った後に
「あれ?あの子は今日、どんな表情だったっけ?」
子どもの顔が思い浮かばないという事態に陥る。
(子ども達が落ち着いて見える分、この日は一方的な指導がしやすく感じる。)
僕は、こういう1日の過ごし方はもったいないと思う。
夏休み明け、なんとか起きて、緊張して学校に行く。
それなのに、頑張って1日過ごして、緊張したまま家に帰るなんて…辛すぎる。
どんな形であれ、子ども達には
「行ってよかったー!」と思って、帰ってほしい。
だから、休み明け初日は、緊張や躊躇をほぐすことを大切にする。
そのために、評価される不安を減らし、自分の話をする、相手の話を聞く活動を行うようにしている。
(その点、思い出1分間スピーチは恐怖でしかない。)
ピリッとした空気の中では、雑談さえも自然には生まれづらいものなのだ。
こうした雑談を生む活動には、いろいろなものが有る。
僕もこれまで、
「ハッシュタグトーク」や、
「なんの数字でしょうクイズ」や、
「しるらないカード」を使った活動など、
いろいろと行ってきた。
【参考:ハッシュタグトーク】
いろいろな活動のチョイスが有る中で、学級の実態を鑑みて、今年は「サイコロトーク🎲」にした。
学級の実態を詳しくは書けないが、サイコロトークが持つランダム性と受動的に活動できる性質が、今の学級にはマッチしている。
ネタを多く知っていることより、この「活動の選球眼」が大切だと思っている。
ということで、前置きは長くなったが、最後にサイコロトークの資料を紹介して終わりにする。
どんな形でもいいので、
「(ま、ちょいダルいけど)学校行ってよかったわ。」
くらいの気持ちで、子ども達が帰れるような初日を送ってはいかがでしょう?