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確定申告のやり方

確定申告は、所得税や控除額を正確に計算し、税務署に申告・納付する手続きです。以下は確定申告の基本的な流れとやり方です。

1. 確定申告が必要な人か確認

次のような場合、確定申告が必要です:
• フリーランスや個人事業主として収入がある。
• 会社員で給与以外の収入(副業収入)が20万円を超える。
• 年間の医療費が一定額を超えた(医療費控除)。
• 不動産所得や株式の売買益などがある。
• 住宅ローン控除の初年度に申告が必要。

2. 必要な書類を準備

以下の書類を用意します:
• 収入証明書:
• 会社員:源泉徴収票(12月末~1月中旬に会社からもらえる)。
• フリーランス:請求書や報酬明細書。
• 経費の領収書や明細(フリーランスや個人事業主)。
• 控除関連の証明書:
• 医療費の領収書や明細書。
• 生命保険料や地震保険料の控除証明書。
• 寄付金受領証明書(ふるさと納税など)。
• 住宅ローン控除の借入金残高証明書。
• 銀行口座情報(還付を受ける場合)。

3. 必要書類を集めたら、収支を整理

• フリーランス・事業主の場合:
• 売上や収入、経費を記録した帳簿を用意します。青色申告の場合は、決算書(損益計算書・貸借対照表)も作成。
• 会計ソフト(例:freee、マネーフォワード)を使うと便利です。
• 会社員の場合:
• 副業収入や控除額を源泉徴収票と合わせて整理します。

4. 確定申告書を作成

税務署の窓口、または以下の方法で申告書を作成します:
1. 国税庁の「確定申告書等作成コーナー」(Web上で入力・作成)
• 簡単に申告書を作成できます。入力後に印刷するか、e-Taxで電子送信します。
2. 会計ソフトを使用
• freeeやマネーフォワードでは、必要なデータを入力すれば申告書が自動作成されます。

5. 確定申告書を提出

申告書を完成させたら、以下のいずれかの方法で提出します:
• オンライン申請(e-Tax):事前にマイナンバーカードやICカードリーダーを準備する必要がありますが、スムーズに手続き可能。
• 郵送で提出:作成した申告書を税務署に郵送。締切日に消印があればOKです。
• 税務署に直接持参:相談しながら提出したい場合に便利です。

6. 納税または還付の確認

• 納税が必要な場合:銀行やATM、クレジットカード、または電子マネーで支払い。
• 還付がある場合:銀行口座に振り込まれるまで1~2か月かかります。

提出期限

• 毎年 3月15日(通常はその年の1月1日~12月31日の収入を対象)。
• 還付申告のみの場合、5年間の猶予があります。

ポイントと注意点

• 経費の証拠を残す:領収書や明細は5~7年間保管が必要。
• 控除を漏らさない:医療費控除やふるさと納税など、適用できる控除を確認。
• 早めに準備を開始:混雑を避けるため、余裕を持って取り組みましょう。

不明点があれば、税務署や税理士に相談することをおすすめします!

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