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第8回 4代目 25クイーンセイコー

いよいよ4代目です。実はクイーンセイコーシリーズの中で店主が一番気に入っているのが、この4代目なんです。
外観は3代目と大きく変わりませんが、ムーブメントが素晴らしいんです。画像のアップを添付しておきます。

このCal2539は3代目Cal2519の特別調整品となります。文字盤に誇らしげなSpecialの文字が輝いています。以下が特別調整品の内容です。

・23石→25石(国産手巻婦人機では最多石)
・ダイヤアジャストという緩急装置をこの機種だけに装備
・ムーブメントはコートドジュネーブ仕上げの金メッキ仕上げ
・裏蓋には金色メダリオンの復活(王冠マークとSEIKO表記の2種類あります)

3代目に比べてバリエーションは少なく、ステンレスケースでは裏蓋のメダルが王冠になっている前期型とSEIKO表記になっている後期型の2種類が現在のところ確認できています。
また、素材違いとして18K無垢とホワイトゴールド無垢があります。
(残念ながらホワイトゴールド無垢のものは、まだ出会えていません。)

絹目模様にバーインデックスのシンプルな文字盤です

上が後期型、真ん中が前期型、一番下は金無垢です
金無垢のメダリオンは後期型のものとは仕上が異なっています。


このムーブメント、裏蓋で隠すのがもったいない。裏スケルトンにして眺めたいくらいです。いつか試作機で……夢です。

裏蓋内側もしっかりペラルージュ仕上げが施されています。
見えない部分も手を抜いていません。

18Kの刻印あり